執筆者:末良 真里奈

vol.10
フォーシーズンズホテルマドリッド

今回は初の海外編!

2020年9月25日に、スペイン初となるフォーシーズンズホテルが、首都マドリッドにオープンしました。

そして実はこちらに宿泊したというレビュー記事がまだ日本語サイトにはなく、この記事が初の日本語での宿泊レビューになるかと思います。これからマドリッドに旅行に行こうと思っている方はぜひ、参考にしてみてください。

Sevilla駅に着いてすぐ、目を奪われるのはそう、フォーシーズンズホテルマドリッド。

フォーシーズンズホテルマドリッド

中心地のSol駅からも徒歩3分で行けるという、完璧な立地。

この建物はもともと1887年から1891年にかけてバルセロナ出身の建築家、ホセ・グラッセ・リエラによって建設された保険会社で、その後1920年から2004年はスペインの銀行、バネストの本社として使用されていました。

2013年から2019年まで大規模な工事が行われ、ホテルのすぐ隣にある6つの建物を修復する5億3千万ユーロ(およそ775億円)のプロジェクトの一部となりました。この6つの小さな建物は、やがてラ・エキタティーバ宮殿に加わり、ホテルだけでなく、高級ショッピングモール「ラ・ガレリア・デ・カナレハス」も含む、さらに大きな複合施設となりました。

フォーシーズンズホテル マドリッドは、39室のスイートを含む200室のホテル客室、そして最上階には22戸の高級プライベートレジデンスがあり、居住者はホテルのすべてのサービスを利用することができます。販売価格は最低240万ユーロ(およそ3億5000万円)から。ホテルの宿泊料金は、シングルルームが1泊500ユーロ(およそ7万3000円)から、スイートルームが1万2,000ユーロ(およそ175万円)となっています。スイートルームの値段が、日本とは桁が1つ違いますね!

ロビーエリアは天井も高く、解放感があります。

フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド

ロビーラウンジ

フォーシーズンズホテルマドリッド

コンシェルジュ

お部屋も広々としていて、中庭も見渡せるお部屋でした。

フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド

フォーシーズンズのロゴ入りのウェルカムアメニティー

フォーシーズンズホテルマドリッド

そして、こちらのカシューナッツも無料でいただけます。

フォーシーズンズホテルマドリッド

そしてチェックインをしてすぐに、ルーフトップが有名なDaniのバーへ行きました。

フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド

内装がカラフルでとっても可愛い!

ドリンクはどれも魅力的なものばかりで、見た目が美しいだけではなく、どれを頼んでも美味しかったです。

フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド

そしてお次はプールでリラックス。

フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド

カバナでゆったりと読書をして、お昼寝をして、毎回この時間は至福のひと時です。

プールはかなり冷たく、奥にあるジャグジーはぬるい(やや冷たい)設定のようです(笑)

その為、プールエリアからプール利用者限定のルーフトップエリアに出られるようになっており、そこで身体を焼いてから、冷たいプールに入るのがベストです!

さて、ホテルは中心地に位置している為、どこでも歩いて行けちゃいます。

マヨール広場に

フォーシーズンズホテルマドリッド

サン・ミゲル市場

フォーシーズンズホテルマドリッド

美味しそうなタパスのお店や、何種類ものオリーブを販売しているお店、生ハム専門店。

お昼からみんなカヴァやサングリアを飲み、和気藹々とした雰囲気でした。

フォーシーズンズホテルマドリッド

夜はタパスストリートとして知られているCalle Cava Bajaを散策しました。

フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド

そして、一際賑わっていたこちら、La Perejilaでディナーを頂きました。

フォーシーズンズホテルマドリッド

小さなお店ですが、人が次から次へと来店して、とても活気溢れるお店です。

フォーシーズンズホテルマドリッド

また、メニューが魅力的なものばかりで、迷いに迷ってこちらをオーダーしました。

フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド

見事に全てパンだったのにはびっくりしましたが(笑)でも、美味しくて、サングリアがすすむ、すすむ!

特に私が感じたのは、スペインはタコのお料理が凄く美味しい。大体どこのお店に行っても、タコのお料理があれば、欠かさずにオーダーします。

さて、ディナーが終わりホテルに帰ってくると。。

また夜は夜で雰囲気が違っていて、これもまた良い!

フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド

次の日の朝はホテルでは朝食をとらずに、昨日チラッと寄ったサン・ミゲル市場で朝食を取りました。

生ハムたっぷりのフォカッチャ。

フォーシーズンズホテルマドリッド

他にもピンチョスなどなど。

フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド

食後はレティーロ公園を散策。

広さ125ヘクタール、東京ドーム約27個分の大きさを誇るこの公園。平日でも多くの人が訪れていました。

フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド

また、少し歩くとガラスの宮殿、クリスタルパレスが現れます。

フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド

中の展示会は、入場無料で訪れる事が出来ました。

そしてスペインといったら、フラメンコショー!

今回はフォーシーズンズホテルマドリッドのコンシェルジュがオススメする、スペイン中のトップダンサー達が修行を積んで集まる場所、Corral de la Moreriaに行きました。

フォーシーズンズホテルから歩いて約20分、タクシーで約10分の場所に位置しています。

フォーシーズンズホテルマドリッド

入場券+ワンドリンクのプランで、49.95ユーロ(およそ7,200円)。

ディナーを食べる人の入場券の値段は、47.95ユーロ(およそ6,900円)。こちらにはディナーの料金は含まれておりません。

フォーシーズンズホテルマドリッド

大迫力のショーでした。

ただ、こちらのフラメンコショー、案内される席によってステージの見え方がだいぶ変わります。ちょうど中央に柱があり、それが邪魔でなかなかクリアに見えない事がありました。

8年程前に行った場所は(お店の名前は覚えていませんが)、地下の様な暗めでカジュアルなレストランで、タパスをつまみながらサングリアを飲み、すぐ目の前でパフォーマンスをしていて、とってもクリアに見えたのを今でも覚えています。

有名な場所に限らず、いろいろな場所を検索した方が良いのかなと思いました。

さて、フラメンコが終わり、お次はホテルに戻ってディナータイム。

この日はDaniのルーフトップでディナーを頂きました。

フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド

Daniとは、スペインのセレブリティーシェフ、ダニ・ガルシアが手掛けるアンダルシア料理を味わえるレストラン。

彼のマスターディッシュである、ニトロトマトとガスパチョ。31ユーロ(およそ4,500円)

もうこれはぜひ皆様に食べていただきたい!!

フォーシーズンズホテルマドリッド

もう説明のしようがないのですが、トマトがトマトではなく、緑のガスパチョが周りの海老のタルタルと絡まると、もう何とも言えない美味しいハーモニーになるのです。

他のお料理も美味しいのですが、これだけは外せません!

店内の夜の雰囲気も素敵でした。

フォーシーズンズホテルマドリッド
フォーシーズンズホテルマドリッド

次の日の朝食はホテルで頂きました。

フォーシーズンズホテルマドリッド

ビュッフェのみ、またはビュッフェにプラスでメインディッシュを一つ選べるものの二種類ありました。沢山の種類のハム、チーズに加えてサラダ、フルーツ、パン、ヨーグルト等、ビュッフェのみで充分すぎるくらいです。

ちなみに私は彩等を考えずに、好きなものだけを取るタイプなので、この様な参考になりそうにない写真ですが、申し訳ございません(笑)

フォーシーズンズホテルマドリッド

いかがでしたでしょうか?

今回は、ホテルだけではなくその周辺のお店・観光スポットもご紹介させていただきました。

ちなみにスペインは、私が訪れた2022年8月の時点で誰もマスクをしていませんでした。日本に帰る際のPCR検査は街中で60ユーロ(およそ8,700円)。ただ、ヨーロッパの他の国々特にイタリアは、電車・フェリー内でのマスク着用は必須でした。

コロナが落ち着いてきた今、海外旅行を考えている方はぜひ、フォーシーズンズホテルマドリッドを旅の候補地にしてみてください。

Profile
Hotel Ambassador
末良 真里奈
好きな時に好きな場所に旅をする。これまでに33ヵ国を訪れた、自称Travelholic(トラベルホリック=旅行中毒)。 “何が一番好き?”と聞かれたら、迷わず”旅行”と答える。
幼い頃から家族でよく海外旅行に行っていた事もあり、気付いたら旅行はわたしの人生に、不可欠なものとなっていた。
世界中を渡り歩き、気付いたら職業までもが「旅行」に関するホテル業界に。世界中から訪れる人々と交流したい、誰もが憧れる様な世界にいたい、という想いをもち、世界各国に展開している外資系5つ星ホテルに就職。京都、ロンドン、東京で約5年間の経験を積み、現在はフリーのHotel Ambassadorとして活躍中。
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