執筆者:末良 真里奈
vol.22
AKI Hong Kong – MGallery
皆さん、こんにちは。
数日前から約2週間のホリデーが始まり、3ヶ国を訪れる予定です。そして1ヶ国目は今回ご紹介するホテルがある、香港。昨年の11月にも訪れたのですが、その際はファッションショーがメインでしたが、今回は観光がメインで来ています。その為、レストラン等も一緒にご紹介出来たらと思います。
WanChaiの駅から歩いておよそ10分。今回ご紹介するホテル、AKI Hong Kong – MGalleryに到着します。
2022年7月にオープンしたこのホテル。MGalleryは日本ではあまり馴染みがないですが、30ヶ国に計120以上のホテルがあり、つい最近まで住んでいたシドニーでも有名なホテルです。アコーホテルズに属しており、MGalleryはその中でも上級ブティックホテルブランドにカテゴリーされています。そしてアコーホテルズというと、今春開業する予定のバンヤンツリー京都、2025年開業といわれているフェアモント東京などがあり、近年日本へ続々と進出しているホテルグループです。
そしてこちら、Allied Propertiestというロンドンの不動産開発業者と鹿島建設の共同オーナーなのです。隣、そして目の前にも鹿島建設のビルがありました。
グランドフロアから3階にあるリセプションまで上がります。木目調の優しい雰囲気に、日本を想わす藻。陽がたくさん入る作りの、温かな雰囲気のリセプションです。
今回ステイしたのは、スタジオルーム。173部屋のお部屋の全てのベットがキングベット、そして中には香港初の、畳のお部屋もあります。
そして、スタジオルームのみにバスタブが完備されており、正方形の広々とした作りになっています。
バスアメニティーは、(MALIN+GOETZ)。ニューヨーク生まれのこのバスアメニティーは、マリンさんとゲッツさんという二人の男性が、余計なものは一切使用せず、肌・髪に本当に良い物をつくりたいという想いを込め、2004年にスタートしたブランドです。このラムのボディーウォッシュ、かなり好みの香りでした。
ルームアメニティーは、日本茶。
ミニバーは特に日本らしいものはありませんでしたが、街中にあるホテルなので、ミニバーの必要性は感じません。
そして1階のエントランスで私を出迎えてくれた、日本語堪能のゲストエクスペリエンスマネージャーのサンキからのウェルカムアメニティーが。お土産用のお茶とマカロン、そして日本語のお手紙まで。
頑張って漢字も書いてくれました。とてもフレンドリーで話しやすく、英語が苦手な方でもサンキがいれば安心です。
ロビー横のラウンジでは、アフタヌーンティーや季の美のジントニックが楽しめます。
特にアフタヌーンティーが人気の様で、多くの方が楽しまれていました。
2階にあるレストランがクローズしている時間に見せていただきました。シグニチャーレストランであるここTANGRAMは、朝食、ランチそしてディナーを提供する、オールデイダイニングです。カジュアルで入りやすい雰囲気なのもまた良いです。
そして25階に位置しているこちらのジム。
何とも開放的で、この眺め。いつ行っても誰もいなかったので、人目を気にせずにトレーニングができます。(私は毎回の事、ジムには行きませんが。。)
さて、この日の夜は最近知り合った、香港/イギリス人のご夫婦にお誘い頂き、フォーシーズンズホテル香港の中にある、三ツ星レストランLung King Heenへ。こちらの北京ダックが香港で一番だと先日お会いした際に話にあがり、今回お誘い頂きました。
窓際の、夜景が目の前に見えるお席を用意していただき、ディナースタートです。
まずはご夫婦一押しの北京ダックから。
こんがりと綺麗に焼けた丸々一匹の皮を、丁寧に切ってくださり、そしてお皿に盛り付けてくださいます。
そこに胡瓜、長ネギ、そしてソースをかけていただくのですがこれがもう本当に美味しくて美味しくて。皮のパリパリ感、そして少しだけお肉の部分も入れて、確実に今までの人生の中で一番の北京ダックです。2枚ずつお皿に盛られていたのですが、食べ終わるとワンコそばの様に次から次へと持ってきてくださり、結局一人6枚ずついただきました。
その他にもチキンをじっくり煮込んだスープに、豆腐のフライ。北京ダックの身の部分を使用した炒飯に、デザートのマンゴープリンまで。そして、ソムリエの方にお勧めしてもらった赤ワインも最高に美味しかったな~~。(写真は撮り忘れました。。)
そしてMr.は飲まれなかったので、ホテルまで送ってくださる事に。「後ろは狭いから、私が乗るわ」とMrs。そしてそこに現れたのはアストンマーティンのオープンカー。フォーシーズンズホテル香港に来ている他のゲストも、さすがに皆さん釘付けでした(笑)
確かに香港はバーキンやシャネルを身につけている人は多いのですが、アストンやフェラーリの様な高級車を見ることはなぜかなかったです。香港の煌びやかなネオンの中を、オープンにしたアストンマーティンがエンジン音を響かせながら、ボンドガールになるという、夢の様な夜になりました。
さてさて、話はホテルに戻ります。香港の夜はまだ終わりません。
ホテルに帰ってきてから、25階にあるUNCLE MING’Sというウイスキーバーへ。
ちなみにお昼にも下見に行ったのですが、その時の写真がこちらです。
日本のウイスキーもたくさん揃えてあり、特に週末は満席になるとの事です。
私達はOolongtiniとBrown Derbyをいただいたのですが、Oolongtiniはスモーキーな煙に包まれて登場し、エンターテイメント溢れるドリンク。ウイスキーにウーロン茶を入れた何とも新しいカクテルで、これが意外にも合うんです。そしてBrown Derbyは爽やかで飲みやすく、お酒が苦手な方でも楽しめるカクテルです。バーボン、グレープフルーツジュースにハニーシロップを入れたカクテル。ハニーシロップがスパイシーなバーボンと、フレッシュなグレープフルーツジュースの良い架け橋となり、ずっと飲んでいられそうなカクテルです。
そして次の日の朝食はオールデイダイニングのTANGRAMにて、セミビュッフェ形式。
こちらのメニューの中から一つメインを選び、後はビュッフェ形式です。
ホットミール、ベーカリーにフルーツまで、セミビュッフェではなくほぼフルビュッフェであるかのような品揃えです。
1日のスタートに、これだけ種類豊富なものが食べられるのは、とても嬉しいですね。
いかがでしたでしょうか?
立地もかなり良く、一歩外へ出ればレストランにカフェに、何も不便がないロケーション。そして、香港にいながら日本を感じられるホテルです。英語が苦手な方でも気軽にコミュニケーションを取れる、日本語を話せるスタッフもいます。
そして今回の旅で気づいたのは、もちろん円安の影響はありますが、10年前に比べると香港の物価はかなり上がっています。当時は300、400円で朝食が食べられた印象ですが、今は日本と変わらず1000円は普通にします。安い国のイメージも、今では普通になってしまいました。
今はイギリスに向かう飛行機の中で執筆をしているのですが、イギリスも今や£1=190円。
日本人が海外旅行をしにくい時代になってしまいました。ですが1年半ぶりのロンドン。こちらでステイ予定のホテルも、五つ星ホテルの素晴らしいホテルだと聞いています。レートの事はひとまず忘れて、久しぶりに元同僚たちともキャッチアップをするので、楽しんで来たいと思います。
次回のロンドンのホテルの記事もお楽しみに!