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執筆者:水上 ゆかり
少人数でのんびりと国内を旅したい…そんな方におすすめしたいのが、JTBロイヤルロード銀座が提供するツアー「夢の休日」です。今回は、2022年夏秋号のパンフレットに掲載中のツアーから、10/9(日)と10/10(月・祝)に出発を予定している1泊2日の長野旅行の一部をご紹介します。中でも観光列車「ろくもん」は、乗車してみないと分からない“お楽しみ”が盛りだくさん!その他の見どころやご宿泊いただくホテルの特徴などもお伝えします。

豪華な食に絶景、粋なおもてなし…戦国武将をテーマにした「ろくもん」で楽しむ列車の旅

「ろくもん」は、軽井沢と長野を結ぶしなの鉄道の観光列車として2014年に運行を開始。「ろくもん」の名称は、長野県上田市ゆかりの武将・真田一族の家紋である六文銭(ろくもんせん)に由来しています。車両デザインは、JR九州の寝台列車「ななつ星in九州」などを手掛けた工業デザイナー・水戸岡鋭治氏。車体は真田幸村の赤備えをイメージした濃い赤を基調とし、ゴールドの家紋が配置されています。

今回ご紹介する2種類のツアーの目玉は、長野から軽井沢に至る約2時間15分の「ろくもん」の旅。元運転士で現在は客室乗務員の山岸剣輔さんにお話を伺いながら、その魅力に迫ります。

右がしなの鉄道株式会社の山岸剣輔さん

車両ごとにコンセプトが異なる観光列車

2号車の車内。景色がまるで絵画に見えるように窓枠が設置されている

まず、「ろくもん」は車両ごとに座席の配置やデザインが異なります。1号車は2人と4人掛けの対面席やソファ席を配置したグループ向け。2号車はカウンター席とソファ席が並ぶお洒落なラウンジ風。3号車は障子で仕切られた和風の個室タイプで、車椅子の方向けのトイレも設置されています。

ヒノキの香りに包まれた3号車

料理や飲み物も運んでくれる

1号車は主にカラマツ材、2号車はスギ材、3号車はヒノキ材と、内装には長野県産の木材をふんだんに使用。椅子は柄の異なる張地を使用するなど、細部のデザインにもこだわっています。

本ツアーでは最大72名まで乗車可能な「ろくもん」全3両をゆったり貸し切り、信州の絶景や美食を堪能できます。

名店の創作和食を信州ワインとともに

季節によって献立が変わる創作和食料理を提供(写真は春の献立)

車内で提供されるご昼食は、長野県千曲市にある和食会席料理店「竹葉亭」の創作和食。副料理長が同乗して、最後の仕上げをしてくださいます。

内容は、二段重ねのお重に味噌汁・ご飯・茶碗蒸し・デザートまで付いて、期待していた以上に豪華なものでした。重箱を彩る料理は20種類以上にのぼり、一品一品じっくりと味わいたくなります。中でも好評なのが、素材によって煮方を変えている「煮物」だそうです。

景色とともに味わう贅沢なひととき

さらに、他の観光列車との違いについて「温かい状態で召し上がっていただきたい料理は、時間差でご提供しております」と山岸さん。

飲み物は、長野県産のワイン(赤・白)か季節のジュースから選べます。信州の風土が育んだワインは上品で甘みがあり、お食事との相性も抜群です。

 

デザートの一例(写真は抹茶ティラミス)

抹茶を点てる客室乗務員の方

デザートは、客室乗務員の方が車内で点ててくださった抹茶と一緒に味わえます。食後は、温かいほうじ茶でほっとひと息。抹茶碗や家紋をあしらった陶器は、信州の伝統工芸品「松代焼」を使用しているそうです。

心に残るろくもんならではのおもてなし

戦国時代を思わせるほら貝の音色は扉が開く合図

「ろくもん」の魅力は、内装や料理だけではありません。

実は「ろくもん」出発時には、戦国時代の合戦をイメージしてほら貝を吹く演出がなされます。普段はなかなか耳にできない力強くも神聖な音色がホームに響き渡ります。

みすず飴を販売する様子

ロゴをバックに記念撮影

また、停車駅ごとにさまざまな“お楽しみ”が待っています。真田氏発祥の地と言われる上田駅のホームでは、信濃名物のゼリー菓子「みすず飴」を販売。ろくもん限定仕様のパッケージデザインなので、お土産にもおすすめです。

