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50代は子どもが自立し、子どもがいないなかで、お互いの関係性が難しく感じるときでもありますね。
これから続く老後に向けて、50代は新たに2人の関係性や距離感を作っていくのによいタイミングです。
この記事では、夫婦仲の秘訣やスキンシップなど、50代の夫婦関係について紹介します。
お互いに趣味を見つけ、これまでとは違う生活環境の模索をしていくなかで、より充実した50代を送ることができますよ。
50代の夫婦関係の在り方
50代夫婦の関係について、円満な夫婦生活に欠かせないことは以下の4点です。
- お互いにわがままを言わない
- 束縛しない
- 感情的にならない
- 感謝を伝えあう
4つのポイントについて50代だからこそ気をつけたい点を紹介します。
思い当たることがあれば、いまからでも遅くはないでしょう。
お互いがわがままを言わない関係
夫婦円満でいるために大切なこととして、お互いにわがままを言わない関係が挙げられます。
お互いの意見は必要です。しかし、自分の意見を優先し、相手を蔑ろにする行為はパートナーの愛情が冷めてしまうことに繋がります。
お互いを尊重し、わがままを言わない関係が大切です。
束縛しない関係
50代になると、お互いにやりたかったことや趣味に力を入れることが増えてきます。そのようなときに、パートナーが嫌な顔をしたり、理解を示さないと関係性の悪化に繋がります。
相手のことを正しく知り、束縛しないことが大切ですね。
感情的ではない関係
感情的になると、正しいことも正しく伝わりません。すぐに喧嘩などに繋がり、関係性が悪化するでしょう。
感情的になることがあっても、冷静に話し合える関係性を築くことが必要です。
感謝を伝え合う関係
言うのが恥ずかしい、今更言いにくいなどあるとは思いますが、改めて感謝を言葉で伝えることは大切です。
誕生日や記念日を利用してでもいいので、相手へ気持ちを伝えるようにしましょう。
50代からの夫婦仲の秘訣は何?
50代から一緒にできる趣味やメリットについても紹介します。
共通の趣味を持ち、心地よい距離を保つことがよい夫婦の秘訣です。
詳しく見ていきましょう。
趣味を持つ
夫婦の間で子供以外の共通の話題がないという人もいます。
会話の糸口になる共通の趣味があると、より夫婦仲を円満にすることができます。
2人の趣味を選ぶときに参考になるポイントは以下のとおりです。
- 夫婦で楽しむ
- 家でひとりでもできる
- 趣味と実益を兼ねる
- 健康維持に役立つ
- 生きがいに繋がる
このようなポイントを意識して趣味を探してみるとよいですね。
それぞれの生活スペースを作る
共通の趣味を通じて共に過ごす時間を増やす以外にも、自分のパーソナルスペースを守れる空間が大切です。
寝室を分ける以外にも、家のなかにそれぞれ干渉しないスペースを持つことも夫婦のよい距離間を保つために必要でしょう。
寝室に関して、50代女性に対して行ったアンケートでは4割が寝室が別、さらに4割が同室だけども別々に寝ている実態があります。
ただ、同室で寝ている夫婦でもさまざまな事情で別室にできていないだけといったケースもあるようです。
お互いの生活ペースやパーソナルスペース維持のために、別室での睡眠もよい選択ではないでしょうか。
適度なスキンシップ
寝室を別にしたり、それぞれの空間を確保することは必要です。一方で、適度にスキンシップを行い、ときどきお互いの距離を近づけることも大切でしょう。
しかし、新婚のようなスキンシップはもう求めていないと思います。
適度に仲を維持することができ、気持ちも満たされるようなスキンシップがあればよいですね。
50代夫婦のスキンシップ事情とは
50代は夫婦関係が長くなるにつれ、お互いに強い愛情を感じることが減っていきます。
理由の1つとして、お互い、相手に対して興味を失っていくことが挙げられるでしょう。
ここでは、実際の調査データを踏まえて50代夫婦のスキンシップ事情を見ていきます。
なぜ、50代夫婦でもスキンシップをするのか?
50代になってまで、なぜ夫婦でスキンシップを取るのでしょうか。
なぜなら、スキンシップは相手に思い伝える手段だからです。つまり、年代に関係なく大切なコミュニケーションの1つだと言えます。
お互い一緒にいて空気のような存在になり、会話が減ってしまう50代夫婦。だからこそ、大切な存在だけど、強い口調になってしまったり、ケンカになったりすることもありますね。
うまく相手に愛情を示さないと、相手は自分が愛されていない気持ちなります。
さりげないスキンシップがあるだけで、お互いを思い合っている意思表示になるでしょう。
50代夫婦のスキンシップの頻度
50代夫婦間のスキンシップの頻度は、実際にはどの程度なのでしょうか。
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、スキンシップがまったくない夫婦が25.8%だそうです。あまりない夫婦も合わせると、6割の夫婦はほぼスキンシップがない状態です。
定期的にスキンシップがある夫婦のほうが少数派のようですね。
夫婦間でスキンシップをしたい人どれくらい?
50代でスキンシップがない夫婦は半数以上ですが、その結果に対してどう感じているのでしょうか。
国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、8割以上の人が夫婦間のスキンシップに対しておおむね満足しているとの結果が出ています。
スキンシップがない、もしくは、少ない夫婦でも不満に思っていない人が多いことが分かりますね。
スキンシップの減少は熟年離婚にもつながる?
「スキンシップが少ないことで関係性の維持が難しくなり、熟年離婚につながるのでは?」と感じている人もいるかもしれません。
もし、悩んでいるのであれば、スキンシップを改善する方法を実践しましょう。
よりよい50代の夫婦関係を築いていけますよ。
長年の関係性から「自分の思いは言わなくても伝わる」と思っていても、相手はそう感じていないかもしれません
そのようなときに、スキンシップを通じて相手への信頼感や愛情を示すことは大切と言えるでしょう。
スキンシップと熟年離婚の関係性
子育ても終わり、スキンシップが全くなくなっていきます。
そうなると、よほど居心地のよい関係性を築けていない限り、一緒にいる意味が薄れていきます。
そのまま同じ家にいることが苦痛に感じる人もいるでしょう。そうなると離婚の2文字が頭に浮かびやすくなります。
スキンシップがなくなることは、離婚にも繋がりやすいと言えるでしょう。
スキンシップが減少する理由
50代になると、男女共にさまざまな理由によりスキンシップが減っていきます。
- 更年期の期間や体調の不安定な時期で疲れが出やすい
- 男性の年齢による性欲の減退
- 女性の閉経
- 管理職に就き、仕事に追われる
- 子どもが巣立ったことによりコミュニケーションのきっかけがなくなる
ではどのようにスキンシップを改善すればよいのでしょうか?
スキンシップを改善する方法
スキンシップを改善するには、お互いもう一度思いを伝え合う必要があります。軽い触れ合いから始めて見ましょう。
お互いの年齢特有の体調の変化について知ることや、相手へ愛している気持ちをきちんと言葉で伝えることも大切です。
長く連れ添った相手だからこそ、もう一度関係性の構築する努力が必要になります。
まとめ
これから続く2人の生活のなかで、お互い我慢を続けて熟年離婚にはなりたくないですよね。
そのため、このタイミングでの関係性や暮らしの見直しが大切でしょう。
50代の夫婦関係改善のために下記の3つについてご紹介しました。
- 趣味を通じて一緒に過ごすこと
- 自分のパーソナルスペースを作ること
- スキンシップの大切さ
どのように2人の時間を過ごしていくのかをこの機会に模索することで、これから続く人生をより楽しくできますよ。