執筆者:末良 真里奈
vol.33
Hotel Hana
皆さん、こんにちは。
前回はカタール、ドーハにあるズラル・ウェルネスリゾートのご紹介をさせていただきました。その後、友人のファッションデザイナーのお手伝いで、パリへ飛びました。
パリでは連日クルーズパーティーや、ミュージアムでのファッションショー、そしてルイロデレールのシャンパーニュに行ったりと、朝から晩まで忙しい日々を過ごしていました。
そんな中でももちろん、ホテルステイも堪能しました。パリは老舗ホテルから最新のホテルと充実しており、選ぶのが楽しくなりますね。そして今回はHotel Hanaという、フランスと日本を融合させたホテルにステイをしたので、ご紹介させていただきたいと思います。そしてこちらなんと、日本メディア初の記事となります。
リトルトーキョーから徒歩圏内にある「Hotel Hana」。全26室のブティックホテルは、2024年2月にオープンしました。
足を踏み入れてすぐに感じる、日本に帰ってきたかのような安心感。そこにプラスでパリの遊び心を取り入れたような、モダンなブティックホテルです。
右手にはレストランのHANABI、そしてバーが。
エレベーターホールも、日本を感じさせます。
そして今回私がステイをしたのは、プレステージというカテゴリーのお部屋です。
コーナールームでバルコニーがあり、パリではかなり広々としたお部屋だと思います。
そして何といっても、一つ一つが洗練されています。
日本茶そして和菓子なども、ミニバーに完備されています。
バスルーム・シャワールームも可愛い。
バスアメニティーはみんな大好き、diptyqueです。
また、地下に続く階段を降りていくと。
スパのトリートメントルームに。
こじんまりとしたジム。
そしてプールまでも。
パリでプールのあるホテルは珍しいですね。
ディナーはHANABIにていただきました。
日本にインスパイアを受けたカクテルはもちろんのこと、日本酒のメニューも豊富です。
まずは柚子を使用したカクテルをいただきました。
お料理はブレッドからスタートし(これはとてもフレンチですね)、そしてお好み焼き。
カクテルの後は、日本酒。
前菜はハマチのお刺身と、日本では珍しいアーティチョーク。
私も初めて食べたのですが、こちらのアーティチョーク、真ん中の紫蘇を使用したソースにつけ、葉の下の部分だけを食べるとの事。凄く美味しい!という訳ではないのですが、なぜか食べ続けてしまうくらい、クセになります(笑)
そしてメインはこちら、ちらし寿司をオーダーしました。
見た目も鮮やかで、新鮮なシーフードがたくさん入っていました。日本人の私からすると、少し酢が薄いかな?という印象。海外の方にとってはパーフェクトかもしれません。
ちなみに友人はガッツリ、和牛ステーキをオーダーしていました。
柔らかく、そして山椒も効いており美味しかったです。
デザートにはバニラ味噌チーズケーキと、ほうじ茶ティラミス。
ザ・日本の食材を使用したこちらのデザートが意外にもマッチしており、美味しかったです。ほうじ茶ティラミスは日本でも馴染みのあるものなので、皆さんも好きかと思います。
こちら全てで€265、およそ46,000円です。€1は大体120円くらいだったのですが(10年程前)、今ではもう170円なんですね!海外にいる時は、日本円に換算してしまうと恐ろしいので、もう換算しないようにしています(笑)
さて、5月のパリは日が暮れるのが遅く、9時半でこの明るさです。
これからバーに出掛けて。。パリの夜はまだまだこれからですね。
次の日も大忙しなので、早めの朝食です。
朝食はディナーと同様、HANABIでいただきました。同じレストランでも、右側(昨晩のディナーの席)とこの日の朝食(左側)をいただいたエリアでは、全くイメージも変わります。
スクランブルエッグをいただくことに。
その前にセットのヨーグルト、フルーツ、ベーカリバスケットにドリンク類。もうこれで、お腹がいっぱいになりますよね。
スクランブルエッグは、フワッフワの卵に、なんとふりかけ!これがまた甘さとしょっぱさが混じり合い、美味しかったです。
Hotel Hanaはパリと日本が融合した、洗練されたホテルなだけではなく、立地もとても良いです。徒歩圏内にはリトルトーキョー。レストランの他にも数々のショップもあり、ここを拠点に、ショッピングに出掛けていました。
また、パリのホテルというと凄く高いイメージがありますが、ここは都内のホテルとあまり変わらないくらいの価格帯です。それに加えて、家に帰ってきたかのような、安心感もあります。
リッツ、フォーシーズンズ、ペニンシュラの様な王道なホテルももちろん良いですが、たまには気分を変えて、ブティックホテルにステイしてみるのも良いかもしれません。
ぜひ、次のパリ旅行の参考にしてみてください。