執筆者:末良 真里奈

vol.29
シックスセンシズ ヤオノイ

 

皆さん、こんにちは。10月に入り、だいぶ涼しくなってきましたね。

さて、今回も前回に引き続き、プーケットのホテルをご紹介させていただきたいと思います。

プーケット国際空港から車でおよそ30分。Ao Po Grand Marinaという港に到着します。

こちらのカフェにて、船の出発までパッションフルーツジュースを頂きました。

そして出発の時間になり、船乗り場に向かいます。

ここからスピードボートでおよそ40分。だんだんと変わる美しい景色に、目が離せません。

そしてついに!見えてきました。今回ご紹介するホテル、Six Senses Yao Noiです。

では、ご存知ない方もいるかと思いますので、シックスセンシズのご紹介からしていきます。シックスセンシズは、2019年からIHGグループに属しています。ウェルネスとサステナビリティをピラーとし、ゲストの健康の促進と共に、地球にも優しい、環境に配慮したラグジュアリーホテルを目指しています。

前々から興味はあったのですが、なかなかステイする機会もなく、ずっと前から今回のステイを楽しみにしていました。

まず、シックスセンシズ ヤオノイに到着して見える、この景色。

世界中のシックスセンシズの距離が示されたオブジェに、リゾートから見える島々。今でも、島に到着し、スタッフの方に歓迎された時の感動は忘れません。

そして、ゲスト1組1組に用意されたバギーに乗って、お部屋へ向かいます。

と、その前に。ステイ中のゲストが一日に無料で何回でも利用出来る、アイスクリーム/シャーベットを提供しているレストランへ行き、早速タイアイスティーと、ソルテッドキャラメルを頂きました。こちらも全てレストラン内で作り、滞在中に全てを制覇する目標を立てました(笑)

リゾート内には56室のヴィラがあるのですが、37室がオーシャンビュー、そして全てのお部屋にプライベートプールがあります。広大な敷地の為、移動は全てバギーを呼びます。

まず、お部屋にてココナッツジュースを飲んでチェックイン手続きをしていただきます。一室に一人、GEMというバトラーサービスが付き、いつ何でも、リクエストをすることが出来ます。

お部屋の詳細はまた後ほど詳しくしますが、時間もあまりなかったのでThe Hilltopへ行き、まずは軽めのランチを頂きました。The Hilltopに入るとすぐに見えるこの景色。

インフィニティープールから、近くの島々を見渡す事が出来ます。何とも非日常的な景色。

そしてお腹も減っていたので、ランチを。

まずはスタッフさんオススメのカクテルをいただき。

メインは本日のオススメ、グリルフィッシュに、サイドでスイートポテトを頂きました。

サクッとランチ済ませ、次はボディースクラブ作りの為、スパエリアへ向かいます。そう、ここシックスセンシズ ヤオノイでは1日に2回、ワークショップ施設「アルケミーバー」や「Earth Lab」にてサステナビリティのアクティビティーが行われています。調理の過程で余ったものや、もう使用しなくなったものを使い、環境に配慮したアクティビティーが行われています。

スパエリアに向かう途中に、日本では見たことのない、野生の鳥が。

この鳥が動物園内ではなく、普通に野生に生息しているんですよ!?日本では考えられないですよね。

アルケミーバーにて、ワークショップの開始です。

キッチンエリアにある、コーヒーやスパイス、オートミールや塩を使い、自分の肌の状態に合わせたスクラブを作ります。

夜に使用するのが楽しみです!

さて、お待ちかねのお部屋です。私はオーシャンデラックス・プールヴィラという181平米のお部屋に2泊3日でステイをしました。一人で贅沢すぎるくらい広いです。

まずはこの扉から入り

すぐ広がるこの景色。

もうここはお部屋なのか、ホテルのロビーなのか、見分けが付かないほどです。

外のスペース、右手にはこじんまりしたソファー、そして左手には寝転がれるくらいのソファーがあります。流石に蚊の心配があり、このエリアは使用しませんでした(笑)

階段から下に降りる途中には海がみえ

一階に降りると、プライベートプールがあります。

朝起きてすぐ目の前のプライベートプールに飛び込む、という事が出来てしまいます。

部屋の中に入り

ベッドルーム。クローゼットにミニバー。まるでジャングルの中にでも迷い込んだかの様なお部屋の造りです。

冷蔵庫内のお水は、もちろんペットボトルではなく瓶。お水がなくなったら、敷地内のウォーターステーションまでお水を取りに行きます。

そして枕はセットアップしてある物の他、シックスセンシズが提供する「Sleep With Six Senses」という、快適な安眠環境を提供する快眠プログラムに基づき、9種類からリクエストが出来ます。

洗面台にお風呂。何から何まで、今までに体験した事のない、島ならではの造りに感動。

また、バスアメニティーは全てシックスセンシズ ヤオノイオリジナルの物で、バスアメニティーのみではなく、なんとリゾート内どこにもプラスチックが使用されていないんです。

ヨガマット、虫除けに日焼け後のアロエジェルもお部屋に用意されています。

また、こちらは私が初めて見た物。

鶏小屋での卵の収穫に使用する籠まで!翌日まで待てません!!

