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お年玉の相場っていくら何だろう?」

初孫が生まれた際、お年玉をいくらあげるべきか悩んでしまうと思います。

この記事では、お年玉の相場を年齢や関係性ごとにまとめて解説します。

渡し始める年齢やマナーについてもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

孫のお年玉はいつ(何歳)からいつまであげるもの?

まず大前提として、お年玉をあげる年齢に正式な決まりはありません

仮に孫が生まれたばかりでお年玉をあげたとしても、特に間違いではないため安心してください。一般的な例を出すと、祖父母の場合は0歳からお年玉をあげることが多く、親や親戚の場合は3歳くらいから渡すことが多いです。

また、お年玉をあげるのに何歳までという制限も特にありません

そもそも、お年玉は「新年を祝うため」に贈るものですので、年齢は深く考えず、好きなタイミングで渡してあげると良いでしょう。

お年玉をあげたい…初孫への相場一覧!

孫にお年玉を上げる際は、いくら包んであげるのが良いのでしょうか。

ここでは、お年玉の相場を年代ごとに解説していきます

  1. 赤ちゃん(0〜2歳)
  2. 幼児(3〜5歳)
  3. 小学生
  4. 中学生
  5. 高校生

また、それぞれの年代ごとに「祖父母から孫へ」「親戚から甥・姪へ」「親から子へ」の各ケースごとにお年玉の相場をご紹介します。

ぜひ、ご自身の状況に合わせて確認してみてください

赤ちゃん(0〜2歳)のお年玉相場

まずは、赤ちゃんに渡すお年玉の相場を次の関係性別にご紹介します。

  1. 祖父母から孫
  2. 親戚から甥・姪
  3. 親から子ども

(1)祖父母から孫にお年玉をあげる相場金額

祖父母から0〜2歳の孫にお年玉を渡す際は、1,000円〜5,000円が目安です。

年齢的にまだ自分でお金を使うことはないため、高額をあげる家庭は少ないです。

親をサポートしてあげる気持ちを込めて、数千円渡して上げるのが良いでしょう。

(2)親戚から甥・姪にお年玉をあげる相場金額

0〜2歳の甥・姪に向けて、親戚としてお年玉を渡す場合の相場は、1,000円〜3,000円ほどです。

祖父母から孫へ渡すケースと同様に、高額は渡さない場合が多いです。

親戚の場合、相手の家庭の実情を知ることが難しいケースも多いため、気持ちを贈る程度でも問題はありません

普段から仲良くしているなら、サポートの意味も込めて金額を増やすのも良いでしょう。

(3)親から子どもにお年玉をあげる相場金額

親が0〜2歳の自分の子にお年玉を渡す場合、500円〜2,000円が相場となっています。

子供の将来のために残しておきたい貯金に、お年玉を入れておくのがおすすめです。

幼児(3〜5歳)のお年玉相場

続いて、幼児(3〜5歳)の場合です。

(1)祖父母から孫にお年玉をあげる相場金額

赤ちゃんの時同様、3〜5歳の孫に祖父母がお年玉を渡す場合、1,000円〜5,000円が相場です。

大きくなってきたとは言え、まだ自分でお金を使うことは少ないため、金額は少なめで渡すことが多いです。

「無事成長してくれた」というお祝いの気持ちを込めて、お年玉を渡してあげると良いでしょう。

(2)親戚から甥・姪にお年玉をあげる相場金額

親戚の場合、1,000円〜3,000円を目安にお年玉を渡すことが多いです。

子どもに直接渡さないのであれば、図書カードや商品券など現金以外の物を贈るのもおすすめです。

将来役に立つものを購入してプレゼントしてあげるのも喜ばれます。

(3)親から子どもにお年玉をあげる相場金額

親が自分の子にお年玉をあげる場合、1,000円〜3,000円が目安です。

幼児期の場合だと、お年玉の代わりにおもちゃをプレゼントする人もいます。

小学生のお年玉相場

次に、小学生のお年玉相場を、祖父母・親戚・親の関係性別にご紹介します。

低学年か高学年かによって、金額を変えている家庭もありますが、ここでは両者をまとめた相場を記載しています。

(1)祖父母から孫にお年玉をあげる相場金額

小学生の孫に対して、祖父母がお年玉を渡す場合の相場は、1,000円〜5,000円です。

低学年のうちは、多くても5,000円と考える人が多いです。

高学年になると、10,000円ほど渡してあげる祖父母もいます。

渡す孫の人数に年齢よって金額を調整してあげると良いでしょう。

(2)親戚から甥・姪にお年玉をあげる相場金額

親戚が小学生の甥・姪にお年玉を渡す場合、1,000円〜5,000円が目安になります。

お小遣い程度の金額として3,000円ほどをあげる場合が多いです。

もし、金額に迷う場合は目安にしてみてください。

(3)親から子どもにお年玉をあげる相場金額

親がお年玉を自分の子に渡す場合、3,000円〜5,000円が相場となっています。

学年にかかわらず、3,000円で渡す親御さんが多いです。

中学生のお年玉相場

続いて、中学生に渡すお年玉相場を、祖父母・親戚・親の関係性別にご紹介します。

(1)祖父母から孫にお年玉をあげる相場金額

中学生の孫に、祖父母がお年玉を渡す場合、5,000円〜10,000円が相場です。

部活動を始める子や、友達付き合いにお金がかかり始めることから、少し多めに渡して上げるケースが多いです。

中学生にもなると、お年玉=現金というイメージが固まっているため、何かプレゼントをあげるよりは現金で渡すのがおすすめです。

(2)親戚から甥・姪にお年玉をあげる相場金額

