vol.15
The Westin Melbourne
皆さん、こんにちは。
シドニーに移住してから毎月一回はどこかへ旅行するようにしているのですが、今回はシドニーから飛行機で1時間ちょっとで行ける、メルボルンに行って来ました。
メルボルンには2014年に旅行したのですが、全く何も覚えていない!!という事で、この機会に一人旅をする事にしました。というのも、メルボルンにはステイしたいホテルが沢山あって、昔からの定番ホテルに、2ヶ月程前にオープンしたメルボルンで今話題のホテル。そして、今年の10月にシドニーにもオープンするあのホテル。一人旅だからこそホテルを思う存分楽しむ事ができます。今回は三泊四日のメルボルン旅行でステイした、一泊目のホテルについて、ご紹介していきたいと思います。
メルボルン空港からシティーに行く方法は、Sky busまたはタクシーの二通り。(またはUber)
Sky busは空港から外へ出て、誰でも気付くくらいの大きな看板があり、チケットマシーンで簡単にチケットを買う事ができます。およそ30分の移動で$22と少し割高な気がしますが、電車等が通っていない為、この方法しかない様です。
さて、このバスでシティーセンターのSouthern Cross(サザンクロス)駅まで行きます。
この駅から歩いて20分またはトラムに乗って10分で、今回ご紹介するホテル「ザ ウエスティン メルボルン」に到着します。
ちなみに中心地にはフリーゾーンというのがあり、その範囲ならトラムに無料で乗る事ができるという、とても便利なサービスです。その範囲より外へ行く場合にはカードをタップしなければいけないのですが、今回の旅ではその範囲から出る事がなかったので、全て無料で移動する事ができました。
話を戻しまして、ザ ウエスティン メルボルンは今から23年前の、2000年にオープンしました。
重厚感があり、ベテランのスタッフさんがたくさんいる印象です。
広々としたロビーラウンジには、多くの人がティータイムを楽しんでいました。
私が今回ステイしたお部屋はデラックスルームの、エクスターナルビューのお部屋です。
古さは感じますが、充分過ぎるくらいお部屋も広くて更にバスタブもあり、ミニバーにも必要な物が揃っており、とても快適に過ごす事ができました。
ウェルカムレター、ウェルカムドリンクとフルーツのアメニティーがセットされていました。
そしてザ ウエスティンといえば、このheavenly spaのホワイトティーの香りのバスアメニティーが使用されています。お気に入りのバスアメニティーの一つです。
また、地下にはジム、プールにサウナ、スチームルームまで完備されています。
今回の旅でも、毎日ジムに行く!と意気込んではいたのですが、またまた一回も行かずに終わりました。。次回こそは!!
メルボルンを訪れたのが約10年前という事で、ホテルのコンシェルジュの方に、この旅で行くべき場所を聞く事にしました。
そして担当してくださったスタッフさんが、イアンさんという何ともチャーミングなこちらの男性。日本名はしんたろう。なぜしんたろうなのかと聞くと、「私はサムライなんだ!」と、刀を振る動作をしてくださいました(笑)
オススメの観光スポットを聞いたのですが、これまでのメルボルンの歴史や、なぜその様な名前が付いたのか、なぜそのスポットを訪れるべきなのかを、事細かくお話してくださいました。
またそれだけではなく、たまに冗談も交えて、話していてとても楽しい!!
普段はホテルのコンシェルジュを利用する事はほとんどないのですが、今回たまたま利用し、イアンさんとお話しする為にまたこのホテルに宿泊したい!と思っている人がたくさんいるんだろうなーっと思いました。私ももう、すっかりファンの一人になりました。
さて、ザ ウエスティン メルボルンは立地がとても良いので、徒歩圏内で様々な場所へ行けます。
まずその一つに、The Block Arcade(ブロックアーケード)があります。
1892年にオープンしたこちらのアーケードは、ビクトリア建築を取り入れた大変美しいアーケードで、メルボルンで最も愛されているアーケードの一つです。
また、メルボルンで最も由緒あるカフェ、ホープトン・ティールームがある事でも有名です。
緑と白の壁紙と、ショーケースに並ぶ色とりどりのケーキは、アーケードを歩いている人たちの足を止める程、魅力的です。
オーストラリアはコーヒーで有名とされていますが、その中でもメルボルンは別格です。
多くの有名なコーヒーショップはメルボルンが発祥だったり、多くのコーヒーメーカーもメルボルンを拠点としている事が多いです。
その中でも有名なカフェの一つに、Brother Baba Budan(ブラザーババブダン)があります。
天井に吊り下げられたたくさんのイスが特徴的な、こじんまりとしたカフェです。
そして、オーストラリアといえば、フラットホワイトが有名です。
ラテは、ミルクをたっぷりと使用し飲みやすいですが、それに比べるとフラットホワイトはエスプレッソの割合が多く、エスプレッソのコクと香りが楽しめるコーヒーです。
私も今まではラテ一択だったのですが、数週間前にフラットホワイトを初めて飲み、それからはフラットホワイト一択になりました(笑)
そして閉店間際だったという事もあり?、スタッフさんに、クロワッサン食べる?と尋ねられ、サービスでくださいました。
外はパリパリ、中はしっとり、バターの香りが口いっぱいに広がり、美味しかったです。
そしてオーストラリアに来て思ったのは、こちらのカフェは閉まるのが早い!
