vol.13
Wildlife Retreat at Taronga
今回の記事は、シドニーに移住して初めてのホテルステイ!
タロンガ動物園の中にある、ワイルドライフ リトリートにステイしてきました。
これまではテントの宿泊施設しかなかった様なのですが、こちらのワイルドライフ リトリートは2019年の9月にオープンした4〜5つ星のラグジュアリーホテルです。
これまでのホテルステイでは、ホテル内のスパやレストランを使用し、ほぼ部屋から出ない様なゆったりしたステイが中心で、あまりアクティブな事はしてこなかったのですが、今回タロンガ動物園内にある、今までのステイとはほぼ真逆のステイになるであろうこちらのホテルに宿泊するのは、正直初めは不安でした(笑)
それでは早速、紹介していきたいと思います。
シドニーの中心地からも近い、サーキュラー・キー(Circular Quay)にあるフェリー乗り場からタロンガ動物園行きのフェリーに乗ります。
左手にハーバーブリッジ、右手にオペラハウスが見える、最高のビューを楽しむ事およそ12分。
タロンガ動物園の駅に着きます。
シドニーは交通費も高く、こちらの12分のフェリーが$6.43(およそ591円)。時間帯にもよりますが、バスの乗車は一回$3.93(およそ361円)。一週間程滞在する予定のある方は、Opalカードを買う事をオススメします。こちらのカードは、クレジットカードから簡単にトップアップをする事ができ、また、月曜日からカウントして8回以上使用すると、それ以降の乗車が半額になります。
話を戻しまして、タロンガ動物園のフェリーの駅に到着してから、すぐ目の前から出ているBalmoral Beach行きの238番のバスに乗車して二駅、およそ5分で動物園のエントランス付近に到着します。そこから道沿いにおよそ30秒下ったところに、Wildlife Retreat at Tarongaがあります。
ゲートにて予約名を告げると、中に入ることができます。
そこに現れるのは、隠された楽園。たくさんの緑に囲まれた建物が見えてきます。
外からは想像もできない様な開放的なロビーのスペースと、その奥に見えるのはそう、ハーバーブリッジ。
フロントにて温かく迎えていただいて、チェックイン。
そこで説明を受けたのは、午後のツアーと翌日の朝のツアーがある事と、なんと滞在中はタロンガ動物園へのアクセスは無料という事。
通常のタロンガ動物園への入場券はネットから購入すると10%オフでー
大人 $45.90(およそ4,220円)
子供* $27.00(およそ2,480円)*4〜15歳
また、ファミリーチケットもある様ですが、それにしてもこの入場料が滞在費に含まれているという事なので、お得感がありますよね。
さて、気になるお部屋ですが、今回はアニマルビュールームというお部屋にステイしました。
木の優しさに差し色を入れた、シンプルな作り。そして窓から見えるこのビュー。
お部屋にはサステナビリティーを意識した、プラスチックを一切使用していないアメニティーや、オーストラリア産のワインを取り入れたミニバー、アイロンとアイロン台も兼ね備え、またipadから館内の情報も確認でき、何不自由なく過ごせる造りになっています。
午後のツアーに参加する為に部屋からロビーに移動する途中にいたのはなんと、、
こんなに近くで孔雀を見るのは初めてで、ずっと見入ってしまいました。そして孔雀も、人間慣れしているのか、全く怖がっておらず、むしろ近づいてきてこちらがびっくりしました。
そしてサンクチュアリーツアー(Sanctuary Tour)の時間になりロビーに集合し、他の宿泊者の方と合計8人くらいでツアーが始まりました。
こちらのツアーは、館内のボランティアの方がホテル内の動物がいるエリアを案内してくれるという約45分のツアー。
このエリアは、動物園というよりかは、ホテルの建物に囲まれた中庭に動物たちがいて、その中庭を散歩するというイメージに近いです。
目の前を横切るハリネズミに、お昼寝をしているワラビー、残念ながらこの日コアラは木に隠れており、後ろ姿しか見られず。。
中庭とは思えない程の広々したスペースに広がる緑。
あっという間の45分間で、これまで動物とはあまり関わってこなかった私ですが、とても充実した時間を過ごす事が出来ました。
ツアーが終わり、ディナーまでに時間があったのでロビーラウンジで休憩する事に。
こちらはハイビスカス ジンサワー。
ハーバーブリッジを眺めながら頂くカクテルは、格別ですね。