「ろくもん」を背景にした写真撮影は、行列ができるほどの人気ぶりでした。

正味10分間のミニツアーの様子

上田駅の2駅先、小諸駅では停車時間中に駅前の「停車場ガーデン」を巡るミニツアーが行われます。旗を持った乗務員の方が解説付きで案内してくださるので、旅の気分が高まります。

園内の石畳には、真田家の「洲浜(すはま)」の家紋が隠れていました。ぜひ探してみてくださいね。

上田城(上記は拡大写真)

浅間山

車窓から流れる壮大な景色も見逃せません。千曲川、上田城、浅間山は見逃せない3大ビューポイント。浅間山付近でスピードを落としてくれる憎い演出も嬉しい限りです。

手を振るしなの鉄道の社員さんや地域の方々

さらに、しなの鉄道株式会社の社員や関係者の方々、幼稚園の園児たちが手を振ってくれました。園児たちが元気に駆け寄ってくる姿は微笑ましくて癒されます。いつもご好意で手を振ってくれるそうです。

軽井沢駅のラウンジで1日限りのコンサートも開催

旧軽井沢駅舎記念館の貴賓室を改装したろくもんラウンジ

終点の軽井沢駅に到着したら、「ろくもんラウンジ」へ。ここでは、ヴァイオリニストの大迫淳英氏による約60分の特別なコンサートが開催されます。ヴァイオリン、チェロ、ピアノの三重奏をお楽しみください。

Profile

ヴァイオリニスト

大迫淳英 氏

豪華寝台列車「ななつ星in九州」の音楽演出のプロデュースや「ろくもん」テーマ曲の制作などを手掛けたヴァイオリニスト。「夢の休日 感動の響き」公式アンバサダー。現在は、東急電鉄「THE ROYAL EXPRESS」の演出プロデュースを担当している。

なお、「ろくもん」に乗車するツアーは〈10/9発〉と〈10/10発〉の2種類が用意されています。
ろくもん以外に観光する場所や宿泊先がそれぞれ異なるため、お好みのツアーをお選びください。

10/9発|秋の志賀高原と「ろくもん」乗車 2日間

1日目に歴史ある寺社仏閣群や秋色に色づく「志賀高原」を巡り、2日目に長野県立美術館の「東山魁夷館」を訪ね、「ろくもん」に乗車するツアーの見どころをご紹介します。

ビストロ クエルドクエル

クラシックな雰囲気漂う店内

由緒ある寺社や門前町を観光した後は、長野市南千歳にある老舗のビストロ「クエルドクエル」へ。ここでは、名物シェフによるフランス料理を楽しめます。

オーナーシェフの上原一彦さんは、軽井沢町にある「万平ホテル」で修行中、1964年に東京オリンピック選手村へ最年少で抜擢され、各国選手の食事づくりに参加した経験の持ち主。その後、東京赤坂にあるレストラン「カナユニ」へ初代料理長として招かれ、1966年には渡仏して「マキシムドパリ」で研鑽を積んだそうです。

そして1976年、故郷である長野の地で「クエルドクエル」をオープン。創業当初から大人気だという「わかめのポタージュ」など、ジャンルの枠を超えた独自のメニューを次々と生み出し、80歳を迎えられた今も調理場に立ち、柔軟な姿勢でお客様をもてなしています。柔和な笑顔の奥さまによるおもてなしも素敵です。

パティシエで料理人の娘さんの感性も加えた料理は日々進化中。信州をはじめとする厳選食材を使った創作フレンチは、ご昼食にて召し上がっていただけます。

上林温泉 上林ホテル仙壽閣

和と洋が調和したホテル

本ツアーの宿泊先となる「上林ホテル仙壽閣」は、志賀高原の山裾に佇む閑静な温泉地にあります。昭和初期に創業以来、皇族の方々や数多の文化人に愛されてきた由緒あるホテルです。

まず目を奪われるのは、壮観な庭園を望む大理石のロビー。そのロビーでは、庭園を眺めながらコーヒーを自由に飲むこともできます。

秋のお料理一例

ご夕食は、長野県産の食材をふんだんに使用した懐石料理。旬の松茸をはじめ、北信濃で採れた新鮮な食材の滋味あふれる料理をお楽しみください。

また、源泉掛け流しの温泉も魅力。県内一の温泉湧出量を誇るこのホテルでは、至るところで源泉が湧き出る様子を見ることができます。特に露天風呂は、巨岩から滝のように流れ落ちる様子がダイナミック!湯量のすごさを実感できます。

