その活動の一つであるチャリティイベント『Global Gift Gala』は、これまでパリやカンヌ、ロンドン、ドバイ、マドリードなど世界各地で行われてきました。今回は、アジアで初めての開催となります。
本記事では、チャリティオークションの様子と、2社の協賛企業に取材し、シニア世代に向けて健康寿命を延ばすための秘訣などを伺いました。
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総額8,000万円を集めたチャリティオークション
イベント後半に行われたオークションでは、国内外で活躍するアーティストの清川あさみや山脇紘資によるアート作品や、ヴィッセル神戸のイニエスタ選手と日本でサッカーを楽しめる権利、若返りに役立つ幹細胞再生治療の特別プログラムなど、さまざまなアイテムが出品されました。
多くの落札希望者が手を挙げ、盛り上がったオークションの様子
ファッションと自己表現の可能性をテーマに創作活動を行う清川あさみは、京都の着物生地と糸でストリートスナップを織り上げたアート作品を出品し、タレントのアンミカが落札しました。
自身の作品を出品したアーティストの清川あさみ
タレントのアンミカが落札した直後の様子
俳優のジャン・レノは、日本で5社しか許されていないウイスキーを製造する西酒造の“ジャパニーズウイスキー”を樽ごと所有したオーナーズカスクを1,900万円で落札。また、俳優業とアーティスト活動をこなすエンドリアン・ブロディが制作した絵画は2,200万円で落札され、「世界中の人々の苦しみを少しでも和らげることができたら」とコメントしました。
作品と社会貢献活動への思いを語るエイドリアン・ブロディ
エイドリアン・ブロディの絵画を2,200万円で落とした落札者
今回のチャリティオークションの総額は、8,000万円でした。このお金は、さまざまな社会貢献活動のために使われます。
そしてフィナーレは、南仏発のラテンバンドグループGipsy Reyes Heritage(ジプシー・レイズ・ヘリテージ)が、ヒット曲の「ジョビ・テイジョバ」や「ボラーレ」を熱唱。大迫力の音楽と熱気に溢れたステージに、会場のボルテージは最高潮に達したまま、イベントは幕を閉じました。
ジプシー・レイズ・ヘリテージの音楽で最高潮に盛り上がる会場
オークション終了後、『Global Gift Gala in Tokyo 2022』の公式スポンサーである青山レナセルクリニック代表の野田由紀子氏と、YOUNESS代表の岩田卓郎氏にコメントをいただきました。
青山レナセルクリニック代表「健康長寿社会の実現が使命」
青山レナセルクリニックの野田代表は、ご自身の父親が認知症に伴う合併症により亡くなったことがきっかけとなり、未知の再生医療の世界に足を踏み入れました。クリニックには糖尿病等の慢性疾患、パーキンソン病等の難病を抱える患者が沢山訪れ、国内有数の幹細胞治療の臨床実績を誇っています。また、患者の多くが70歳を超える高齢者の為、野田代表は来院して来る方々を亡き父と重ね合わせ、日々接しているとのことです。
多くの患者と向き合ってきた野田代表に幹細胞治療の魅力を伺うと、「幹細胞治療は自分の細胞を活用する為、安全性の高いナチュラルな治療です。薬や外科的手術に頼る必要がないので、副作用の心配をすることなく健康な体を取り戻すことのできる唯一の治療として、厚生労働省にも認可されています。私は、何年も睡眠薬を服用していたのですが幹細胞治療を受けてからは、ぐっすりと眠れるようになり、睡眠薬を一切飲まなくなりました」と、ご自身の体験も踏まえた話を聞くことができました。
尚、青山レナセルクリニックは『Global Gift Gala in Tokyo 2022』が世界の難病患者を支援しているという点に強く共感し、スポンサーに名乗りを挙げました。
青山レナセルクリニック公式サイト:https://rena-cell.com/
左から青山レナセルクリニックの野田代表と理事長の土屋氏
YOUNESS代表「歳を重ねても、美しく」
美容室『air』を全国展開する(株)エアーエンターテイメント代表取締役社長の岩田卓郎氏は、2021年に酒造メーカーである『西酒造』と共同で商品開発を行うコスメブランド『YOUNESS』を設立。これまで美に関する事業をマルチに展開する傍ら、寄付やボランティアなどの社会貢献活動も行ってきました。
20年以上美容業界に携わってきた岩田氏は、「女性がいつまでも美しく…というのは我々の理念でもありますが、歳を重ねれば重ねるほど、美容や医療の力が必要だと考えています。日本人は歳を重ねることについ悲観的になりがちですが、60歳や70歳でも美しい方はたくさんいらっしゃいます。美容を通じて、我々がその手助けをしていければ、と考えています」と、今後の意気込みを語っていただきました。
YOUNESS公式サイト:http://lp.youness.tokyo/
『Global Gift Gala in Tokyo 2022』のメインスポンサーとして参加した岩田拓郎氏
日本寄付財団の代表理事も参加
寄付文化を広めるというミッションを掲げ、過去に優遊自適に登場して頂いた日本寄付財団の村主代表の姿も拝見することができました。日本寄付財団は、本イベントに参加している「maaaru(全ての地域、全ての子どもに等しく教育機会を提供し、世界を繋ぐ円を描くプロジェクト)」及び、共催団体「インバウンド総研」への資金援助を行なっています。
『Global Gift Gala in Tokyo 2022』にVIP招待された日本寄付財団 村主代表
イベントで得た収益は、国内外の社会貢献活動に
共催の一般社団法人インバウンド観光総研の藤田康範氏は、「『Global Gift Gala』は、一晩で数千万円から数億円の寄付をいただく大規模なイベント。これをきっかけに、日本にもGALAという文化が根付くことを祈っています」とコメントしています。
このイベントで得た収益は、国内外の子どもや女性を支援する団体をはじめ、さまざまな活動に寄付される予定です。