ディナーの時間になり、レストランへ。これがまた、眺めが最高なんです。
ハーバーブリッジの南に住んでいる私は、今まで見る事のなかった景色。
コースメニューは、2コースで$100(およそ8,800円)、3コースで$120(およそ10,600円)。
それぞれ何種類からか選択する事ができ、私はオイスター、海老のグリル、付け合わせの野菜に、チーズケーキを選択しました。
まず、シドニーに来たらオイスターを食べてみてください。
日本の大粒のプリッとしたのとは違い、こちらのシドニーロックオイスターはこぶりでクリーミー感もないので、さらっと食べれてしまいます。
そしてオーストラリアといったらワイン!美味しいオイスターに、美味しいワイン。食事が進む事間違いなしです。
また、レストランの雰囲気も◎
ファインダイニングの様なカチッとした感じも、カジュアルすぎる事もなく、ファミリーでもカップルでも訪れやすいと思います。
動物たちの鳴き声で目覚める朝。
運が良ければ、部屋の窓からコアラを見る事も可能との事。また、部屋のカテゴリーによっては、一階の部屋からカンガルーを間近に見る事も出来る様です。
さて、ディナーを頂いたレストランと同じ場所で、朝食を頂きました。
ビュッフェ形式で、何種類もあるパンと、サラダ、温かい食べ物もあります。
またここでオーストラリアあるあるなのですが、とにかくコーヒーが美味しい!!
日本に住んでいる時は、某有名チェーン店のコーヒーをよく飲んでいたのですが、シドニーに来て、バリスタが作るコーヒーを飲み始めてからは、もう某有名チェーン店のコーヒーが飲めなくなってしまいました。
そして、カフェがオープンする時間が朝の6時ごろなので、お休みの日でも朝起きてすぐにコーヒーを買いにいっているほど、美味しいです。ぜひトライしてみてください。
話を戻しまして、朝食が終わり朝のツアーに出かけます。
このツアーは、タロンガ動物園がオープンする午前9時30分よりも前に宿泊者限定で入れるという、特別なツアーです。
こちらもまたスタッフさんに案内してもらい、説明を受けながら、たくさんの動物を見る事ができました。
のんびりとくつろぐカンガルー
タスマニア島にしか生息しないと言われている、タスマニアデビル。肉食動物。
ツアーが終わってもそのまま園内に残る事ができ、2時間程散策しました。
普段見る事のない動物達に出会え、とても楽しい時間を過ごす事ができました。
そしてオーストラリアといったら、コアラ!!
こんな間近に見る事が出来ました。こんな可愛く見えるコアラですが、実はすごく凶暴なので、お気をつけください。。
チェックアウトは10時と少し早めですが、朝食を食べてからすぐにチェックアウトをし、荷物を預けて動物園に行く事が出来たので、散策が終わってからスムーズに荷物を受け取り、出発する事が出来ました。
そして!タロンガ動物園とワイルドライフ リトリートのどちらも非営利団体の為、収入の全てが野生生物保護プログラムに使われるのです!
私たちが支払った宿泊料金や飲食代が動物達の飼育に使われていると思うと、ステイをただ単に楽しむだけではなく、動物達を救った気持ちになりますよね。
では最後に、プロジェクトマネージャーのライアンさんからのメッセージです。
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ワイルドライフ リトリート タロンガはオーストラリア固有の野生動物と、シドニーで最もラグジュアリーな宿泊施設を体験するのに最適な場所です。皆さんにお会い出来るのを、楽しみにしています。
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いかがでしたでしょうか?
今回は今までとは少し違い、オーストラリアならではの『体験型』のラグジュアリーホテルにステイしてきました。自分が想像していたよりも遥かに楽しいステイになり、自分自身が一番びっくりしています。ステイしていた方のほとんどがファミリーやカップルで、大体皆さん2-3泊が平均の様です。料金は時期によっても変わりますが、$500-$600(およそ44,000円から52,000円)が平均。シティーからのアクセスも良いですし、ワイルドライフ リトリート タロンガに二泊、シティーに三泊くらいのステイが、シドニーを楽しむには良いかもしれません。
ぜひ、次の旅行の参考にしてみてください。
Wildlife Retreat at Taronga
住所:Bradleys Head Rd, Mosman NSW 2088, Australia