和の趣に包まれた本館の和室

お部屋は、北信五岳の一部を一望できる純和室やベッド付きのモダンな和室、静寂に包まれた離れの和室が用意されています。いずれも50㎡以上の広々とした和の風情に満ちた空間。旅の疲れをほどいてお休みください。

秋色に染まる庭園

四季で表情を変える庭園の散策もおすすめ。鯉が泳ぐ日本式の庭園には、赤松や紅葉の大樹のほか、120種もの山野草が四季の色を添えます。自然の美や香りを肌で感じてください。

 

長野県立美術館 東山魁夷館

長野県立美術館の正面入口

ツアー2日目に訪ねる「長野県立美術館」は、歴史ある寺社に隣接する城山公園内にあります。前身の長野県信濃美術館のコレクションを引き継ぎ、2021年4月、「ランドスケープ・ミュージアム」をコンセプトに名称も新たに生まれ変わりました。

「公園や寺社に足を運んだ方が気軽に立ち寄れるように、“屋根のある公園”というキャッチフレーズを掲げています」と話してくださったのは、副館長の井上英さん。館内にはフリースペースが多く設けられ、カフェやレストランもあります。信州の山々、寺社などの歴史的建造物に馴染むように設計されたデザインも素敵です。

今回のツアーでは、本館に併設する「東山魁夷館」で、信州の風景を愛した日本画家・東山魁夷の作品を鑑賞できます。

970点余りの作品が収蔵・展示されている

実は、全作品のうち半数余りは画家ご本人が望んで寄贈したものだそうです。中には絵を描く過程がよく分かるスケッチや習作なども展示され、段階を踏んで丁寧に絵と向き合っていたことが分かります。

日本のみならず、北欧やドイツ、中国などへの旅の記憶をもとに独自の自然観を描いた風景画も展示されていました。

「東山魁夷は風景を描く人で人物は描きません」と井上さん

東山魁夷館では、年に6回展示替えを行っています。ツアー期間中は、志賀高原の晩秋を描いた「山谿秋色」や、楓を鮮やかに描いた「行く秋」などの秀作もご覧いただけます。

10/10発「ろくもん」乗車と軽井沢滞在 2日間

こちらは1日目に「ろくもん」へ乗車し、2日目に軽井沢を自由に巡るツアー。個人旅行のように軽井沢を観光したい方におすすめです。

ルグラン軽井沢ホテル&リゾート

7万坪の広大な敷地に佇むホテル

「ルグラン軽井沢ホテル&リゾート」は、自然豊かな南軽井沢エリアに佇む木造建築のホテル。こちらへは、ろくもんの旅とコンサートを楽しんだ後に訪ねます。

雄大な浅間山が一望できるロケーションと、軽井沢エリアでは珍しい天然温泉が併設されているところが特長です。

暖炉を設えたバーラウンジ

特筆したいのは、調度品の素晴らしさ!館内に一歩足を踏み入れると、家具やカーペット、照明器具に至るまで、優美でクラシカルな趣に満ち溢れていました。中には、100年以上前につくられた一点物の扉やシャンデリアもあるそうです。

2018年7月にオープンしたホテルですが、昔の軽井沢を思わせる重厚感と気品あふれる内装に心を奪われます。

プールサイドバーからの開放的な眺め

本館2階にあるプールサイドバーでは、お酒を飲みながらリゾート気分を味わえます。夜は満天の星空を、朝は澄み切った青空と浅間山が一望できるかもしれません。

実力派シェフのフレンチは絶品

夕食が提供されるレストラン

夕食は、ミシュラン1つ星を獲得したシェフが手掛けるフランス料理。新鮮な信州の食材を使い、匠の技でエレガントに昇華させた美食フレンチを味わえます。

広々とした内湯と露天風呂

軽井沢で温泉に入れるのも大きな魅力。最上階に位置する露天風呂では、軽井沢の自然や星空を眺めながら寛ぎのひとときを過ごせます。「美人の湯」とも呼ばれる炭酸水素温泉で、お肌もすべすべに。体に負担がかかりにくい遠赤外線サウナも併設されているので、心ゆくまで旅の疲れを癒してください。

