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「仕事が終わってやることがない」
「毎日暇な時間が多くて退屈だな…」
自由な時間ができてもやることがなければ毎日を楽しく過ごせないですよね。
本記事では、生きがいにもつながる趣味について解説します。
いい趣味が見つかれば老後の人生もより楽しく送れるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
あなたも同じ?みんなも抱えている老後の過ごし方の不安
厚生労働省の資料をもとに、老後に不安なことを確認しましょう。
老後に感じる不安のトップ3は、以下の通りです。
- 健康上の問題
- 経済上の問題
- 生きがいの問題
健康上の問題に不安を感じる人は73.6%と最も多く、続いて経済上の問題が60.9%、生きがいの問題が23.1%となりました。
健康と経済の問題が、老後の不安の大部分を占めているのがわかりますね。
しかし、生きがいの問題も少なからず抱えている人はいます。
また、厚生労働白書|健康をめぐる状況と意識によると、不安や悩みがあったときに、趣味に打ち込む高齢者は多いというデータが出ています。
時間にゆとりをもてる老後ならば、今まで「やりたい」と思っていたことにチャレンジできるはず。
次の章では、みんながどんな趣味をもっているのか、調査結果を見てみましょう。
独身でも夫婦でも楽しめる!老後の過ごし方でおすすめの趣味
次は、内閣府の調査と金融機関の調査をもとに、次の目的別で趣味を紹介します。
- 心身の健康に関する趣味
- お金をかけないで楽しめる趣味
- その他の趣味
それぞれ見ていきましょう。
(1)心身の健康に関する趣味
まずは、心身の健康にも関係する趣味を紹介します。
- 散歩・ウォーキング・ジョギング
- 友達との交流
- 食事・飲食・嗜好品(コーヒー・紅茶など)
- 家族団らん・孫と遊ぶ
- ペットと遊ぶ
普段、体をあまり動かしていない人は、軽めの運動から始めることで楽しさややりがいを感じられるかもしれません。
もし、お孫さんがいれば、たくさん遊んでくれる祖父母を好きになってくれたり、お子さんの育児の助けになったりするかもしれません。
ペットを飼い始めて、動物と触れ合う機会を増やすのも、癒しや楽しさを感じられるでしょう。
(2)お金をかけないで楽しめる趣味
次に、お金をかけないで楽しめる趣味を紹介します。
- テレビ・ラジオ
- 新聞・雑誌(図書館)
- 読書(図書館)
- ビデオ・レコード鑑賞
- ネットサーフィン・動画鑑賞
- 歌・踊り
費用がかからないものばかりなため、今日からでも始められます。
どの趣味も、一人でやっても友達もやっても楽しめるものですので、あなたにあったやり方で楽しんでみてください。
(3)その他の趣味
最後に、その他の趣味を紹介します。
- 家庭菜園・ガーデニング
- ドライブ
- 買い物
- スポーツ観戦・観劇・音楽会・映画
- 旅行
老後に家庭菜園・ガーデニングを始める人は、多い傾向にあります。
手間暇かけて育てた草花を見れば、達成感や充実感を得られるはずです。費用はかかりますが、ドライブや旅行は非日常を味わえ、気分転換にもなるでしょう。
老後を楽しく過ごすには?コツを押さえておこう
では、より一層老後を楽しく過ごすための7つのコツについて解説します。
- 自由にできる時間を使う
- 健康維持できる趣味には積極的に取り組む
- シニアサービスを活用する
- 新しく習い事を始める
- 地域活動・ボランティアに参加する
- 適度な運動に取り組む
- 食生活にも気をつける
1つずつ、説明みていきましょう。
その1.自由にできる時間を使う
趣味に打ち込む際は、自由にできる時間を活用しましょう。
そのためにも、まずは自由な時間がどれくらいあるのかを把握するのが大切です。
家事にかかる時間や、通院にかかる時間など、普段の生活を振り返ってみてください。
自由に使える時間によってできる趣味が変わってくることもあります。
その2.健康維持できる趣味には積極的に取り組む
厚生労働省の資料にもあるように、健康上の問題で悩む高齢者は多いです。
健康を維持できないと、生きがいどころの話ではなくなってしまいますよね…。
そのため、健康維持もできる趣味をもつと生きがい・充実感も得られるので一石二鳥と言えます。
その3.シニアサービスを活用する
映画や旅行を楽しむ場合は、積極的にシニアサービスを活用してみてください。
映画館や水族館などの商業施設や、バスや電車など、シニア割引・サービスを提供しているところが多いからです。シニアサービスを活用すれば、通常よりもお得に趣味を楽しめます。
その4.新しく習い事を始める
趣味として海外旅行を検討している人であれば、英語を学びたいと思う人もいるのではないでしょうか?
