執筆者:末良 真里奈

vol.11
The Ritz-Carlton Koh Samui

前回のスペイン編に続き、今回も海外のホテルをご紹介いたします。

タイ バンコクから飛行機でおよそ1時間。サムイ島にある、リッツカールトン コサムイに行って来ました。バンコクには数回行った事があるのですが、離島は今回が初めて。
という事で、早速ご紹介いたします。

サムイ島の空港は、今まで降りた空港の中で一番小さい空港じゃないかな?と思うくらい、こじんまりしています。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

予めホテルに車をお願いしていたので、スタッフさんに空港からピックアップをしてもらい車を走らせる事およそ15分。
広い敷地を抜け、入り口に到着しました。

リッツカールトン コサムイ

ウェルカムドリンクのココナッツウォーターを頂き、チェックインの時間にはまだ早かったので、ホテル内を散策する事に。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

昼食をまだとっていなかった為、プールを通り過ぎた所にある、Sea Saltで少し遅めの昼食を取ることにしました。
レストランからのビューがこちら。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

この日は少し雲がかかっていましたが、この開放的なビュー。
バンコクだとどうしても人で溢れかえっているし、あまり東京と変わらない、大きな街だけれども、リゾートに来るとバケーションに来た!!っていう気になりますよね。
フレッシュジュース、ビーフがのったタイサラダ(これかなり辛かったです)とタコスをオーダーしました。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

3枚目のフォカッチャも、オリーブオイルがしっかり染み込んでいて美味しかった〜
このビューを見ながらっていうだけで、食事が+50%は美味しくなります。
お腹がいっぱいになり、まだお部屋が出来るまでに時間があったので、プライベートビーチの散策。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

隣にはすぐプールが。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

バーが隣接しているので、ソフトドリンクはもちろん、アルコールを飲みながらプールでゆったりする事も出来ます。
時間帯によってなのか、スタッフの方がミニマルガリータをサービスで配っていました。

 

さて、お部屋の準備が出来た様です!
ホテルの敷地内は広くて迷子になりそうなので、移動は全てゲストサービスに電話をして、バギーで移動です。リゾートあるあるですよね!

今回私がステイしたのは、Ultimate Pool Vila(アルティメット プールヴィラ)
およそ97平方メートルの広々としたオーシャンビューのお部屋に、プライベートプール、プライベートテラスが付いた、何とも贅沢な作り。およそ、一泊12万円でした。

まず、お部屋に入って一番初めに目についたのが、このアレンジメント!!

リッツカールトン コサムイ

バスタオルで作られた像に、”Welcome to Koh Samui”の文字と薔薇の花びらのデコレーション。このデコレーションって、特別なお祝い事を事前に知らせた時や、こちらからお願いしないと普通はないので、特に特別な日でもなかった私たちに、このサービスがあるとは予想だにしておらずとっても嬉しい!!
そしてこのリッツカールトン コサムイ限定のハットのプレゼントまでも!左が女性用、右が男性用なのですが、リッツカールトンのロゴが入っており、とても可愛い!

リッツカールトン コサムイ

後でホテル内のショップでハットを販売しているのを見たのですが、デザインが違いました。、、という事はこのハットはホテルからのウェルカムギフトとして受け取った人しか持っていない!?スペシャル感満載です。

そしてこのウェルカムアメニティーまでも!

リッツカールトン コサムイ

あれ?私たち、ハネムーンで来たんだっけ?今日って誕生日だっけ?っていうくらい至せり尽くせりのサービス。
マカロン、チョコレート、グミ等のスイーツに、ボトルの赤ワイン、そしてリッツカールトン コサムイの焼印が入ったココナッツジュース。

リッツカールトン コサムイ

リビングから見えるプールと海。

リッツカールトン コサムイ

広々としたバスルーム。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

そしてアメニティーが、女性の皆さんに朗報。diptyqueだったんです!今までステイしたホテルでdiptyqueをアメニティーとして使用しているホテルはここだけです。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

お風呂からも海を見る事が出来ます。

リッツカールトン コサムイ

外に出て、プライベートプールに、プライベートテラス、もう外のスペースだけでも普通のホテルのお部屋くらいの広さがありそうです(笑)

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

もうこれだけ素敵なお部屋だと、何もせずお部屋にいたくなるのですが、ここリッツカールトン コサムイは、ホテル内の施設が充実しすぎていてお部屋にずっと居ては逆に勿体無い(笑)

バギーで移動して、レストラン、コンシェルジュ等がある棟へ。
こちらはバギーを待ったり、ゆっくり寛ぐスペースなのですが、もうスペースが広くて広くて。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

階段を抜けると、インスタ映えスポット発見!

