そもそも囲碁とは?

囲碁とは、簡単にいうと白と黒の碁石が使われる陣取りゲームです。2500年以上前の中国で誕生した、人類史上最古のゲームとされています。

囲碁は2人で対戦するゲームです。片方が白い碁石、もう一方が黒い碁石を碁盤に置いてお互いの陣地を広げ合って、囲った陣地の大きさで勝敗が決します。囲碁では条件を満たすと相手の碁石が取れるようになっており、このルールによって高い戦略性が備わっているのも特徴です。

囲碁は日本を含むアジア諸国だけでなくヨーロッパの国やアメリカでも親しまれているゲームで、5,000万人以上のプレーヤーがいるとされています。

 

囲碁の歴史

日本に伝わったのは卑弥呼の時代(3世紀)以降といわれています。有力な説としては4世紀後期に大陸から日本に渡ってくる渡来人が多くなり、彼らがもたらす儒教の道具の中に囲碁の道具が混じっていたことによるとされています。

主に上級武士や皇族によって親しまれていた囲碁。織田信長をはじめとする戦国武将もたしなんだという記録が残されています。

ところが、江戸時代初期に現れた初代本因坊算砂の腕前が瞬く間に広まった結果、遊戯から国技として対局がされるようになりました。

明治40年代ごろになると、室内で楽しめる娯楽として庶民の間でも囲碁が親しまれるようになり、世界アマチュア選手権が開催されるまでになりました。

囲碁のルール

ルールが難しいと思われがちな囲碁。実は囲碁のルールは非常に簡単です。

こちらでは囲碁のルールを簡単に解説するので、興味のある方はチェックしてみてください。

  • ルール1:碁石は碁盤の線と線が交差した「交点」に打ちます。交点であれば、はじやかどにも打つことが可能です。最初は黒から打ち、白→黒→白→黒というようにプレーヤーが交互に碁石を打ちます。
  • ルール2:相手の碁石を囲むと相手の石が取れます。通常、相手の碁石を囲うには4つ碁石が必要で、はじだと3つ、すみだと2つ必要です。複数の碁石を囲って取ることも可能です。
  • ルール3:相手の石に囲まれている場所には自分の碁石を打てません。ただし、碁石を打って、相手の囲いの石が取れる場合は碁石が打てます。
  • ルール4:相手の石を取りながら陣地を取り合い、囲った陣地の多い方が勝利です。

チェスや将棋と比較して打てる手数が多いため、シンプルながらも奥深いのが囲碁の特徴です。

囲碁の楽しみ方は?

囲碁の魅力は以下の4つがあります。

  • 集中力が鍛えられる
  • 思考力が鍛えられる
  • 礼儀が身につく
  • 忍耐力が身につく
  • コミュニケーション能力がつく

それぞれ詳しく解説します。

集中力が鍛えられる

囲碁の対局は通常1時間から1時間半かかるとされています。プロの場合は2日かけて対局が行われることも。

囲碁の対局では最善の一手を模索して長時間考え続ける必要があるため、自然に集中力が身につきます。

思考力が鍛えられる

囲碁では相手の手や戦略を予測したうえで、碁石を打つ必要があります。また、囲碁は打てる手数の多さが特徴のゲームであるため、独創的なアイデアで戦局を動かすことも可能です。

展開を想像しながら一手を考えることで、対局に勝つための思考力が鍛えられます。

囲碁は脳によい働きをもたらすとされ、最近は小学校の授業や大学の講義として取り上げられるケースもあるとのことです。

礼儀が身につく

囲碁では古くから礼儀や品位が尊重されてきました。そのため、対局を通してマナーやあいさつなどの作法が自然に身につきます。

ルールを守ることやむやみに音を立てないこと、相手を中傷しないことや私語をつつしむことなど、日常生活でも活かせる知恵がたくさん学べるのも囲碁のメリットといえます。

忍耐力が身につく

囲碁では、一手のみで戦況が傾くことは多くありません。また、最良だと思う一手を打っても、逆に相手の得になるケースも。そのため、相手の戦況が有利でも辛抱強く我慢することが必要となります。

このように、どのようなシチュエーションでも向上心を持って一手を打ち続けることで忍耐力が身につきます。

コミュニケーション能力がつく

囲碁の一手には、意志や意図が含まれているもの。そのため、相手の思考を予測したうえで一手を打つことが必要です。

こうして相手の立場で考えを巡らせることで、コミュニケーション能力の向上が期待できます。このように、囲碁は言葉のいらないコミュニケーションツールとして役立つため、国籍や言語を超えた交流が可能です。

ちなみに、囲碁は一方にハンデをつけて対局が可能です。よって、老若男女問わずスキルも関係なく、さまざまな層が囲碁を通して交流できます。