親戚が中学生の甥・姪に、お年玉を渡す場合、相場は3,000円〜10,000円となっています。

小学生までの金額と比較すると、全体的に相場は高くなる場合が多いでしょう。

(3)親から子どもにお年玉をあげる相場金額

親から中学生の自分の子にお年玉をあげる場合の相場は、5,000円〜10,000円ほどです。

部活動などを頑張る子どもに対して、「年に一度の行事を楽しんで欲しい」という思いを込めて贈る親が多いです。

高校生のお年玉相場

最後に、高校生のお年玉相場を祖父母・親戚・親の関係性別に見ていきましょう。

なお、社会人になってもお年玉をあげる場合、高校生の時にあげていた金額と同じ額であげることが多いです。

(1)祖父母から孫にお年玉をあげる相場金額

お年玉を祖父母が孫に渡す場合、5,000円〜30,000円がおすすめです。

もちろん、金額が少なくても問題はありません。

金額を多めに包める余裕があれば、10,000円ほど渡してあげると喜ばれるでしょう。

(2)親戚から甥・姪にお年玉をあげる相場金額

お年玉を親戚から甥・姪に渡す際は、5,000円〜10,000円が相場です。

家庭によっては「高校生はもう大人だから」という考えや「あまり顔を見る機会も減ってきたから」といった理由で、お年玉を終わりにすることもあります。

ずっと渡し続けるのも、家庭によっては負担になりますので、頃合いを見てお年玉を終わりにするのも良いでしょう。

(3)親から子どもにお年玉をあげる相場金額

お年玉を親から子どもに渡す場合、5,000円〜30,000円を目安にするのがおすすめです。

子供が自由に考えて使えるように、10,000円を渡してあげる家庭も多いです。

あなたは大丈夫?押さえておこうお年玉のマナー

お年玉を渡す際は、「お年玉に関するマナー」も把握しておく必要があります。

  1. お札の折り方
  2. 硬貨の入れ方
  3. ポチ袋(お年玉袋)の書き方
  4. 忌み数の金額は避ける
  5. お年玉のお返しは必須ではない
  6. 目上の方の子どもには渡さない

1つずつ見ていきましょう。

その1.お札の折り方

まずは、お札の折り方です。

お札を折る際は、内側に肖像が入るよう3つ折りにします。

取り出して広げたときに、表が上を向いている状態にしましょう。

また、渡すお札はできるだけシワや汚れのないものを用意するのが望ましいです。

その2.硬貨の入れ方

硬貨をお年玉で渡す際にも、ポチ袋への入れ方があります。

硬貨は、製造年月が書いてある裏側を下にしてポチ袋に入れましょう。

つまり、硬貨を取り出したときに表側が上になるように入れておきます。

お札同様に、硬貨もキレイなものを用意してあげましょう。

その3.ポチ袋(お年玉袋)の書き方

ポチ袋の書き方は、表側に渡す相手の名前を書きます。

絵柄にもよりますが、基本的に名前は左上に書きましょう。

まだ小さな子に渡す場合は、「〇〇ちゃん」「〇〇くん」といった敬称をつけても問題ありません。

なお、裏側の左下には、自分の名前も書いておきましょう。

その4.忌み数の金額は避ける

忌み数とは、「4(死)」や「9(苦)」のような、不吉であるとして忌避される数のことです。

言葉の意味の通り、不吉であるため該当する数字である4,000円などの金額は避けて渡しましょう。

その5.お年玉のお返しは必須ではない

お年玉のマナーとして、「もらったら返さなくちゃ」と思っている人もいるのではないでしょうか。

中には、自分の子が祖父母や親戚からお年玉をもらったら、同額をお返しするご家庭もあるようです。しかし、お年玉は目上の人から子供にあげるものですので、お返しの必要はありません

ただし、親戚からお年玉をもらい、成人していない子どもがいれば、お返しを渡すのが礼儀と言えます。

お返しをする場合は、もらった金額と同額か相場に合わせた金額を渡すと良いですしょう。

その6.目上の方の子どもには渡さない

お年玉は、目上から目下に対して渡すもののため、会社の上司など目上の人の子どもに対してお年玉を渡すのはNGです。

正しくは、目上の人へは「お年賀」として渡します。目上の人だからといって高価な品を渡す必要はなく、相手が喜ぶものは何かを考えて贈りましょう。

孫に喜んでもらうために!一味違ったお年玉のポチ袋をご紹介

ここまで、お年玉の相場やマナーについてお話ししました。

中には毎年、「ポチ袋選びに迷う…」という人もいるかもしれませんね。

最後に、孫に喜ばれやすい「特別感のあるポチ袋」をご紹介します。

ポチ袋の商品名 特徴
おばあちゃんからのおこづかい

「おばあちゃんからのおこづかい」と書かれているのが特徴的なポチ袋。

視覚的に誰があげたのかがわかりやすく、子どもも愛着の持てるお年玉袋です。

あららぎ紙豆ぽち袋

通常のポチ袋の形とは異なり、おしゃれなカード型のポチ袋。

上品さのあるゴールドの花飾りが印象的なため、大きくなってきたお孫さんなら、より一層喜んでもらえるかと思います。

ぽちたまご

名前の通り、卵型の動物が可愛らしいポチ袋です。

比較的、年齢の低いお孫さんに向いているデザインでしょう。

また、付属でおみくじカードが付いており、運勢も占える遊び心もあります。

まとめ

本記事では、お年玉の相場を年齢や関係性別に詳しくまとめました。

相場にあった金額なら、渡す側も渡される側も恐縮することなくお年玉の受け渡しができるでしょう。

合わせて、お年玉のマナーや少し変わったポチ袋もご紹介しました。

マナーもしっかり押さえつつ、お孫さんが喜ぶお年玉をあげてください。