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押し込み強盗のニュースを見るたび、「我が家は大丈夫だろうか」「対策方法はないのか」と不安を感じているのではないでしょうか。
押し込み強盗に狙われない家にするには、金目のものを自宅に安易に置かないことが重要です。
そのうえで在宅中の防犯対策をしておくと、二重三重の安心につながるでしょう。
この記事では、押し込み強盗4つの手口と防犯対策8選についてご紹介します。
押し込み強盗に多い4つの手口
昨今ニュースで目にすることの多い「押し込み強盗」とは、住人が在宅中の家に強引に押し入り金品を奪う犯罪です。
住人に暴力をふるうケースも多いため、凶悪性が高い犯罪と言えるでしょう。
押し込み強盗は、住人の油断の隙をつき侵入してきます。
押し込み強盗の具体的な手口を知り、日頃から注意を怠らないようにしましょう。
手口1.業者を装う
ガスや電気の点検、宅配便の配達などの業者を装い訪問する手口です。
点検をすると言って室内に入り込んだり、宅配便の荷物を受け取るため住人がドアを開けた瞬間に押し入ったりします。
手口2.帰宅時を狙う
玄関の周辺に隠れていて、帰宅した住人が玄関を開けた途端に後ろから押し入る手口です。
オートロックのマンションの場合でも、マンション居住者のふりをして一緒にエントランスを通過してきます。
手口3.アポ電をする
押し込み強盗をおこなう前に、アポ電をして侵入する家を定める手口です。
アポ電とは犯行予兆電話のことで、ターゲットの資産や現金の保有情報を聞き出すために用いられます。
警察や市役所、金融機関をかたり電話をかけてくるほか、家族や親族がトラブルに巻き込まれたため金銭が必要などと、家にある金品について聞き出そうとするケースも少なくありません。
手口4.窓ガラスを破る
窓ガラスを破って強引に押し入る手口です。
押し込み強盗は、施錠された窓をドライバーやバールなどで打ち破ったり、先が尖ったものでこじ開けたりするほか、ガスバーナーで焼き破るなどして侵入してきます。
暑い時期、窓を開けたまま寝ているところに侵入してくることもあります。
押し込み強盗への防犯対策8選
押し込み強盗への具体的な防犯対策は以下の8つです。
- 在宅中も玄関と窓を施錠する
- 帰宅時は周囲を確認してから鍵を出す
- 訪問者があってもすぐにドアを開けない
- 訪問者対応はドアチェーンをつけたままおこなう
- 訪問者の身分証の確認をする
- 第三者に資産情報を教えない
- 防犯グッズを活用する
- ホームセキュリティを導入する
押し込み強盗はほかの強盗と異なり、在宅中の家に強引に侵入してくるため、在宅中にこそ防犯に努めなければなりません。
押し込み強盗から狙われないようにすることも、未然に被害を防ぐための重要なポイントです。
日ごろから押し込み強盗への危機感をもち、防犯サービスやグッズなども利用しながら安心できる家をつくりましょう。
対策1.在宅中も玄関と窓を施錠する
玄関や窓が無施錠だと、押し込み強盗が侵入しやすくなるため、在宅中でも必ず施錠しましょう。
また、強盗は事前に狙う家を下見することがあります。
日ごろから無施錠であることが強盗側に知られてしまうと、防犯意識の低い家と見なされ狙われやすいです。
数分の外出でも施錠する習慣をつけるようにしましょう。
対策2.帰宅時は周囲を確認してから鍵を出す
帰宅時には、周囲に怪しい人影がないか確認して、バッグ等から鍵を出すようにしましょう。
くわえて、玄関の鍵を開けるときは素早くおこない、家の中に入ったあとはすぐに鍵を閉めるようにしてください。
押し込み強盗の手口として、住人の帰宅を待ち伏せするケースがあります。
とくに外から玄関が見えにくい家は、押し込み強盗への注意が必要です。
人の動きを感知するセンサーライトの取付や、周囲は外からみえやすくするなど、押し込み強盗が隠れにくい環境づくりを検討してみるとよいでしょう。
