名だたるハリウッドスターやセレブが来日

イベントには、The Global Gift Foundation代表のマリア・ブラボーをはじめ、フランスを代表する俳優のジャン・レノ夫妻、映画『戦場のピアニスト』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディ、映画『美女と野獣』でガストンを演じたルーク・エヴァンスなど、世界のハリウッドスターやセレブが来日。

来場ゲストとして、デヴィ・スカルノ、アンミカ、清川あさみ、蜷川実花、Mattなど日本の著名人やアーティストなども出席し、社会貢献を推進しました。

開演前のフォトコールの様子。左からルーク・エヴァンス、マリア・ブラボー、エイドリアン・ブロディ、ジャン・レノ

イベントのオープニングでは、バレエダンサーの高橋裕哉らが登場。三味線や書道、バイオリン、ポールダンスなど斬新なコラボパフォーマンスで会場を盛り上げました。

バレエダンサー高橋裕哉と書道家、バイオリニストらの競演

国内外で活躍するポールダンサーKUMIによるパフォーマンス

マリア・ブラボーによる開会の挨拶では、「私は『Global Gift Gala』を通してサポーターの方々と団結し、寄付を募ることによって誰かの力になりたいと考えています。特にコロナ禍に入ってからは、将来への不安によって精神的に不健康な状態になった人々が助けを求めています。私達はサポートを通して、愛を伝えていくことが大事だと思っています」とコメントし、社会貢献活動への重要性を改めて強調しました。

『The Global Gift Philanthropist Award』を受賞し、トロフィーを受け取るジャン・レノ

その後、医療やヘルスケア分野におけるこれまでのサポート活動や改革が称えられ、ジャン・レノが『The Global Gift Philanthropist Award』を受賞。ステージで『Global Gift Gala in Tokyo 2022』に参加した理由を二つ述べ、一つは誰かの助けになること、二つ目は「日本は私の第二の故郷でいつも私の心にあります」と日本語でコメントし、会場を湧かせました。

鏡開きで菰樽を打つパフォーマンスを楽しむ様子

その流れで、エイドリアン・ブロディやルーク・エヴァンス、アレックス・ラミレスら13名が登壇。青い法被に身を包み、和やかな雰囲気の中、日本らしい演出として鏡開きが行われました。

元プロ野球選手のアレックス・ラミレスとその家族が登壇

続いて、一般社団法人 VAMOS TOGETHERの代表であり、元プロ野球選手のアレックス・ラミレスが、ダウン症を患う長男の剣侍くんと奥様とともに登壇。今回、名誉議長として参加した『Global Gift Gala in Tokyo 2022』への思い、そして「私はダウン症の子どもを抱える一人の親として、妻と一緒に努力をし、日々幸せを追求しています。この幸せは、私一人の力ではありません。妻の力、家族の力、そして皆様の力であります。生き方、文化、言語、出身地などに関わらず、一人一人が自分に誇りを持ち、幸せな毎日を送っていただきたい」とスピーチし、周囲に感謝の意を表しました。

『You Raise Me Up』の曲を生披露するルーク・エヴァンス

この日のために用意されたパフォーマンスも、大変豪華で素晴らしいものでした。ミュージカル作品で数多くの主演を務めてきたルーク・エヴァンスは、名曲『You Raise Me Up』を生披露。

また、世界の舞台で活躍するダンスパフォーマー・EBIKENこと蛯名健一は卓越したダンスを、日本の歌姫であるMay J.は、大ヒット映画『アナと雪の女王』の主題歌『Let It Go』で美しい歌声を響かせました。途中、アレックス・ラミレスの息子である剣侍くんがステージに上がる場面もあり、会場はさらに盛り上がりました。

剣侍くんの横で映画『アナと雪の女王』の主題歌『Let It Go』を歌うMay J.

俳優業だけでなく、アーティストとしての顔も持つエイドリアン・ブロディは、「日本の文化が大好きなので、今日はここに来られて光栄です。私は俳優になる前から、絵を描くという表現によって社会貢献し、環境に恵まれない子どもや、助けを必要とする人達とコミュニケーションを取ってきました。今夜も、その目的を果たすために来ました」と、慈善活動への熱い思いを語りました。

自身の経験を振り返り、社会貢献活動への思いを改めて語ったエイドリアン・ブロディ

また、エイドリアン・ブロディがイベントのために急遽一晩で描き上げたという絵画作品は、この後開催されたチャリティオークションに特別出品され、2,200万円で落札されました。

オークションの様子は、記事の後編をぜひご覧ください。【後編】はこちら