お部屋は、約60㎡の広々としたプレミアムツインタイプ。静寂で大自然に囲まれたホテルなので、野鳥の声で目覚められるかもしれません。

さらに営業部の原一保さんによると、10月は庭園のバラが見頃を迎えるとのこと。時間を見つけて散策してみてはいかがでしょうか。

2日目は観光タクシーで軽井沢を満喫

紅葉の名所「雲場池」は息を呑む絶景

ツアー2日目は、ひと組様ごとに用意した観光タクシーで約6時間半の軽井沢観光を満喫できます。

秋を感じたい方には、水面に映る紅葉が美しい「雲場池」や、滝と紅葉の調和が見事な「白糸の滝」がおすすめ。軽井沢星野エリアにある「軽井沢高原教会」を囲む紅葉も見事です。

軽井沢らしいお洒落な商店街

お土産探しや買い物を楽しみたい方は、魅力的なお店が立ち並ぶ「旧軽井沢銀座通り」をはじめ、軽井沢駅の南口にある広大なアウトレットモール「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」でも有意義な時間を過ごせそうです。周辺には、ゴルフ場やパターゴルフを楽しめる施設もあります。

エリアによって特徴や見どころが異なる軽井沢。お好みの場所を見つけて、思い思いの時間をお過ごしください。

ツアー詳細情報

色づく信州にて秋の調べを愉しむ
紅葉の志賀高原と「ろくもん」乗車2日間
出発日 2022年10月9日(日)
スケジュール
◎は入場観光、〇は下車観光、☆は紅葉の見どころ
1日目
東京駅(9:00~9:40)発〓(北陸新幹線グリーン車)〓長野駅==○信州善光寺==長野「クエルドクエル」(フランス料理ご昼食)[椅子席]===☆○志賀高原 蓮池の散策==上原温泉泊(16:30頃)
ご夕食:旬の松茸を含む月替わりの懐石料理
宿泊:上林ホテル仙壽閣
2日目

ホテル(10:30頃)==◎長野県立美術館 東山魁夷館==長野駅+++(ろくもん乗車・車内昼食)+++軽井沢駅/ろくもんラウンジにてオリジナルコンサート(約60分)〓(北陸新幹線グリーン車)〓東京駅(19:00~20:00)着

芸術の秋 ハイヤーで愉しむアートの町
「ろくもん」乗車と軽井沢滞在2日間
♦出発日 2022年10月10日(月・祝)
♦スケジュール
◎は入場観光、〇は下車観光
1日目
東京駅(11:00~11:30)発〓(北陸新幹線グリーン車)〓長野駅+++(ろくもん乗車・車内昼食)+++軽井沢駅/ろくもんラウンジ内にてオリジナルコンサート(約60分)==軽井沢泊(16:30頃)
ご夕食:ホテル内「Vaas」にてフランス料理
宿泊:ルグラン軽井沢ホテル&リゾート
2日目
ホテル(10:00頃)==軽井沢観光(お客様1組に1台観光タクシーをご用意/約6時間半)==軽井沢駅〓(北陸新幹線グリーン車)〓東京駅(17:30~18:30)着

各ツアーの詳細情報はこちら

夢の休日 2022年夏秋号
「ろくもん」乗車ツアー

「夢の休日」で叶う少人数の国内旅行

旅情を誘う観光列車「ろくもん」に乗車するツアーの一部をご紹介しました。豪華な列車に揺られながら絶品のお食事とワインを楽しみ、ヴァイオリニストによる演奏で優雅な秋の訪れを感じてください。
今回ご紹介したツアー以外にも、「夢の休日」では旅のプロが選りすぐったツアーを豊富に揃えています。全国各地からご参加いただけるので、国内旅行を優雅に楽しみたい方はぜひパンフレットをご覧になってください。

デジタルパンフレットを見る

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この記事の監修・執筆者
監修
JTBロイヤルロード銀座
執筆者
水上 ゆかり
福岡出身、横浜在住。福岡の零細企業でフリーマガジン・タウン誌の編集者として4年間孤軍奮闘。ミュージシャンや俳優、経営者、学生などから多岐にわたるテーマの取材・撮影を行い、1年間は編集長も兼務。その後、オーガニック製品(食品・化粧品・雑貨)の企画職を経て、2017年にフリーのライター・編集者に。同年、アロマ検定1級を取得。化学物質に頼らない暮らしを日々実践中。
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