執筆者:末良 真里奈

vol.41
Palau Pacific Resort & The Pristine Villas and Bungalows

皆さん、こんにちは。

前回は、初めて訪れたカンボジアで滞在したホテルをご紹介しましたが、今回もまた、私にとって初めて訪れる国での滞在記です。

関西国際空港からグアムを経由し、さらに約2時間。今回ご紹介するホテルがある、南国の島国・パラオへとやってきました。

太平洋に浮かぶ約340の島々からなるパラオ。透き通るターコイズブルーの海と手つかずの自然が広がり、「最後の楽園」とも称されるこの国は、世界中のダイバーやラグジュアリートラベラーを魅了し続けています。成田空港より直行便で約4時間半で訪れることができ、非日常を味わえるリゾートデスティネーションとして人気を集めています。

今回の旅先を考えていたとき、頭にあったのは「美しい海を眺めながら、ひとりでも穏やかに過ごせる場所へ行きたい」ということ。フィリピンでもモルディブでもない、まだ訪れたことのない場所を探しているうちに出会ったのがパラオでした。その透明度の高い海と穏やかな時間に惹かれ、気づけば航空券を予約していました。

パラオ国際空港に到着したのは深夜1時過ぎ。到着ロビーでホテルのスタッフと合流し、ホテルまで車で25分。

今回ご紹介するホテル、「パラオパシフィックリゾート」に到着です。
※掲載している到着時の外観写真は、深夜の到着だったため、翌朝に撮影したものです。

ウェルカムドリンクをいただきながら、サクッとチェックイン。

今回私が最初の2泊で滞在したのは、「ビーチフロントスイート キング」。深夜の到着だったこともあり、この日は部屋へ入ると、そのまま眠りにつきました。

翌朝、カーテンを開け、バルコニーへ出ると、そこに広がっていた景色に思わず息をのみました。

昨日までは真っ暗で何も見えなかったのに、こんな素敵な場所に到着していたとは!

お部屋はリビングルームとベッドルームに分かれており、使いやすい約71平米。



ベッドルームからバスルームに繋がっており、ダブルシンク、そしてバスタブ完備。


バスアメニティーには、ELEMIS(エレミス)。イギリス・ロンドン発のラグジュアリー・スキンケアブランド。1989年に創業し、天然由来成分と先端科学を融合させた製品づくりで知られ、特にスパ業界で高い評価を受けています。

まずは遅めの朝食から一日がスタート。


全てビュッフェ形式で、朝からたくさんの人で賑わっていました。閑散期の今は、アジア人が多い印象でした。

フライトで身体が疲れ切っていたので、朝の時間を少し楽しんだ後、すぐに向かったのは「ELILAI SPA」。

温かくスタッフが迎え入れてくれて、ジンジャーティーを飲みながら、自分の好みのオイルを選びます。

その後、ジャングルのような小道を抜けトリートメントルームへ。

フットバスでリラックスしたあとは、至福の60分の始まり。私の対応をしてくださったスタッフの方は、小柄なのにとても力があり、最高のトリートメントでした。

トリートメントを終えて外へ出ると、空は夕暮れ色に。穏やかな海を眺めながら、贅沢なひとときの余韻に浸りました。



こちらはハネムーンゲストに大変人気のある、キング&クイーン(King & Queen)。
プライベートな空間で、二人だけの特別なお食事をいただくことができます。

部屋へ戻ると、目の前には夕暮れに染まる海が広がっていました。

ただ何もせず、ぼんやりと水平線へ沈んでいく夕日を眺める。そんな時間を過ごせるのも、リゾートだからこその贅沢です。

忙しい日常ではなかなか味わえない、ゆっくりと流れる時間に身を委ねることで、心まで軽くなったような気がしました。

翌朝も、穏やかな海を眺めながらの朝食で一日が始まります。

シュノーケリングやその他アクティビティーに必要なものは、ビーチ前のプールハットでレンタルが出来ます。※The Pristine Villas and Bungalows以外のステイのゲストは有料

ビーチでシュノーケリングを楽しんだあとは、「Coconut Terrace Restaurant」でランチ。
この日いただいたのは「Palauan Sampler」。パラオの伝統料理を少しずつ味わえる、郷土の魅力が詰まった一皿です。

ココナッツを使った料理が多く並び、その土地ならではの味わいに、南国へ来たことを改めて実感しました。こちらは$48.40。日本円にしておよそ7,800円。

そういえば、もうひとつお伝えしておきたいことがありました。パラオには独自の通貨はなく、現在は米ドルが使用されています。

ホテル内の売店を覗いてみると、アメリカのポテトチップスがなんと17ドル(約2,700円)で販売されていました。思わず価格表示を二度見してしまうほどの金額でしたが、ここで改めて円安の影響を実感。美しい海に囲まれた楽園で過ごす一方、現実的な物価の高さにも驚かされた瞬間でした。

さて、この日はお部屋の移動です。
同じリゾート敷地内にありながら、滞在の舞台は「Palau Pacific Resort」から「The Pristine Villas and Bungalows」へ。

この日から2泊お世話になるのは、念願だった「Water Bungalows」。一度は泊まってみたいと思っていた憧れの水上ヴィラでの滞在が、ついに始まります。

お部屋の中は、この日までステイしていたスイートルームとはまた内装も変わり、ゆとりのあるシーリングに、海が見えるテーブル、そしてなんと、お部屋からそのまま海へ直接飛び込むこともできる、贅沢な造りになっています。


お部屋には、フィンとシュノーケリングセットが用意されています。人目を気にすることなく、プライベートな空間で気軽にシュノーケリングを楽しめるのも、このお部屋ならではの魅力です。

