執筆者:末良 真里奈
vol.35
Coworth Park, Dorchester Collection
皆さん、こんにちは。
前回はイギリスのカントリーサイドにある、カワース・パークについてご紹介しましたが、今回はロンドンのシティーホテルについてご紹介したいと思います。
そしてなんと、今回日本メディアの初ステイとなります!
この感動が冷めないうちに、出来るだけ早く皆さんにこの記事を読んでいただきたく、帰りの飛行機の中で黙々と執筆しております。
今回ご紹介するホテルは、今年3月1日オープンしたばかり。
ロンドンでは初、そして世界では27軒目となるシックスセンシズです。個人的にも、オープンを待ち望んでおりました。
シックスセンシズはIHGホテルズ&リゾーツのラグジュアリー&ライフスタイルカテゴリーに位置するブランドです。IHGが展開するホテルは世界中に約7000軒あり、シックスセンシズの他にインターコンチネンタル、リージェント、キンプトン、インディゴと、皆さんも聞いたことあるホテルがあるのではないでしょうか?
そんな今回はハイドパークとケンジントン宮殿、またパディントンからも程遠くないエリア。歴史的建造物「ホワイトリーズ」(百貨店)が自然派ラグジュアリーリゾートのアーバンプロパティーとなる、シックスセンシズ ロンドンへと生まれ変わりました。



ロビーエリアは緑が広がり、まるでオアシスにいるかのような空間。




まずはジンジャーコンブチャとチョコレートのウェルカムアメニティーをいただきながら、ロビーにてチェックインをします。その際に、タロットカードのようなカードを数枚出していただき、その中から直感で一枚選びます。

私はFennel(フェンネル)のカードを引きました。”幻想にとらわれず、真実と明確さを大切に”。なかなか意味深いものを選んだ様な気がします。。その後Fennelの香りのスプレーをかけていただきました。今まで体験したことのない初めてのチェックイン体験で、とても面白いと思います。また、チェックインをしてくださった、Gabbyの対応が、とても親切かつフレンドリーで、素晴らしかったです。

今回私がステイしたのは、「コーナージュニアテラススイート」。
7階に位置し、広々としたテラスが特徴です。この日はロンドンでも珍しい、快晴。テラスでゆっくり過ごすのに最適です。




テラスは十分なスペースがある為、友人を招いても良いですね。


ウェルカムアメニティーは、総支配人からのお手紙に加えて、シャンパン、リフレッシュドリンク、チョコレートにシューとゴマのクラッカーと、健康を意識したアメニティー。

また、前回シックスセンシズ ヤオノイの記事でもご紹介しましたが、シックスセンシズは、プラスチックフリー。ホテル内どこをチェックしても、プラスチックは一切使用されておりません。その為、客室内のフリーのお水も瓶での提供。飲料水の容器をペットボトルからガラス瓶に切り替え、現地生産することにより、年間2百万本ものペットボトルの削減を実現しています。歯ブラシ等のアメニティー類にももちろん、プラスチックは使用されていません。




ホテル内は、ラグジュアリーなのに遊び心が溢れています。
例えば、客室の扉付近にあるライトをよく見ると、人の手でライトを持っていたり

客室に行くエレベーターは三機あるのですが、中はなんともゴージャスなデザイン、そして三機がそれぞれ赤・青・緑と違ったり

ロビーエリアには、たくさんの動物たちが隠れています。ぜひ、探してみてください。


そして、シックスセンシズといえば、ウェルネス。スパが有名ですよね。

訪れただけで、わお!っと思わせるこのデザイン。

スタジオレッスンの部屋に

ピラティスルーム

ジムはとにかく広く、最新の設備が完備されています。



リラクゼーションエリアも、快適なチェアに自分好みの音楽が選べ

紹介しだすとキリがないのでこのくらいにしておきます。
到着した日は、「バイオハッキングとウェルネス診断」を受けました。これは、自分の生活習慣についての質問に答えながら、スマートテクノロジーを使って健康状態をチェックするものです。金属のプレートに手足を置き、脈拍などを測定して、身体の状態を詳しく分析していきます。

最終的には、身体と心の健康状態が数字ででて、数字が低い部分をドクターと共に掘り下げ、改善のためのアドバイスをもらいます。自分の健康状態を詳しく知ることができ、今後の改善点・アドバイスも後日、メールにていただきましたので、ぜひ実践してみたいと思います。
ディナーは外で友人と約束をしていたため、ディナー前のドリンクを飲みにWhiteley’s Barへ。

内装はラグジュアリーでありながら、決して派手すぎず落ち着いた上質さが漂っています。英国らしい気品とクラシックな雰囲気が感じられ、洗練された大人の空間です。



ドリンクは、魅力的なものがたくさんあり選べなかったので、バーテンダーさんに自分の好みを伝え、作っていただきました。



サクッと一杯でしたが、バーテンダーさん数人とロンドンや日本についての話がいろいろでき、とても有意義で、あっという間に時間も過ぎてしまいました。私以外のゲストは、主にイギリス人男性の方々が、ビジネストークで利用されていた印象です。
さて、翌朝の朝食はWhiteley’s Barの隣にある、Whiteley’s Kitchenにていただきました。緑が広がる、清々しいレストランです。外にはテラスもあり、ペットを連れてきている方も何人かいらっしゃいました。



さすがシックスセンシズ。天然由来で地元の持続可能な栽培法による食材を用いたシックスセンシズ流の食体験「Eat With Six Senses」のポリシーに基づいた、健康を意識したラインナップのビュッフェ。グルテンフリーのブレッドに、パワーショットが四種類もあります。






