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定年が身近にせまり、第二の人生をどのように充実させるか考えているのではないでしょうか。
第二の人生に備えて、定年前にプランを立てておくことが充実した日々を送るポイントです。
本記事では、第二の人生を充実させるためのアイデアを紹介します。
豊かな日々を送るため、今のうちに準備しておくことも分かるので、安心して第二の人生を迎えられるようになるでしょう。
第二の人生とは
第二の人生とは、定年後の人生のことです。
セカンドライフと呼ばれることもあり、仕事中心だった生活から、好きなことを楽しむ悠々自適な生活へ変わることを意味しています。
しかし、仕事に打ち込んでいた人ほど、定年後なにをしてよいのか分からなくなったり、孤独を感じてしまったりすることも少なくありません。
定年後を新しい出発点と考え、定年前に準備をしておくことが充実感のある日々につながります。
第二の人生に準備しておくべきこと
第二の人生を豊かに過ごすために、時間をかけていくつか準備しておくと良いことがあります。
今からでもできることを、少しずつ始めていきましょう。
準備1.健康と体力の維持
充実した日々を過ごすためには、やりたいことを楽しむための健康と体力が必須です。
平均寿命が伸びた現在では、60歳で定年を迎えた場合、20年から30年ほど第二の人生を過ごすことになります。
第二の人生をどれだけ楽しめるかは、自身が健康な状態で生活することができる健康寿命を伸ばすことが重要です。
ただし、健康と体力はすぐに手に入るものではありません。
定年前から食生活と生活習慣を見直し、自身の健康に留意しましょう。
健康な状態を維持するためには、まずラジオ体操から始めてみるとよいかもしれません。
全国ラジオ体操連盟のデータによると、ラジオ体操をおこなうと体内年齢が実年齢よりも若返り、健康状態を示すデータが良好であるという結果が出ています。(ラジオ体操を3年以上、週5日以上実践している55歳以上の男女が対象)
ラジオ体操は、3分間の短い時間でおこなうことができますし、運動強度が低いので運動が苦手な人や運動をする時間がない人にもおすすめです。
準備2.貯蓄の見直し
貯蓄も健康と同じく、すぐに準備できるものではありません。
定年前から準備を始めておくと、定年後金銭面で苦労する可能性が低くなり、自身がやりたかったことに挑戦しやすい環境をつくることができるでしょう。
公益財団法人生命保険文化センターの調査によると、夫婦2人の老後の最低日常生活費は月額22.1万円、ゆとりある老後生活費は月額36.1万円という結果が出ています。
定年前に、貯蓄の見直しと資金形成を始めることで、第二の人生のプランを立てやすくなります。
準備3.目標設定
目標を設定することで、第二の人生に張りが生まれるようになります。
たとえば、料理を習う、資格を取得する、ボランティアに参加するなど目標を設定してみましょう。
定年前から、自身がやりたいと感じたことをメモしていき、その中から自身が楽しめる目標を設定することで、充実感のある第二の人生を送ることができます。
充実感のある日々を送るためのアイデア7選
充実感のある日々を過ごしましょうと言われても、どのようなことをすべきか思い浮かばない人も多いのではないでしょうか。
ここでは、充実感のある日々を送るためのアイデアを7つ紹介します。
アイデアを参考に、自身にあったプランを立ててみてください。
アイデア1.ボランティアに参加する
ボランティアに参加すると、社会に貢献できる達成感や新しい人間関係が構築できるというメリットがあります。
自身が興味や関心を持っている分野からボランティアを探してみましょう。
ボランティア探しは、地域のボランティアセンターや市町村の広報誌などを活用するのがおすすめです。
アイデア2.SNSを始める
SNSを始めることで、共通の趣味を持つ友人ができるメリットがあります。
また、自身の興味があることを共有し、共感を得られる満足感も味わえるでしょう。
総務省のデータによると、60歳以上のスマートフォンの利用状況は81%と高い普及率になっています。
いまやSNSは、若い人たちだけの楽しみではありません。
シニア世代のSNS利用は、孤独感を紛らわせる方法としても有力であり、精神衛生上よいとされています。
アイデア3.趣味を見つける
夢中になれる趣味を見つけると、日々の充実度が高まります。
趣味を通じて人間関係が広がったり、なにかに没頭することでストレスの解消となるからです。
- 室内でできる趣味:DVD鑑賞、読書、料理、日曜大工、楽器演奏、絵、SNS、語学など
- 屋外でできる趣味:ウォーキング、散歩、ハイキング、カラオケ、家庭菜園、カメラなど
以前、興味はあったけれど時間がなくてあきらめてしまったことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
アイデア4.勉強を始める
興味のある分野の勉強は、生きがいにつながります。
また、いくつになっても成長することは喜びとなるでしょう。
勉強といっても資格の勉強のように難しいものばかりではありません。
語学やガーデニング、利き酒など趣味と実益をかねたものなど、自身の知的好奇心を満たせる勉強を始めてみるとよいでしょう。
定年後の大学で学び直し!失敗しないための目標とコツ・無理のない勉強方法とは?では、定年後に大学で学ぶ方法や、大学に通わず学ぶ方法を紹介しています。
大学での勉強に興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
アイデア5.定年後もできる仕事を見つける
定年しても働いていたい、お金のために仕事をしたいと考えているのであれば、定年後でもできる仕事を探しておきましょう。
定年を迎える前に、パソコンスキルや専門的な資格を取得しておくと、仕事選びの幅が広がります。
仕事は、シルバー人材センターやハローワーク、求人サイトで探すのが一般的です。
また、現在お勤めの会社で再雇用制度があるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
アイデア6.田舎暮らしをする
定年後は、憧れの地で暮らすチャンスです。
「実家のある田舎で暮らしたい」「以前訪れたあの町に住んでみたい」など、都会の喧騒から離れた暮らしを望む人は少なくありません。
定年前に、移住費用を把握して資金を貯めておきましょう。
くわえて、その地の特性や交通の利便性を知り、実際に暮らすときに起こるであろう問題点などを調べておくことで、移住失敗のリスクを軽減できます。
アイデア7.海外留学をする
かねてから、語学や海外に興味を持っているのであれば、海外留学をしてみてはいかがでしょうか。
海外留学には短期留学と長期留学があり、短期留学は3か月以内、長期留学は4か月以上と区別することが多いようです。
長期留学と短期留学は、それぞれメリットと注意点が異なります。
メリット | 注意点 | |
短期留学 | ・費用が長期留学より安くなっている ・旅行気分を楽しめる |
・語学力の向上には期間が短い可能性がある |
長期留学 | ・語学力がアップする ・他国の文化に触れられる |
・費用が高額になる |
短期留学と長期留学、どちらも貴重な経験となるはずです。
海外留学の目的や自身の環境、予算に合わせて選びましょう。
まとめ
第二の人生を豊かにするためには、健康と体力の維持や目標設定などが大切です。
アイデアを7選紹介しましたので、興味のあるものから始めてみてはいかがでしょうか。
充実感の感じかたは、人により違います。
人と比べるのではなく、あなたにとっての豊かな第二の人生を探してみましょう。