執筆者:末良 真里奈

vol.24
鮨かねさか 45 Park Lane

 

皆さん、こんにちは。

先日ご紹介させていただいた、ロンドンの45 Park Lane内にお店を構えている、Sushi Kanesakaについてご紹介させていただきたいと思います。

日本をはじめ、国内外に12店舗を展開している鮨かねさか。

私もパレスホテル東京、そして青山の店舗を利用させていただいた事があるのですが、どの店舗を利用させていただいても、安定の美味しさ。海外の友達に聞かれた際にも、自信を持ってオススメ出来るお寿司屋さんです。

そんなSushi Kanesakaは、昨年の7月にアジア地域外初出店としてロンドンの45 Park Lane内にオープンし、わずか7ヶ月という短期間で、ミシュラン一つ星を獲得いたしました。(改めて、おめでとうございます!!)

そんな喜ばしいアナウンスメントが出た直後に、45 Park Laneに宿泊する機会を頂きましたので、Sushi Kanesakaにもお邪魔をし、ロンドンにいながら本格的な日本のお寿司をいただきました。

メインのカウンターは9席、そして個室にはカウンター4席。合計13席からなり、時間は18:00または20:30の完全二部制になっております。コースはおまかせの一つのみで、一人£420(およそ8万円)です。

そして本日のメニューはこちら。ちょうど20品のコースです。

パレスホテル東京の鮨かねさかで長年働かれていた和田さんが、今夜使用する鮪を見せてくださいました。ここがロンドンだという事を忘れてしまいそうなくらいのクオリティーです。

お酒は、スパークリング酒の山ノ霞 七賢。お寿司の酢の味をサッと消してくれる、あっさりと飲みやすいお酒です。

まず一品目。ホタテとカニの茶碗蒸し。

続いて、赤身の漬け。

みんな大好き、中トロ。

そして今回使用される、神戸ビーフの説明をしてくださいました。

お次は2時間煮込んだタコと、鮑の柔らか煮。

煎り酒と柚子の効いた、ハタ。

ベルーガキャビアをのせた、ヤリイカ。

鰹節の出汁を効かせた、甘鯛の蕪蒸し。

そして先程、グリルさせる前に見せていただいた、神戸ビーフをワサビと塩とともに。

脂がしっかりとのった、大トロ。

アイルランド産の鰻の蒲焼を、ハンドロールでいただきます。

光り輝く、ポルトガル産の金目鯛。

歯応え抜群の、カナダ産のボタンエビ。カボスが良く効いています。

そして、こちらの立派なスコットランド産のロブスターを、カラッとあげて

タルタルソースをのせた、食べ応えのある一品。

シメサバは、酢の効いた昆布を添えて。

イクラの醤油漬け、柚子を効かせて。

そしてここでお味噌汁をいただき

右下の脂ののった鮪を使用して

何とも美味しそうな、ネギトロの太巻きです。いや、もはやこれはトロ巻きですね。

そして海外の方は皆さん大好きな、たまご。

デザートは、何やら豪勢なプレゼンテーションが始まりました。

まずは、いちごのヘタを綺麗にカットし

そして一口サイズのお餅を作り

いちごの上に餡子をのせ、お餅で包んでいきます。

いちご大福の完成です。お隣は、佐賀の白苺です。

そして、食べやすく一口サイズにカットされたメロンまで。

どうでしょう、ここがロンドンだという事が信じられますか?

新鮮なお魚はもちろんの事、スタッフの方は皆さん日本人の方なので、とても安心感があります。

ゲストでお食事されていた方はほぼ皆さんがアジアの方で、私のお隣のご兄弟はスウェーデンからご来店されていました。

また、日本のお寿司屋さんではあまり使用されることのないキャビアを使用したり、フレッシュフルーツだけではなくいちご大福をデザートとして提供したりと、海外の方の好みに合わせてある所も、私としては日本では体験できないような食事ができ、大変満足しています。

何かをお願いしようとする前に、悟ったかのようにサッと席に来てくださる日本のおもてなし。長い間海外旅行をすると、ふと日本食を食べたくなるのですが、そんな時にぜひ訪れたい、ロンドンの家(お店)となりました。

ロンドンに旅行に行った際には、ヨーロッパ、アメリカ、ドバイに10軒のラグジュアリーホテルを有するドーチェスター・コレクションの一つである45 Park Laneに宿泊し、Sushi Kanesakaにてディナーを召しあがってみてはいかがでしょうか?

 

Sushi Kanesaka at 45 Park Lane
 
住所 :  45 Park Lane, London W1K 1PN
 
営業時間 : 火曜日~土曜日の18:00または20:30のお席
 
値段 : お一人様£420(およそ8万円) *ドリンクは別途
 
 
Profile
Hotel Ambassador
末良 真里奈
好きな時に好きな場所に旅をする。これまでに33ヵ国を訪れた、自称Travelholic(トラベルホリック=旅行中毒)。 “何が一番好き?”と聞かれたら、迷わず”旅行”と答える。
幼い頃から家族でよく海外旅行に行っていた事もあり、気付いたら旅行はわたしの人生に、不可欠なものとなっていた。
世界中を渡り歩き、気付いたら職業までもが「旅行」に関するホテル業界に。世界中から訪れる人々と交流したい、誰もが憧れる様な世界にいたい、という想いをもち、世界各国に展開している外資系5つ星ホテルに就職。京都、ロンドン、東京で約5年間の経験を積み、現在はフリーのHotel Ambassadorとして活躍中。
 
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