対策3.訪問者があってもすぐにドアを開けない
押し込み強盗は、業者や引越しのあいさつなどを装い侵入しようとする手口もあるため、訪問者が来てもすぐにドアを開けてはいけません。
インターホンやドアスコープで相手を確認する習慣をつけましょう。
事前連絡のないガスや電気などの点検で訪問してきたときは、会社名や連絡先をたずねて会社へ問い合わせをおこない、確認がとれてからドアを開けることをおすすめします。
宅配業者の場合でも、すぐにドアを開けないよう注意してください。
まず、送り主や品物を確認してから受け取りに応じるとよいでしょう。
対策4.訪問者対応はドアチェーンをつけたままおこなう
押し込み強盗はドアが開いた途端侵入してくるため、見慣れない訪問者への対応はドアチェーンをつけたままおこないましょう。
荷物の受け取りがあるのであれば、玄関前に荷物を置いてもらい、伝票へのサインもドアチェーンごしにおこないます。
荷物を取りに行くときは、待ち伏せされている可能性を考えて、周囲の安全を確認したあと玄関の外へ出るようにしましょう。
対策5.訪問者の身分証の確認をする
業者による訪問には、身分証の提示を求めましょう。
業者を装い侵入する押し込み強盗が頻発していることから、事前に連絡をしてから訪問したり、身分証を携帯したりする業者が増えています。
心当たりのない業者の訪問には身分証の確認を必ずおこない、少しでも怪しいと感じたときはドアを開けないようにしてください。
対策6.第三者に資産情報を教えない
押し込み強盗に狙われないために重要なのは、第三者に資産情報を口外しないことです。
強盗側は警察や金融機関などを装い、自宅に金品がどのくらいあるのかを探ることがあります。
警察や金融機関が、電話で資産情報や個人情報を聞き出すことはありません。
なかには、家族や親戚をかたって電話してくることもあるので、騙されないよう注意しましょう。
また、家に大金を置かないようにするのも、押し込み強盗に狙われないための重要な防犯対策のひとつです。
対策7.防犯グッズを活用する
防犯グッズのある家は、防犯が行き届いている家だと知らせることにつながるため、押し込み強盗に侵入されにくくなります。
自身でおこなう防犯対策にくわえて、防犯グッズの活用で安心感をさらに高められるでしょう。
たとえば、玄関付近には防犯カメラやセンサーライトの設置がおすすめです。
窓に防犯フィルムを貼り付けておくと、窓からの侵入を困難にし、侵入するまでの時間をかせぐことができます。
さらに、ガラスの破壊や振動を感知するガラスセンサーを設置するのも効果的です。
自宅に適した防犯グッズがわからない場合は、プロにチェックしてもらいましょう。
セコムでは、防犯アドバイザーが必要な対策や防犯方法を教えてくれる無料サービスをおこなっています。
対策8.ホームセキュリティを導入する
『セコム・ホームセキュリティ』を導入することで、防犯設備が設置されていることが外部もわかり、押し込み強盗の抑止を高めます。
くわえて、防犯センサーや非常ボタンなど緊急時に役立つシステムが備わっており、押し込み強盗への不安を軽減できるでしょう。
さらに、『セコム・ホームセキュリティ』は、火災や空き巣への対策、お子さまのお留守番の見守りなど、暮らしの中で起こる心配ごとにも対応しています。
導入することにより、ご自宅が24時間365日安心して過ごせる場所になるでしょう。
まとめ
押し込み強盗の被害にあうリスクを軽減するためには、狙われない家づくりが重要です。
くわえて、押し込み強盗は住人が家の中にいても侵入してくるため、在宅中の対策もおこないましょう。
より安心感を高めるためには、防犯グッズの活用やホームセキュリティの導入もおすすめです。
押し込み強盗の手口と対策を知り、狙われない・侵入されない家づくりをおこないましょう。