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子育てがひと段落し、自分の時間が増えたことで、自宅で隙間時間を使って出来る仕事をしたいと考える人もいるのではないでしょうか。
ご年配の方向けの在宅ワークは年々増加傾向にあり、選択肢も広がっています。
本記事では、シニアが自宅で仕事をするメリットや注意点、具体的な在宅ワークの仕事を解説します。
自宅で自身に合う仕事をすることで、さらに充実したシニアライフを送りましょう。
シニアが自宅で仕事をするメリット
在宅ワークとは、出社せずに自宅で作業する仕事のことです。
60歳を超えると、長時間の勤務や満員電車などで通勤時間が体力的に厳しく感じる人もいるかもしれません。自宅で出来る仕事を選べば、自分の体調や予定にあわせて無理なく仕事を進められるでしょう。
シニアが自宅で仕事するメリットには以下のようなものがあります。
- 出勤する必要がなく、時間を有効活用出来る
- 自分の好きな時間に働ける
- 人間関係の煩わしさがなく、余計なストレスなく働ける
それぞれ詳細を確認してみましょう。
メリット1.出勤する必要がなく、時間を有効活用出来る
60歳を超えると毎日の通勤が体力的にしんどく感じることは少なくありません。
在宅ワークであれば通勤に体力を消耗することなく仕事に取り組めます。
パソコンを使った業務の場合、社内の人やクライアントとのやり取りは、メールやチャットなどが中心です。また、業務に関して顔をあわせて打ち合わせをしたい場合は、オンライン会議システムを使うため、出勤する必要はありません。
在宅ワークの業務の進め方や、パソコンの使い方などの要領を一度習得してしまえば、通勤に時間や体力を掛けずに、空いた時間を有効活用出来るでしょう。
メリット2.自分の好きな時間に働ける
在宅ワークは、拘束時間の決まりがない仕事が豊富にあります。
時間の拘束がなく好きな時間に働ける点は、シニアライフを充実させるのに大きなメリットとなるでしょう。たとえば、病院や趣味の時間、家族行事を優先でき、それ以外の空いた時間に業務を進められます。
拘束時間に決まりはないですが、納期は定められている場合が多いので、計画的に仕事を進めることは意識しましょう。
メリット3.人間関係の煩わしさがなく、余計なストレスなく働ける
毎日決まった時間に同じ場所で仕事をしていると人との関わりも増えます。
仕事の進捗を共有しやすいメリットはありますが、飲み会を断りづらかったり、些細なトラブルに巻き込まれたりと、人間関係に煩わしさを感じる場面も少なくありません。
在宅ワークであれば、職場で毎日顔を合わせることなくメールや電話でやり取りが完結します。業務以外で同僚と関わる時間が減るため、人間関係でのストレスを抱えることが少なくなるでしょう。
シニアにおすすめの自宅で出来る仕事
在宅ワークというと、パソコンを使う難しい作業を連想する人もいるかもしれません。
しかし、シニアが自宅で出来る仕事の求人を見ると、簡単な入力作業からパソコンを使わずに出来る内職など、職種は多岐に渡ります。
シニアにおすすめの在宅ワークには以下のようなものがあります。
- データ入力
- テレアポ
- 事務作業
- 封入・発送業務
- 内職
それぞれ詳細を確認してみましょう。
1.データ入力
データ入力は、アンケート回答の集計や会議の議事録の作成、音声の文字起こしなど、データをパソコンに入力をする作業です。
在宅ワークとしてニーズが高く、パソコン作業に慣れている人だけでなく、キーボード入力がある程度出来る人であれば取り組むことができます。
2.テレアポ
テレアポの業務内容には、顧客リストに営業電話をかけ訪問アポイントをとるものだけでなく、商品やサービスのカスタマーサポートなどがあります。
営業職の経験や電話対応などの経験が豊富な人におすすめです。
業務時間は多くの電話をかけたり受けたりするので、喉のケアが欠かせないでしょう。
3.事務作業
インターネットを利用した事務作業の在宅ワークの求人も増加しています。
自身が働いた経験がある業界の仕事なら在宅ワークに慣れるのも早いでしょう。
また、求人のなかには会計事務所の事務や医療事務など専門知識が必要なものもあります。専門知識が必要な求人は、比較的高額な報酬も期待出来るため、業界経験者は取り組んでみてはいかがでしょうか。
4.封入・発送業務
封入や発送業務は、検品や梱包作業をしてお客様への発送手続きをする業務やダイレクトメールのシール張りの業務などがあります。
そのほかにも、会社から送られてきた書類を封入し、発送する業務などもあり、ご年配の方でも無理なく作業できるでしょう。
5.箱の組み立て
材料を受け取り、箱を組み立てて納品する業務となっています。
細かい作業が好きな人やマイペースに進めたい人におすすめです。
注意点としては、単価が低い仕事もある点です。収入を得るには効率よく数をこなすことを意識しましょう。
シニアが自宅で出来る仕事を始める際の注意点
メリットの多い在宅ワークですが、注意点もあります。
ご年配の方が在宅ワークを始める際の注意点には以下のようなものがあります。
- 自分に合う仕事を探す
- 契約内容を確認する
- スケジュール管理を徹底する
- 連絡ツールは頻繁に確認する
仕事選びや仕事始めに気をつけるべきポイントについて、詳しく確認してみましょう。
注意点1.自分に合う仕事を探す
ご年配の方が自宅で出来る仕事を始める際には、資格や経験を生かせるのか、業務内容はご自身の体力的に問題ないかなど、自分が希望する働き方ができる求人を探すことをおすすめします。
求人情報は、新聞の折込チラシやハローワーク、行政などのマッチングイベントなどを利用して探しましょう。
また、インターネットで求人を探す場合は、通常の求人サイトだけでなく、「シニアジョブエージェント」や「ハロワカ」といったシニア専門の求人サイトも利用してみるのもおすすめです。
注意点2.契約内容を確認する
自宅で仕事を始める前に必ず契約内容を確認しましょう。
企業によっては、「ご年配の方だから」と、不利な条件を提示してくる可能性も考えられます。
求人情報と記載されていることに違いがないか、自分が業務するにあたって不利な内容ではないかなどをしっかり確認しましょう。
注意点3.スケジュール管理を徹底する
シニアが在宅ワークをする際に注意したいのがスケジュール管理です。
業務の出来高によって報酬が決まる仕事もあるため、いつまでに何を終わらせるのか、内職の場合は納期までに何個作るなど、計画を立てる必要があります。
業務時間の管理はもちろんですが、プライベートの時間も大切にしながら納期に遅れないように業務を進めることが大切です。
注意点4.連絡ツールは頻繁に確認する
在宅ワークの場合、社員同士のコミュニケーションはメールや電話が主になることが多いです。
共有事項や進捗報告など、メールやシステムで伝達する企業もあるため、いつでも連絡が取れる状態が望ましいでしょう。
パソコンを使用しない業務の場合でも、連絡ツールは都度確認し、スムーズな連絡を心がけておくとよいですね。
まとめ
シニア向けの在宅ワークは年々増えており、さまざまな分野で求人があります。
在宅ワークは、時間の拘束や体力の消耗が比較的少ないのが魅力です。自分の得意なことやこれまでの経験を生かせる仕事をしながら、生活にメリハリを持たせてみてはいかがでしょうか。
ご自身のペースで無理のない程度に働きながら、さらに充実したシニアライフを送りましょう。