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そもそも社交ダンスとは?
社交ダンスとは、主に男女ペアで踊るダンスのことです。
四方八方からオーディエンスに囲まれながら踊るのが特徴で、どの角度からでも美しく優雅に見える動きやポーズをするのもポイント。
社交ダンスは世界50か国以上にプレーヤーがいる人気なダンスです。世界共通のステップを覚えることで言語が異なる相手とも一緒に踊れるため、誰とでもコミュニケーションがとれるツールとして使えます。
社交ダンスの歴史
社交ダンスが踊られたのは、12世紀のヨーロッパでの宮中舞踊からだとされています。庶民に親しまれていたワルツが形を変えて、ルネサンス時代に上流階級の人々に踊られるようになったのが社交ダンスの始まりとされています。
18世紀後半には、お互いの体をホールドして踊る形に変化しました。男女の抱擁のようなスタイルは反発の声もあったようですが、19世紀からは種目が増えたり20世紀には競技ダンスが体系化されたりしたことで、世界中で親しまれるようになりました。
社交ダンスの種類
社交ダンスは「スタンダード」と「ラテンアメリカ」に分けられ、それぞれ曲調とステップが異なります。それぞれ5種類ずつのダンス種目があるのも特徴です。
こちらでは、社交ダンスの種類と10個の種目について解説します。
スタンダード
男女が常にホールドを組んだ状態で踊られる、優雅で穏やかな印象のダンスです。
男性は燕尾服やタキシード、女性は長めなドレスを着用して踊ります。
スタンダードのダンス種目とその特徴は以下の通りです。
- ワルツ:社交ダンスの中でもメジャーなダンス。三拍子の緩やかなスピード感が特徴
- タンゴ:激しい動きと動作の停止による緩急が特徴の情熱的なダンス。上下の動作がないため高齢層でも踊りやすい
- ベニーズワルツ:スピード感のある三拍子のダンス。回転する動きがあるのも特徴
- スローフォックストロット:ゆっくりとした四拍子の音楽に合わせて踊るなめらかなダンス。膝や足首を柔軟に使ったリズミカルな動きが組み込まれてるのも特徴。
- クイックステップ:スピード感がありつつも優雅さが感じられるダンス。男女で息を合わせた動きが必要なため、難易度は高め
ラテンアメリカ
男女が組んだり離れたりと自由が高いのが特徴のダンスです。衣装のスタイルも自由ですが、男性はワイルド、女性はセクシーなものが多く選ばれます。
ラテンアメリカのダンス種目とその特徴は以下の通りです。
- チャチャチャ:軽快なリズムと速い動きが特徴のダンス。男女の駆け引きが表現され、メリハリをつけるのがポイント
- サンバ:陽気なリズムとアップテンポが特徴の有名なダンス。弾むような動きで踊られる
- ルンバ:ゆったりとした四拍子のリズムで男女間の心情が表現されるダンス。ステップが比較的覚えやすいようになっているのも特徴
- パソドブレ:スペインの闘牛を描写したドラマチックなダンス。ほかのラテンアメリカの種目は女性が主役であるのに対して、パソドブレは男性が主役であるのが特徴
- ジャイブ:ロックンロールやスイングジャズの軽快なリズムが特徴のダンス。素早いステップによって運動量が非常に多い
社交ダンスのおすすめなポイントは?
こちらでは、社交ダンスを始めるメリットをご紹介します。
社交ダンスには以下のようなメリットがあります。
- 健康によい
- 人間関係が広がる
- 姿勢がよくなる
- 生涯楽しめる
それぞれ詳しく解説します。
健康によい
社交ダンスは効率的な有酸素運動になるため、代謝が上がって健康的な体づくりにつながります。
また種目によって動かす体の場所が異なるため、さまざまな体の箇所を鍛えることも可能です。
社交ダンスをすれば以下のような効果が期待できます。
- 肩こり改善
- 姿勢改善
- 体幹強化
- 歩き方矯正
- ダイエット
- 脳の活発化
- ストレス発散
- 認知症予防 など
種目によって運動量は異なるため、自分のレベルに合ったものから始めましょう。
人間関係が広がる
社交ダンスによって、一緒に踊るパートナーやダンスを教えてくれる講師陣との親睦が深められます。
世界中で親しまれている社交ダンス。機会があれば、言語や国籍を超えたつながりを構築することにもつながります。
社交ダンスを通して、コミュニティを広げてみてはいかがでしょうか。
生涯楽しめる
種目にもよりますが、社交ダンスは老若男女問わず楽しめる競技です。そのため、若いうちから始めれば長期にわたって続けられます。
70代、80代になっても社交ダンスをしている方が多いことから、いくつからでも気軽に始めやすいのもポイントです。ダンスのテンポは遅くすることも可能なため、激しい運動ができない方にもぴったりです。