リッツカールトン コサムイ

私もしっかりと写真を撮らせていただきました(笑)

そこを抜けるとまた緑が広がり

リッツカールトン コサムイ

ムエタイと卓球台を発見。

リッツカールトン コサムイ

歩いて少し降ると、今度はミニゴルフ場が。ちゃんとパター用のクラブとゴルフボールも準備されており、子供から大人までみんなで楽しめますね。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

卓球をして、ミニゴルフをして、ホテル内を散策してお腹が空いたので、ディナーの時間です。
ホテル内の、Pak Taiというタイ南部で代々受け継がれてきたお料理を提供しているレストランに行きました。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

一つ一つがヴィラの様な個室の様な作りになっており、二人だけの空間を楽しむ事が出来ます。

お料理はスタッフの方にオススメしていただいた、ソフトシェルクラブ、海老のお料理と、シナモンの効いたマッサマンカレーをオーダーしました。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

ドリンクはもちろん、タイに来たら毎日飲んでいる、タイアイスティー。皆さんも試された事ありますか?日本のアイスティーとは全く違い、強く発酵させた茶葉を使用する為、濃い赤茶色のお茶が抽出され、そしてそこに練乳を入れた飲み物です。その甘さがやみつきになります。

そしてタイの有名なスイーツの、マンゴースティッキーライス。
マンゴーと餅米?え?ってなるかもしれませんが、タイに行ったらぜひ試してみてください。これがまた上手くマッチするんです。

リッツカールトン コサムイ

そしてこのレストランで私たちを担当してくださったベテランのタイ人女性(名前は失念。。)が凄く良くしてくださり、どうやら翌日にメインのレストランで屋台ディナーのイベントがあるとの情報を教えてくれて、更には良い席を取っておいてくれるとの事!

お腹もいっぱいになり、バギーでお部屋まで送ってもらい、お部屋に入ると、、

リッツカールトン コサムイ

チェックインした時にお出迎えしてくれた像さんのメッセージが”Good Night”に変わっている!
いや〜この様な小さなサービス一つでHappyな気持ちになれますよね。
ラグジュアリーホテルはただ高い値段を払うだけではなく、この様な”サービス”にお金を払っていますよね。何だかうるっときちゃいました。

そして枕元にはドライマンゴーのサービスまでも。

リッツカールトン コサムイ

 

一夜明けて朝食の時間です。
ビュッフェがとっても充実しています。タイ料理はもちろんの事、ウェスタン料理に、数々のベーカリーにスイーツまで。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

ここに来て驚いたのは、かなりのゲストの数!ホテルの敷地が広くて、どこにいてもそこまで他のゲストに会う事はなかったのですが、朝食は大体皆さんレストランでとるので、ここに来てようやく色々なゲストに会う事が出来ました。

さて、話は朝食の内容に戻り、マッサマンカレー、トムヤンクン、グリークサラダ、フルーツ等をいただきました。もちろんベーカリーとスイーツも忘れずに。

リッツカールトン コサムイ

お腹がいっぱいになったところで、またまたホテル内を散策していると、ビリヤードを発見。
しかもこのビューで。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

コンシェルジュを通り過ぎ、工事中の先の場所に位置していて分かりにくく、いつ行っても誰もいなかったので毎日二回はプレイしていました(笑)

そして私の大好きな、スパタイム。
洗練されたスペースでまずはドリンクを頂き、

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

その先に案内されると、外からは想像も出来ないような別世界がそこに。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

トリートメントルームはそれぞれヴィラになっており、カップルでも施術を受けられる様にベッドも二つありました。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

至福の、90分のトリートメントは一瞬で終わり。。
そしてスパの敷地内を数分歩き、違う棟に案内していただき、ジンジャーティーとセイボリーをいただきました。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