英会話教室に通うなど、新しく習い事を始めるのも一つの趣味です。
例えば、習い事には下記のようなものがあります。
- 語学(英語、中国語など)
- 音楽(ピアノ、サックスなど)
- 運動(ジム、水泳など)
- カメラ
- 陶芸
何歳になっても、新しいことにチャレンジする姿勢はとても大切なことです。
その5.地域活動・ボランティアに参加する
ここまで紹介した趣味がいまいちピンとこないと感じる場合は、地域活動やボランティアに参加しても良いですね。
地域活動・ボランティアは、お金もかからず、新しい環境・人間関係が生まれるため、生きがいにつながります。
令和元年版高齢社会白書によると、自治会・町内会などの自治組織の活動や、趣味やスポーツを通じたボランティア・社会奉仕などの活動に参加している人は多いです。
その6.適度な運動に取り組む
老後も健康に過ごすためには運動は欠かせない要素です。
厚生労働省の健康日本21によると、1日の目標平均歩数は、男性は6,700歩、女性は5,900歩程度となっています。歩数を意識したことがない人もいると思いますが、5,000歩以上は普段の生活を過ごしているだけではなかなか達成が難しい数です。
散歩やウォーキングなど、歩く時間を作る必要があると言えます。
その7.食生活にも気をつける
運動とあわせてバランスの取れた食事をすることも健康のためには重要です。
厚生労働省の百長寿の食生活によると、次のような食生活が長生きの秘訣とされています。
- 規則正しく3回食べる
- 腹八分目
- 緑黄色野菜を食べる
- 魚肉・卵などの摂取を心がける
- 乳製品を多く食べる
3食きちんと食べられていない、野菜をあまり食べていないなど、改善すべき点がある場合は、ぜひ百長寿の食生活を参考にしてみてください。
自分でバランスのとれた料理をつくるのが難しい場合は、食事の宅配サービスやホームヘルパーの利用を検討してもいいですね。
刺激を求めてみるのもアリ|海外移住するのも老後の過ごし方の一つ
国内で過ごすことを前提に説明してきましたが、刺激や豊かさを求めて海外に移住するのも老後の過ごし方の1つです。
ここでは、老後に海外移住することのメリットとデメリットを見ていきましょう。
(1)海外で老後を過ごすメリット
まず、海外で老後を過ごすメリットは下記の通りです。
- 物価が安い国で豊かに暮らせる
- 気候的に住みやすい場所を選べる
- 新しい文化・価値観・人に出会える
物価の安い国に移住することで、日本で暮らすよりも物質的に豊かに過ごせる可能性があります。
日本に住んでいては得られない経験や文化を体感できるでしょう。
(2)海外で老後を過ごすデメリット
次に、海外で老後を過ごすデメリットは下記の通りです。
- 日本での人間関係が疎遠になる
- 言語の壁にぶつかる可能性がある
- 国によっては治安が悪いことも
新しい出会いが増える一方で、これまで日本で培ってきた人間関係が疎遠になってしまうかもしれません。
日本に住んでいる子ども・孫になかなか会えないこともあるでしょう。
まとめ
老後を過ごす上で、健康や経済面などさまざまな不安を多くの人が抱えています。
生きがいに関する悩みも一定数あり、毎日を楽しく過ごせない人もいます。
生きがいをつくるには、趣味をもつことが有効です。
ぜひ本記事で紹介した趣味から、あなたにあった趣味にチャレンジしてみてください。