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シニアライフを送るにあたって、「便利でシンプルなマンションに住み替えよう」と考えていませんか。じつは、住みなれた家を離れたことを後悔する夫婦も多いです。
老後にマンションへ住み替えるにあたって、後悔しないために事前に知っておくべきポイントがいくつかあります。
この記事では、老後マンションへ住み替えて後悔してしまう理由について解説します。また、マンションを購入した場合のメリットやより快適に過ごすための方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
老後のマンションへの住み替えで後悔する理由
じつは、快適なシニアライフを送るにあたってマンションへ住み替えたことを後悔する夫婦は少なくありません。
後悔する理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- 持ち家が思った価格で売れなかった
- 部屋が小さく感じる
しかし、老後のマンションへの住み替えにはメリットも多いです。
後悔した理由や対策を参考に、安心してマンションや引越し先を選びましょう。
持ち家が思った価格で売れなかった
持ち家が思った価格で売れず、手元に残る資産が予想より少なくなってしまい、後悔してしまう人もいるようです。
20〜30年住んだ持ち家の資産価値は低く、「土地代にしかならなかった」というケースも少なくありません。
持ち家の売却対価だけをアテにしていると、住みたいマンションへ移り住めない可能性も考えられます。
そういったケースも考慮して、初期費用のそれほどかからない賃貸マンションも検討しておくと安心です。
部屋が小さく感じる
戸建に住み慣れた人にとっては、マンションの間取りは狭く感じられるかもしれません。
内覧時は広く感じても、家具を配置すると体感のスペースはさらに狭くなってしまいます。
また、ベランダや玄関先のスペースも少ないため、ガーデニングや家庭菜園を楽しんでいた人にとっても物足りなさがあるでしょう。
しかし、部屋が大きすぎると家具の移動や掃除など負担になることも多いので、小さい部屋の方が暮らしやすいという面もあります。
マンション購入のメリットとデメリット
ここまで、老後にマンションに移住して後悔する例を紹介してきました。しかし、老後にマンションを購入することにはもちろんメリットもあります。
- ワンフロアで生活ができる
- 管理や修繕を気にしなくてもよい
- セキュリティ対策が万全
- 毎月の収支が安定する
これらのメリットについて、順番に確認していきましょう。
ワンフロアで生活ができる
一軒家と違って、マンションならワンフロアで生活できます。
家の中での階段の上り下りがなくなれば身体の負担も少なくなるため、「老後も安心できる」と感じる人も多いのではないでしょうか。
なお、最近はバリアフリー対応のマンションも増えてきました。車椅子でも利用できるエレベーターやスロープなど、老後を迎えても快適に過ごせるマンションを選ぶと良いでしょう。
このように、マンションは一軒家より老後の暮らしに向いているという一面もあるのです。
セキュリティ対策が万全
防犯カメラやオートロックが備わっているマンションを選べば、一軒家よりもセキュリティ対策が万全な暮らしが可能です。
マンションのなかには警備会社と連携していたり、警備員や管理人が常駐していたりするものもあるため、自分の求めるセキュリティに合わせて物件を探すこともできます。
また、一軒家では長期間家を空けるときの防犯対策が心配になりますよね。こういった場合でも、マンションであれば防犯対策がしやすく、安心できます。
このように、マンションでの生活には一軒家では実現しづらい万全のセキュリティ対策の下で生活できるのです。
毎月の収支が安定する
マンション暮らしでは、一軒家よりも毎月の収支が安定すると言えます。
なぜなら、住宅の修繕などの突然の出費があっても、毎月固定で支払っている管理費や積立金で賄えるからです。
一軒家では、住宅トラブルに関する思わぬ出費により生活費が圧迫される可能性があります。
一方、マンションだと修繕費も含めた固定費を月々支払うため、老後の資金計画が立てやすくなるでしょう。
家事が楽になる
マンションに引っ越すことで、家事が楽になる可能性があります。なぜなら、家事のしやすいように工夫された間取りのマンションが増えているためです。
例としては、リビングから脱衣所、脱衣所からベランダまでの動線が工夫されている間取りが挙げられます。
このような間取りだと、毎日行う洗濯と料理を同時に行えるようになり、家事がスムーズになるのです。
動線を考えた間取りのマンションへ住み替えることで、歳を重ねたときにちょっとした「しんどい」を軽減できますよ。
老後に理想のマンション暮らしを送るために
老後に理想のマンション暮らしを送るためには、住む地域やマンション選びが大切です。
マンションへ移り住むことを決めたのであれば、以下のポイントを確認しましょう。
- 病院やスーパーを確認しておく
- シンプルな間取りを選ぶ
ポイントをおさえて引越し先を決めれば「マンションにしてよかった」と心から思えるはずですよ。
病院やスーパーを確認しておく
最寄りの病院やスーパーなどを確認し、アクセスが良い場所のマンションを選びましょう。年齢を重ねると日々のスーパーや病院通いも大変になるためです。
また、介護や子育てを助けたい場合は、実家や子どもの住む家の近くの物件を選ぶと便利です。行動範囲が大きくなりすぎて移動が困難にならないよう、立地を確認してマンションを決めましょう。
ぜひ、病院やスーパー、カフェなど老後の生活を豊かにしてくれるお気に入りのお店を見つけてくださいね。
シンプルな間取りを選ぶ
老後のことを考えると、シンプルな間取りを選ぶことが無難です。なぜなら、部屋の作りが複雑だと動作が多くなり、転倒や怪我のリスクが増えてしまうためです。
玄関からリビング、寝室からトイレまで直線で移動できるようなシンプルな部屋であれば、移動が簡単で、怪我もしにくくなります。
また、部屋数の多い物件よりも、ゆったりと過ごせる大きな部屋のある物件がおすすめです。よく作業をする場所に椅子を置くことができ、介護ベッドや歩行器を使ってもゆとりを持てるでしょう。
どのような生活になるのかをイメージして、間取りを選ぶと老後の生活がより快適になりますよ。
まとめ
快適なシニアライフを送るために、マンションへ住み替えることで後悔するケースがあることは事実です。一方で、マンションには一軒家にはないメリットもあり、使い方次第では老後の生活を楽にすることもできます。
後悔するポイントを 事前に知っておけば、失敗を避け、自分たちのシニアライフが豊かになるマンション選びができるはずです。
マンションへ住み替えるべきかどうか、住み替えるならどういったことを優先するべきかを悩まれるのであれば、一度三菱地所のレジデンスクラブラウンジへご相談ください。