それにしてもこのスパの敷地、贅沢すぎるくらいの広さです。そしてこのスパの敷地内に、トリートメントを受けた方限定のプールが。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

他のゲストもおらず、一人で独占出来そうなくらいです。

さて、夜はお待ちかねの屋台ディナーのイベントです。
レストランのバーを通ると、”Appreciation Hour”というイベントをやっているではないですか。

リッツカールトン コサムイ

そうそう、確かチェックインの際に説明があったのですが、週に3回ホテルがゲストへの感謝の気持ちを伝える場、そしてゲストとゲストの交流の場として、Appreciation Hour = 感謝祭を開催しているようです。この様な交流の場があるのはいいですね。

そしてメインのレストランに行くと大きなクリスマスツリーが!

リッツカールトン コサムイ

屋台の種類も豊富で、どれもとっても美味しそう。自分が食べたい料理がある屋台に行き、その場で作ってもらうスタイルです。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

これも!それも!あれも!って沢山取りに行っていたら、テーブルの上がいっぱいに。
どれも驚くくらい美味しい。
でも、辛い物が好きな私ですが、グリーンカレーは辛過ぎて流石に食べられませんでした。。
辛さ控えめで。と作る際にお伝えしたら、辛さを調整してくれるみたいです。

そしてこちらのディナー、アルコールも飲み放題!
ワイン、ビールをはじめその他のアルコール、もちろんソフトドリンクも飲み放題です。

そしてこのディナーは、これだけではないのです。
なんと、ステージでタイのダンスショーが披露されるのです。

リッツカールトン コサムイ
リッツカールトン コサムイ

2枚目の写真を見ていただけると分かる様に、笑いもあり、めちゃくちゃ楽しいショーでした。
楽しい時間は、あっという間に終わってしまいます。

 

その他、今回は行かなかったですがホテルの敷地内にテニスコートもあり、そして無料のアクティビティーも沢山あります。
魚の餌やりや、カヤック、スタンドアップパドルボート等のマリンスポーツまで。

また、ホテルからシティーのショッピングモールまでの無料シャトルバスも出ており、もしホテル内が飽きてしまったとしても、外に出る事だって出来ます。この様な、数々のアクティビティーが用意されていたら、長期滞在の方も飽きる事がないですね。

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回私はリッツカールトン コサムイに2泊ステイしましたが、こんなに充実しているホテルなら最低4日は欲しいというのが個人の感想です。そして、今までステイしたリゾートホテルの中で確実に今回が一番良いステイになりました。

そして、ヨーロッパのラグジュアリーホテルに比べると、ホテル内のレストランやスパの値段もそれほど高くはない印象でした。また、アメリカやヨーロッパでは当たり前の国が多いチップ制度がここ、タイにも浸透しており、バトラーの方やスパのセラピスト、自分が何かをしてもらったり、良いサービスを受けたと感じた時には100バーツ(およそ400円弱)程を渡してあげると、更に良いサービスをしよう!と、スタッフの方のモチベーションを上げる事にも繋がります。

バンコクは旅の目的地になりやすいと思いますが、そこからあと1時間だけ足を伸ばして、ぜひリッツカールトン コサムイに宿泊してみてはいかがでしょうか?

私のお気に入りのホテルの一つになった様に、皆様のお気に入りのホテルの一つになる事間違いなしです。

 

Profile
Hotel Ambassador
末良 真里奈
好きな時に好きな場所に旅をする。これまでに33ヵ国を訪れた、自称Travelholic(トラベルホリック=旅行中毒)。 “何が一番好き?”と聞かれたら、迷わず”旅行”と答える。
幼い頃から家族でよく海外旅行に行っていた事もあり、気付いたら旅行はわたしの人生に、不可欠なものとなっていた。
世界中を渡り歩き、気付いたら職業までもが「旅行」に関するホテル業界に。世界中から訪れる人々と交流したい、誰もが憧れる様な世界にいたい、という想いをもち、世界各国に展開している外資系5つ星ホテルに就職。京都、ロンドン、東京で約5年間の経験を積み、現在はフリーのHotel Ambassadorとして活躍中。
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