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定年後の暮らしや、資金面のことを考えると不安なことも出てきますよね。

とくに持ち家に住んでいる人は、子どもの自立や変化する体調に合わせて、住まいを替えたいとお思いではないでしょうか。また、一人暮らしで広すぎると感じる家を上手に活用できたら嬉しいですよね。

持ち家のおすすめ活用方法は、売却・リースバック・賃貸活用の3つです。

この記事では、持ち家の活用方法を分かりやすく解説しています。自分にあった方法を取り入れて持ち家を活用することで将来に対する不安を減らし、素敵なシニアライフを送りましょう。

老後を迎えるとき持ち家はどうする?

老後を迎えるとき持ち家はどうする?

持ち家を所有している人は、老後の持ち家をどのように活用するのがよいのでしょうか。

定年後の一人暮らしで生活費や介護費用の心配をすることもあるでしょう。そのような漠然とした不安も、持ち家の活用方法を知ることで解消につながるかもしれません。

まずは、ご年配の方の平均的な所得・貯蓄額、持ち家を所有する人の割合を下記で詳しく説明します。

持ち家で暮らすご年配の方の割合

総務省の2018年住宅・土地統計調査によると、65歳以上の人がいる世帯(2253万4000世帯)のなかで、持ち家で暮らしているのは1848万9000世帯です。

これは全体の82.1%にあたり、多くの人が持ち家を所有していることが分かります。

次に、65歳以上の単身世帯(638万世帯)の持ち家に住んでいる人を見てみましょう。同調査では、422万5000世帯が持ち家に住んでいるというデータが出ています。

これは、全体の66.2%で、半分以上が持ち家で一人暮らしをしているということです。

上記のデータからは、シニア世帯は持ち家に暮らしている割合が多いということが分かります。

ご年配の方の平均所得・貯蓄額のデータ

厚生労働省による2019年国民基礎調査の概況によると、高齢者世帯(65歳以上の者のみか、またはこれに18歳未満の未婚の者が加わった世帯)の一世帯あたりの年間平均所得金額は312万6000円です。

貯蓄額は、60〜69歳が世帯主になっている一世帯あたりの平均貯蓄額は1461万7000円、70歳以上の場合は1233万5000円となっています。

また、60歳以上の世帯の4割以上が前年と比べて貯蓄が減ったと答えており、その理由として「日常の生活費への支出」を挙げている人は、60%を超えているのです。

上記のデータから、世帯主が60歳以上の世帯は、この先所得金額が減っていく可能性があることが分かります。

そのような場合に備えて、持ち家の有効活用方法の違いについて理解して快適なシニアライフを送りましょう。

持ち家を有効利用する3つの方法

持ち家を有効利用する3つの方法

定年後の暮らしや資金について具体的に想像してみると、心配になることもありますよね。

仕事を引退したあとの収入源が公的年金や恩給だけになる可能性が高いと、急な出費に対応できないケースも考えられます。

しかし、持ち家を有効活用できればそのような不安を軽減することにつながるかもしれません。

持ち家の活用方法3つについて詳しく確認していきましょう。

持ち家の活用方法1|売却する

持ち家は月々の家賃支払いはありませんが、家の老朽化による定期的な補修が必要です。また、固定資産税がかかり、必要経費ですが大きな出費になってしまうこともあるでしょう。

しかし、持ち家の売却を行えば、まとまった資金が手に入るのでライフステージに合わせた住まいを選ぶことができるようになります。

子どもが自立したので、いまよりもコンパクトな住まいに移りたい人や、バリアフリー改修されている家に住み替えたい、若しくは施設に入所するための資金に充てたいなど、さまざまな希望があるでしょう。