6時、6時半頃と朝早くからオープンしている事もありますが、大体どこも2時半、3時頃までしかオープンしていないです。
日本の様な、ディナーの後にカフェでコーヒーを。とはいきません。
コーヒーとクロワッサンを堪能した後は、お散歩がてらState Library of Victoria(ビクトリア州立図書館)へ。
世界で最も美しい図書館の一つと言われているこちらの図書館は、1854年に設立されたオーストラリア最古の公共無料図書館なのです。
美しすぎませんか?この図書館。
この図書館でなら、勉強したくなる気がします。
そしてホテルへ帰り、ロビーラウンジで少しゆっくりとしてから、就寝しました。
さて、早起きをしてお目当ての、クロワッサンが有名なあのお店へ。
メルボルンで一番有名なベーカリーじゃないでしょうか?
「Lune Croissanterie」という、世界一のクロワッサンと称され2018年にオープンしたお店です。
7時半にオープンとの事で、オープンと同時くらいに行ったのですが、既に20人くらい並んでいました。ちなみに、これは火曜日です。
ええー、もうこんなに!?と正直びっくりしましたが、期待値は高まります。
およそ20分程で注文する事が出来ました。レジにはわかりやすく、サンプルが並んでいます。
お店一番人気のアーモンドクロワッサンと、KOUIGN AMANNという、デニッシュ生地?のパンとフラットホワイトを購入。
オーストラリアに来て驚いた事の一つに、パンの値段の高さがありますが、ここは更に高くてびっくりしました。アーモンドクロワッサン$11(およそ1,000円)、デニッシュ生地のパン$8.1(およそ750円)、オーツミルクのフラットホワイト$6(およそ550円)。
いやーー$6、$7のクロワッサンは見慣れてきましたが、さすがに$11は強気ですよね。
しかもそれでいて大行列、お店の閉店時間よりも前に売り切れになるのですから、凄いとしか言いようがありません。
隣にいたマダムがスタッフさんと話していて、一週間のうちに4日間ここへ来て、友達達と食べる用にと合計31個のクロワッサンを買ったと聞いて、開いた口が塞がりませんでした(笑)
店内のオープンキッチンで、作る工程が見れて待ち時間もあっという間に時間が経ちました。
さて、肝心の感想ですが。
まず、見た目は日本のクロワッサンに比べてかなり大きめ。そして中にアーモンドクリームが入っている為、ずっしり重みもありました。
外の生地はサクッサクで、その後にアーモンドペーストの甘みがふわっと口の中に広がります。
甘いですが、クドイ甘味はないです。ですが一つが大きいので、半分くらいで充分です(笑)
また食べたい美味しさではありますが、並ぶ事と一つ$11という事を考えると、どうでしょう?といったところです。ですが、一度は食べてみる価値は充分にあります。
お腹がいっぱいになったので、またお散歩に出掛けました。
無料トラムに乗り、トラムの最終の駅であるQueen Victoria Market(クイーンビクトリアマーケット)に行きました。クイーンビクトリアマーケットは、1878年にオープンした、南半球最大のオープンエアーマーケットです。
新鮮な野菜に魚、お肉にチーズ、スパイス系も、とにかく幅広いジャンルの物があります。
メルボルンに住んでいたらきっとスーパーには行かず、この様なマーケットでオーガニックな食材を購入し、料理がしたくなるんだろうなーっと思います。
その後はまたトラムで中心地まで戻ってきて、コンシェルジュのイアンさんがオススメしてくれた、Degraves St(デグレーブストリート)へ。
フリンダースストリート駅のすぐ北に位置しており、オシャレなカフェやレストランが立ち並んでいます。生憎、お天気は良くなかったですが、晴れた日にはテラスでお茶をしたくなりますね。
いかがでしたでしょうか?
本当はまだまだ行きたいカフェもあったのですが、なかなかコーヒーの飲める量も限られており、一日に5件はまわる予定だったのですが、結局2軒しか行けませんでした。。
メルボルン一日目で思った事は、シドニーに比べて人も温かくフレンドリーで、思っていたよりまだ寒くもなく、メルボルンに移ってもいいかも!?と思う程。
そしてザ ウエスティン メルボルンのコンシェルジュスタッフ、イアンさんに会う為だけにまたこのホテルに戻って来たい。とも思いました。
次の記事では、今回の旅の目的であった大本命ホテルをご紹介します!
思い出すだけでワクワクしますし、また近々ステイに行きたいと思うホテルです。
お楽しみに〜!