また、ミニバーのドリンクは全て無料。アサヒビールをはじめ、マンゴージュースなどのソフトドリンクも用意されています。

さらに、「The Pristine Villas and Bungalows」に宿泊するゲストだけが利用できる専用の「ダイニングルーム」も用意されています。朝食はもちろん、午後にはスナックや軽食を楽しめるほか、アルコールも提供されており、ゆったりとした時間を過ごすことができます。



敷地内には「Luuk Nature Center」があり、パラオに生息する魚や鳥などの生態について学べるほか、さまざまなアクティビティも用意されています。

そして、ここで出会ったのが日本人スタッフの方。パラオの自然や生き物について豊富な知識を持っており、一つひとつ丁寧に解説してくださいました。その専門性の高さには驚かされるばかりで、より一層パラオの自然の魅力を深く知ることができました。


毎週水曜日の午後5時30分からは、ビーチでホテル主催のカクテルパーティーが開催されます。ホテルスタッフや滞在中のゲストとの交流を楽しめるほか、伝統的なダンスパフォーマンスも披露され、会場は和やかな雰囲気に包まれます。

美しい夕日を眺めながらグラスを片手に過ごす時間は、とても贅沢で心安らぐひととき。旅の思い出をより特別なものにしてくれる、素敵なイベントでした。

夜になると、やわらかな照明が灯り、リゾートは昼間とはひと味違うムーディーな雰囲気に包まれます。

さて、翌日はダイニングルームで朝食です。こちらは、アラカルトメニューのみ。海を眺めながらいただく朝食は、なんとも贅沢です。

午後は、ホテルで手配してもらえるホテル外のアクティビティにも参加しました。なかでも印象的だったのが、セスナに乗ってパラオの絶景を上空から楽しむ遊覧飛行です。

エメラルドグリーンの海に点在するロックアイランドや、どこまでも続くサンゴ礁を空から眺める景色は、まさに息をのむ美しさ。飛行時間は約40分と聞くと長く感じるかもしれませんが、眼下に広がる絶景に見入っているうちに、あっという間に時間が過ぎてしまいます。高所が苦手でなければ、ぜひ体験していただきたい、パラオを代表するアクティビティのひとつです。

私が利用したツアー会社は、ホテルまでの送迎付きで、飛行時間約40分、料金はUS$200(約32,000円)。パラオならではの景色を存分に堪能できる、滞在中にぜひ組み込みたい体験でした。

ツアーの後は、ホテルでゆっくりと。
ダイニングルームにてお酒とチーズを楽しみ、ビーチを散策したり、波の音を聞きながらお昼寝したりと、ここでしか出来ない、贅沢な時間を過ごしました。


この日の夜はなんと、上皇上皇后両陛下が2015年にパラオをご訪問された際に召し上がられた、ロイヤルディナーをいただきました。

クラブサラダにはじまり、タロ芋のスープ、プリッとした食感が魅力のロブスター、そしてデザートまで、一皿ごとに素材の持ち味を丁寧に引き出したコース仕立て。どの料理も味付けは繊細で、日本人の口にもよく合い、南国ならではの食材を心地よく楽しめる内容でした。




私がいただいた際には、まだメニューとして提供されていなかったのですが、現在は正式にメニューに加わったとのことです。ぜひ皆さまにも一度味わっていただきたいお料理です。

いよいよ涙の帰国の日。
この日はメインの朝食会場、ココナッツテラスレストランで朝食をとり、最後のシュノーケリングそしてホテル散策を楽しみ、この旅を締めくくりました。

いかがでしたでしょうか。
美しい海を望む海外リゾートといえば、ハワイやモルディブを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、世界にはまだあまり知られていない魅力あふれるビーチデスティネーションが数多く存在します。

その一つが、今回ご紹介させていただいた国、パラオです。

Palau Pacific Resort & The Pristine Villas and Bungalowsは、パラオ屈指の美しいプライベートビーチと豊かな自然に囲まれたラグジュアリーリゾート。穏やかな海を眺めながら過ごす贅沢な時間や、世界有数の透明度を誇る海でのマリンアクティビティなど、日常を離れた特別な滞在を叶えてくれます。

喧騒から離れ、心からリラックスできるリゾートステイを求める方は、次の旅先としてパラオを選んでみてはいかがでしょうか。きっと、忘れられない景色と心満たされるひとときに出会えるはずです。

 

Palau Pacific Resort & The Pristine Villas and Bungalows
住所 :Koror, 96940 パラオ
今回ステイしたお部屋 :ビーチフロントスイート キング / 水上バンガロー
値段 :一泊*約USD1,500~ (およそ23万円~) / 約USD1,900~ (およそ30万円~)*時期により変動します
Profile
Hotel Ambassador
末良 真里奈
好きな時に好きな場所に旅をする。これまでに39ヵ国を訪れた、自称Travelholic(トラベルホリック=旅行中毒)。 “何が一番好き?”と聞かれたら、迷わず”旅行”と答える。
幼い頃から家族でよく海外旅行に行っていた事もあり、気付いたら旅行はわたしの人生に、不可欠なものとなっていた。
世界中を渡り歩き、気付いたら職業までもが「旅行」に関するホテル業界に。世界中から訪れる人々と交流したい、誰もが憧れる様な世界にいたい、という想いをもち、世界各国に展開している外資系5つ星ホテルに就職。京都、ロンドン、東京、シドニー、大阪で約10年間の経験を積み、現在はフリーのHotel Ambassadorとして活躍中。