そうした希望にあわせて、現在のライフスタイル・住む場所を変えることも期待できます。

持ち家の活用方法2|リースバックする

リースバックとは、不動産会社に自宅を売却し家賃を払うことで、引き続き同じ住居に賃貸物件として住み続ける活用方法になります。

リースバックのよいところは、長年住んだ愛着のある住居から離れず暮らせることです。

しかし、リースバックによる売却は価格が低くなる傾向が強く、リースバック期間が長期化すると売却より家賃支払いの方が高くなってしまいます。

ほかにも、リースバック契約によっては、永久に住み続けられる保証がないので注意しましょう。

家賃支払いに切り替わりますが、持ち家の定期的なメンテナンスで大きな出費が必要になることもないので、家計収支を安定して管理することができますよ。

持ち家の活用方法3|賃貸活用する

持ち家を賃貸にする活用方法もあります。持ち家をすべて賃貸にして、引っ越すことも可能です。

賃貸活用を行うと、持ち家という資産を保有したまま家賃収入を得ることができます。その一方で、売却時のようなまとまったお金を受け取ることが難しいというデメリットもあるのが特徴です。

このように賃貸活用で継続的な収入を得るのか、売却やリースバックを行い、まとまった金額を得るのかが、持ち家を活用するポイントになりますね。

持ち家を賃貸活用するメリットやデメリット

持ち家を賃貸活用するメリットやデメリット

持ち家を賃貸活用することで、ゆとりあるシニアライフを過ごすために必要な生活費や資金を継続的に得られれば嬉しいですよね。

働かなくても収入があれば時間の有効活用もできるようになり、定年後の新たな趣味に投資することができます。

賃貸活用は夫婦で暮らしている人はもちろん、一人暮らしで家が広すぎると感じ引越しを検討している人や、年金収入だけでは不安のある人にもおすすめな活用方法です。

賃貸活用のメリット・デメリットと合わせて、賃貸活用を行っていくうえで知っておくべきポイントを確認していきましょう。

賃貸活用のメリット

賃貸活用のメリットは、下記の2つです。

  • 賃貸経営によって家賃収入を得られる。
  • 家賃収入によってライフスタイルに合わせた住み替えができる

継続的に得られる見込みのある家賃収入により、生活費や資金にも余裕が出るでしょう。

余裕ができた資金で、旅行や趣味への投資ができるようになるので、より快適なシニアライフを楽しめるようになります。

体調・身体の変化により、段差や階段をのぼることが難しくなる場合もあります。しかし、持ち家の環境や設備が整っていないと、不便を感じることもあるかもしれません。

持ち家を賃貸活用することで、家賃収入を得ながらライフスタイルに合わせた賃貸に引っ越すことも可能です。通院している病院の近くや、いまよりも買い物に便利な場所など、快適な住まいを選び直すことができるでしょう。

賃貸活用のデメリット

賃貸活用のデメリットには、以下の2つが挙げられます。

  • 新たな住まい(賃貸)を借りるハードルが高い
  • 契約・更新・解約の判断や確定申告が必要になる

持ち家を賃貸として活用し、新たな住まいに引っ越す場合は、身体的・金銭的な懸念から、ご年配の方のみで賃貸物件に住むことは難しいかもしれません。

そういった場合は、近くに家族が住んでいたり、仕事をしている子どもに連帯保証人になったりしてもらうことで賃貸物件を借りられないリスクを避けることも可能です。

また、持ち家を貸し出せば、大家業を営むことになります。それにともない、契約・更新・解約での入居者とのトラブル対応確定申告という業務を行わなければなりません。

しかし、このような専門的なトラブルや業務の問題は、賃貸活用のプロに相談して解決することができます。

誰でも新しいことをスタートするときは不安がつきものです。しかし、賃貸活用サポートを専門とした会社があるので、そのサービスを最大限活用して心配や不安を解消しましょう。

まとめ

まとめ

老後を迎えたあとの暮らしを想像して、いま住んでいる家をどうするか、一人暮らしで生活費をどのようにやりくりするかなど、不安な気持ちになる人もいるでしょう。

持ち家を活用して少しでも老後資金を増やしたいと検討されている人に、下記の3つの活用方法をご紹介しました。

  1. 売却する
  2. リースバックする
  3. 賃貸活用する

継続的な家賃収入が見込めることに魅力を感じる人は、ぜひ賃貸活用を視野に入れてみてくださいね。

不動産に関する専門家の詳しい話を聞きたい場合や、持ち家の具体的な活用方法を知りたい場合はプロに相談してみましょう。

ご相談は下記ページから受け付けています。

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