メインはメニューから。

ベリーとグリークヨーグルト。メインはイギリスやオーストラリアの朝食メニューでは定番のシャクシュカとグルテンフリーのトーストをオーダー。


シャクシュカは日本ではあまり馴染みがないかと思いますが、パプリカやチリなどの香辛料をきかせ、トマトソースで野菜と卵を煮込んだ料理です。これがまた美味しいんです!
朝食はビュッフェとメインで£67(およそ14,000円)です。
そんなヘルシーな朝食をいただいた後は、至福の時間、スパトリートメントです。まずはジンジャーティーをいただき、トリートメントルームに移動します。


移動する際の壁にも、遊び心あふれるデザイン。
今回のトリートメントは、「De Mamiel Lymphatic Body Reset」というもので、リンパの流れを促して、むくみや疲れをリセットするための全身トリートメントを受けました。ブラシで優しく身体を擦り、その後はハンドで流します。60分は本当にあっという間で、90分になるとそれにプラスでフェイシャルも付くとのことです。
トリートメントはNuriyeにしていただいたのですが、彼女はとてもチャーミングで面白く、次回訪れる際のおすすめのトリートメント及びアクティビティーを教えてくれました。ちなみに、60分のトリートメントで£290(およそ62,000円)/ 90分のトリートメントで£370(およそ78,000円)です。

その後は、Herbalist Consultation with Product Making。この、ハリーポッターの世界に迷い込んだかの様な部屋で、まずはRebeccaとカウンセリングをします。

自分の生活習慣、不調に感じること、なかなか人には話しにくい身体の悩みなど。その症状を改善するために、壁にぎっしりとあるハーブの中からデータを元に、オリジナルのティーを作ってくれます。まさに魔術師の様なスキルです。


そしてもう一つ、ティンクシャー。聞いたことないですよね?私も初めて聞きました。
ハーブなどの植物成分をアルコール(ウォッカやホワイトリカーなど)に漬け込み、有効成分を抽出した液状の製剤です。これを飲み物に入れて飲むことで、少量でパワフルな薬効を得れるのだとか。

これも私のデータを元にRebeccaが調合してくれて、完成しました。

初めて取り入れるものなので、どの様な効果が表れるのか、帰国後飲むのが楽しみです!
上記のように、他のラグジュアリーホテルでは取り入れていない、健康に関するアクティビティー・プログラムがシックスセンシズでは多数、用意されています。ただ単にホテルにステイするのではなく、健康になる為にステイするラグジュアリーホテルは、世界でもまだ数少ないです。
チェックアウト前には、最後のランチを、朝食と同じレストランWhiteley’s Kitchenにていただきました。

シックスセンシズでいただく料理は、どれも罪悪感ないくいただけるのが良いですね。ピタブレッドにマッシュルームのロール、チキンウィングスにメインはパスタをいただきました。ポーションもそこまで大きくなく、一人でも完食できました。



デザートもありましたが、、そこまでのスペースは残念ながら残されていませんでしたが、魅力的でした。
こちらのシックスセンシズ ロンドンは、なんと世界中のシックスセンシズで初めての、メンバーシップがあるシックスセンシズなんです。ホテルのエントランスエリア(グランドフロアー)にはレストラン・バーそしてリセプション等があるのですが、ファーストフロア(日本でいう2階)は、Six Senses Placeという、メンバーまたはメンバーと同伴3人まで、そして宿泊者専用のエリアです。
もちろん、レストラン・バーもあり、それに加えてプライベートダイニングエリア、ミーティングエリア、アクティビティーエリアがあります。



最上級のメンバーシップは1年契約で£37,500(およそ800万円)。メンバー専用エリアに加え、スパ施設の利用や多彩なウェルネスプログラムが含まれ、滞在そのものをトータルに充実させる内容となっています。
こうしたメンバーズクラブは、ロンドンに古くから根付く社交クラブ文化を背景に発展してきました。かつての紳士クラブの流れを汲みながら、現代ではプライバシーを重視した空間や、感度の高い人々が集うネットワーキングの場として進化しています。そのため、ラグジュアリーホテル内にとどまらず、市内各所にさまざまな形のメンバーズクラブが存在しているのもロンドンならではの特徴です。
最近では東京にSoho Houseがオープンし、クリエイターや若者を中心に話題となりました。この文化は、今後日本でさらに浸透していくかと思います。
そして、このSix Senses Placeにて驚きの再会が!
以前コロナ前にロンドンの別ブランドのホテルで働いていた際、一緒に働いていたGeorgeがこちらのマネージャーとして働いていたのです!彼は真のホテルマン。同僚からもゲストからも好かれ、彼のホスピタリティーにはいつも感心していました。ぜひ、Six Senses Placeに行って、彼を探してみてください。
いかがでしたでしょうか。
今回のシックスセンシズ ロンドンでのステイは、ずっと楽しみにしていた滞在でした。一般的に、ホテルはオープン直後だとオペレーションがまだ整っていないことも多く、過度な期待はできないものですが、オープンからまだ2ヶ月弱にもかかわらず、スタッフのクオリティの高さに驚かされました。
中でも、この記事で名前を挙げたスタッフの方々はひときわ印象的で、サービスの質の高さを体現していました。
次の旅では、ただラグジュアリーホテルに泊まるだけでなく、心身ともにリラックスし、訪れたときよりも健やかな状態で帰る——そんな体験ができる滞在を選んでみてはいかがでしょうか。シックスセンシズ ロンドンは、その選択肢のひとつになるはずです。


