そしてこの日の夜はちょうど、ホテルのリゾートマネージャーを含めた、マネージャーカクテルという、スタッフさん達との親睦を深めるカクテル会があり、もちろん参加させていただきました。会場はThe Den Barです。夕日は反対側ですが、段々と色の変わる島々を見渡せる、絶景スポットです。

普段は話す事のないマネージャーの方々とお酒を交わしながら、フィンガーフードをいただき、楽しいひと時を過ごしました。


ホテルの敷地内にあるビーチに出て、海辺を散歩。

パリ、ロンドンの様な大都市での休暇も好きですが、歳を重ねるごとに、ビーチサイドでゆったりとするようなスローなバケーションを好む様になりました。

空の色もピンクに変わってきました。

さて、この日のお待ちかねのイベント、*シェフズテーブルです。リゾート内の、Nithanという二階建てのタイレストランでいただきました。一階のスペースには半個室のスペースやテーブルがあり、二階のスペースはシェフズテーブルになっています。*シェフズテーブルとは、シェフが目の前で調理をしてくださる、エンターテイメント溢れる食事体験の事です。シックスセンシズの柱の一つとして、Eat With Six Sensesというものがあります。リゾート内にて鶏を飼育されているのもそうですが、カートで移動する際、かなり広めの畑がいくつもあり、そこでレストランで使用されるハーブや木の実を育てています。

そして今回のメニューはこちら。

二人のシェフが対応してくださいました。様々な調味料があり、どんなお料理が出てくるのか、楽しみです。

まずはアペタイザーから。

最初の一品は、LAAB PLAA KAPONG。ミナミアカメとハーブのサラダ。

そして、新鮮な野菜が目の前に。そしてエビを炭火焼きに。

そう。私の好きなタイ料理の一つ、トムヤンクン。

お次は野菜を丁寧にカットし

フライパンで焦げ目をつけた、カモ。癖もなく、食べやすい。

お次はタイカレー。もう既にお腹が一杯なのですが、美味しいものは不思議と食べれてしまいますね。

最後は、ココナッツミルクにお餅。これがまた美味しくて美味しくて。お腹が一杯だったはずですなのですが、デザートは別腹です。

滅多にシェフズテーブルをする機会がないので、記憶に残るディナーになりました。そして何より、シェフの方とお話をしながら、提供されるお料理の事を深く知れる、良い機会です。

お部屋に戻ると、プールサイドから肉眼で天の川が。そして、iphone 15proでもはっきりと撮影する事ができるくらい、無数の星を見る事ができました。

そしてベッドには蚊よけのシェードがかけられており、蚊に刺される心配もなく、朝までぐっすりと眠りにつく事ができました。

翌朝はお待ちかねの、鶏小屋にて卵の収穫です。ここで収穫した卵を朝食の会場に持っていき、そのまま調理していただけるとの事。バギーで鶏小屋へ行き、いざ、収穫!

収穫といっても、鶏がいるところから取るのではく、スタッフさんが既に一箇所に集めてくださっており、そこから必要な分だけピックアップ。まだ産みたての新鮮な卵を、早速朝食会場に持って行きます。

朝食会場のLiving Roomに到着し、先程収穫した卵をスクランブエッグにしていただくよう、シェフにお願いしました。

フルーツにサラダ、伝統的なタイ料理に、ウェスタン料理ももちろん。

まさに、ブレックファーストウィズビュー。

最高な景色を観ながら、自分で収穫した卵、そしてビュッフェのお料理を頂きました。

そしてアラカルトメニューもオーダー可能です。

ガパオの様なFARM EGG PAD KAPRAOをオーダーしました。かなりスパイシーで、辛いもの好きの私としては、お気に入りの料理となりました。

もちろんデザートは、タイでは毎日の様に食べていた、マンゴーとパッションフルーツ。

食べた後は、そう、運動の時間。スパエリアのスタジオにて、ハタヨガに参加してきました。自然に囲まれながら、何ともリラックスした時間を過ごす事ができました。

また、スタジオの隣にはもちろん、ジムも完備されています。

スパのリテールショップには、タイならではのルームウェアや、現地のアーティストの方によって作られたアクセサリー、そしてシックスセンシズオリジナルのオイルを販売しています。

私もつい、タイで作られた、象の柄のナイトガウンを購入してしまいました。

そしてこの後はお待ちかねの、アイランドホッピング!!なのですが。字数も写真もかなり多くなってしまったので、次回、シックスセンシズ ヤオノイの後編にてご紹介させていただければと思います。アイランドホッピングにスパトリートメント、美しすぎる日の出に、マングローブでのカヌー。皆様にご紹介するのがとても楽しみです!!

後編もお楽しみに!

 

シックスセンシズ ヤオノイ(Six Senses Yao Noi)
 
住所 : 56 Moo 5 Tambol Koh Yao Noi, Amphur Koh Yao, Phang Nga 82160, Thailand
 
今回ステイしたお部屋 : オーシャンデラックス・プールヴィラ
 
値段 :THB65,000~THB108,000/1泊 *時期により変動します
 
空港からの送迎とホテルまでのスピードボート:片道 THB15,500(およそ68,000円)
*上記のお値段はプライベート。他のお客様とのシェアする送迎プランもございます
 
日本からのお問い合わせ: 0120-455-655(IHG ホテルズ&リゾーツ予約センター)
 
 
 
Profile
Hotel Ambassador
末良 真里奈
好きな時に好きな場所に旅をする。これまでに33ヵ国を訪れた、自称Travelholic(トラベルホリック=旅行中毒)。 “何が一番好き?”と聞かれたら、迷わず”旅行”と答える。
幼い頃から家族でよく海外旅行に行っていた事もあり、気付いたら旅行はわたしの人生に、不可欠なものとなっていた。
世界中を渡り歩き、気付いたら職業までもが「旅行」に関するホテル業界に。世界中から訪れる人々と交流したい、誰もが憧れる様な世界にいたい、という想いをもち、世界各国に展開している外資系5つ星ホテルに就職。京都、ロンドン、東京で約5年間の経験を積み、現在はフリーのHotel Ambassadorとして活躍中。
 
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