執筆者:水上 ゆかり
健康は財産だと分かっていても、自分に合った健康管理の方法にお悩みの方も多いのではないでしょうか。健康診断や人間ドックを受診しても、将来起こり得る疾病へのアプローチが不十分では、いざというときに高額な治療費が必要になるケースもあります。人生100年時代を豊かに過ごすためには、「予防医療」をベースにした健康への投資が必要です。
本記事では、予防医療に特化した会員制健康サポートサービス「聖路加メディローカスクラブ」の取り組みについてご紹介します。

「聖路加メディローカス」誕生の経緯

聖路加メディローカスは、日本で初めて人間ドックを行った「聖路加国際病院」を運営母体とするクリニックです。1901年、米国聖公会の宣教医師によって創設された聖路加国際病院は「予防医療」のまさに先駆け。人が本来持っている身体機能の可能性を引き出し、生活の質を高めることをいち早く提案、実践を重ねてきました。この120余年にわたる聖路加の精神を引き継ぎ、2012年に誕生したのが「聖路加メディローカス」です。

東京駅から程近く、大手町駅直結という抜群の立地にあり、大手町・丸の内エリアで働くビジネスパーソンや外国籍の方も気軽にかかれる外来診療機能と、経営者の方などを対象にした会員制健康クラブの2つの柱で、多くの人々の健康を支えています。

聖路加メディローカスは、2013年に医療機関の国際的な評価機関であるJCIの認証を取得し、2021年に認定が更新されました。さらに、米国週刊誌「Newsweek」が発表した「World’s Best Hospitals 2020」では、聖路加国際病院が国内1位、世界16位(国内最上位)に選出。これらはまさに、聖路加ブランドが国際レベルの医療を牽引してきた証でもあります。

聖路加メディローカスクラブの意義

予防医療の伝統を受け継ぎ、より質の高い診療やアドバイスを求めるニーズに応えるべく誕生した会員制の健康サービスが「聖路加メディローカスクラブ」です。シニア層を中心にその需要は着実に伸び続けており、「人間ドック」「運動サポート」「情報・連携」を3本柱に、一人ひとりに寄り添った予防医療メニューを提供しています。

生活習慣病と3大疾病を網羅した人間ドック

生活習慣病と3大疾病(がん・脳血管疾患・心疾患)に対応した充実の人間ドックは、初年度は年に3回、2年目以降は年に2回の受診が可能です。1回目は「基本健診」であらゆる生活習慣病を細かく洗い出し、2回目以降は「がん検診」「血管系検診」のいずれかを選択できます。

聖路加メディローカスでは、PET-CT・MRIなど先端の検査機器が充実しているだけでなく、被ばく量が従来の10分の1程度である「低被ばく検診」が行えるなど、安全な検診環境にも配慮がなされています。特にPET-CT検査は、がん診断の有用性が非常に高いと認められているものの、実は検査環境をしっかりと備えた病院は多くありません。精度の高い希少な検査が受けられると、わざわざ検査だけを受けに来る方もいらっしゃるそうです。

健康診断や人間ドックは受けて終わりではなく、アフターケアを行って初めてその価値が生まれます。1回受けただけで満足せず、「受診しっぱなしにしない」ことが、健康資産を守るための重要なカギとなりそうです。

また、検査に関わる技師や読影医が優秀なところも聖路加の強みの一つ。優れた機器を備えていても、最終的な診断結果は検査技師や読影医の能力によって大きく左右されます。見逃しや誤診の可能性もゼロではありません。

聖路加メディローカスには優秀な医療スタッフが揃っており、日夜患者さんと向き合いながら技術を磨いています。充実した医療設備と読影の正確さを強みに、日々予防医療の伝統を支えているのです。

PET-CT検査室

 

「医療」と「運動」を合体。一人ひとりに合った運動プログラムを提供

全国に会員制の健康クラブは多く存在しますが、施設内に本格的なフィットネスジムを併設し、運動面からもアプローチを行うのは、聖路加メディローカスならではの大きな特徴です。

さらに、聖路加メディローカスは国際的なトップアスリートのサポート実績も持つ「R-body project」と提携しています。身体機能を確認・評価し、弱点を補うオーダーメイドの運動プログラムを提案。自宅でできる効果的な運動メニューも提案するため、頻繁にジムに通えない方でも安心です。国内トップクラスの専任トレーナーによる丁寧なレクチャーも、無制限で受けることができます。

パーソナルトレーニングを受けることで、身体の痛みや姿勢の改善、日常生活で転ばないための体力増進などあらゆる効果が望めます。実際、高齢であっても「見違えるほど身体の柔軟性が向上した」と話す女性もいらっしゃったそうです。

フィットネスジム

 

「かかりつけ医」としての機能と強固な連携システム

聖路加メディローカスのような総合病院が母体のクリニックでは、「かかりつけ医は持てない」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、聖路加メディローカスクラブの会員なら診察の予約も取りやすく、いざという時にも主治医の診察をスムーズに受診することが可能です。会員と一般外来の受付や診察室は異なりますが、診療を行う医師は変わりません。

頼りになるかかりつけ医に加え、充実した検査機器で詳しく診てくれるところも安心。万が一異常が見つかった場合は、本院の聖路加国際病院や適切な医療機関と連携を図り、より専門的な治療や診察を速やかに受けることができます。専門的な治療を必要とせず、経過観察や定期的なフォローを要する場合には、聖路加メディローカスの外来で継続的に診てもらえます。

また、通常のクリニックでは検査結果を持って病院を探す必要がありますが、聖路加メディローカスで検査を受けた場合、紹介状や面倒な受診予約などの手続きは一切不要。アフターフォロー体制も万全に整っています。

聖路加国際病院

 

生き生きとしたシニアライフを送るために

聖路加メディローカスクラブの会員の多くはシニア世代。8割は経営者とその家族です。残りの2割は弁護士や会計士、執筆業、役者など、職業はさまざまですが自立した社会生活を営む健康意識の高い方が多いようです。また、地方や海外にお住まいの方も入会しています。「責任ある立場だからこそ長生きしたい」「100年時代を元気に過ごしたい」「ストレスのない健康管理をしたい」そんな方々のニーズに応えてくれる健康クラブです。

少人数制のサービスだからこそ叶う、行き届いたおもてなしとゆとりのある快適な検診、思わず長居したくなるホテルのような空間も魅力。施設見学は随時電話で予約を受け付けているので、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

お問い合わせ

聖路加国際病院附属クリニック 聖路加メディローカス

 
場所:東京都千代田区大手町1丁目9-7 大手町フィナンシャルシティ サウスタワー2F
TEL:03-3527-9520
アクセス:東京メトロ丸の内線大手町駅直結、JR各線東京駅丸の内北口徒歩約10分
公式サイトhttp://medilocus.luke.ac.jp/
【聖路加メディローカスクラブ】
入会金198万円(税込) 年会費66万円(税込)
 
この記事の監修・執筆者
監修
聖路加国際病院附属クリニック 聖路加メディローカス
執筆者
水上 ゆかり
福岡出身、横浜在住。福岡の零細企業でフリーマガジン・タウン誌の編集者として4年間孤軍奮闘。ミュージシャンや俳優、経営者、学生などから多岐にわたるテーマの取材・撮影を行い、1年間は編集長も兼務。その後、オーガニック製品(食品・化粧品・雑貨)の企画職を経て、2017年にフリーのライター・編集者に。同年、アロマ検定1級を取得。化学物質に頼らない暮らしを日々実践中。
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協賛企業:聖路加国際病院附属クリニック 聖路加メディローカス