「入院に必要な持ち物は何だろう?」

「男女別で荷物に違いがあるのかな?」

荷物を取りに戻るのが難しいことも少なくありませんよね。

この記事では、入院で必要になるものをリストにしてご紹介します。

不安や心配を少しでも減らせるようにリストを確認しながら入院準備を進めてください。

一人暮らしの人にも対応!入院準備で必要なものは?

持っていくものはどの病院でも大体同じです。

ここでは、入院時に必要になるものを次の4つの分類でまとめました。

  1. 保険証・書類関連で必要なもの
  2. 日用品として必要なもの
  3. 入院時に男性が必要なもの
  4. 入院時に女性が必要なもの

少し数は多くなりますが、それぞれ見ていきましょう。

(1)保険証・書類関連で必要なもの

まずは、入院時の手続きで必要な持ち物を紹介します。

保険証・書類関連の持ち物 詳細
健康保険証 入院の手続きで必要な持ち物です。
忘れずに持っていきましょう。
診察券 入院の手続きで必要な持ち物です。
忘れずに持っていきましょう。
入院誓約書 入院に関する書類です。
病院からもらっている場合は持っていきましょう。
印鑑 入院誓約書や同意書などの書類に捺印する際に使います。
介護保険証 介護保険証を持っている場合は、必要になることもあるので持参しましょう。
室料差額徴収同意書 入院誓約書同様、病院からもらっている場合は持っていきましょう。
その他証明書 限度額適用認定証
前期、後期高齢者医療被保険者証
公費負担医療受給者証
医療費の補助が受けられる証書 など
筆記用具 病院で貸してくれる場合がほとんどですが、持っておくとすぐに使えて便利。

その他、介護保険証や証明証など、環境や病状によって持ってくるように言われているものは、忘れずに持っていきましょう。

(2)日用品として必要なもの

ここでは、入院生活で必要な日用品について見ていきましょう。

もし、病院側で用意してくれるものがあれば、そちらを利用しても大丈夫です。

タオル・衣類の持ち物 詳細
タオル・バスタオル 洗顔用や入浴用など、複数の種類があると便利です。
下着 女性の場合、下着はフロントホックであると、着脱しやすくなります。
もしくは、ノンワイヤーなど肌あたりが良く、ゆったりした着心地のものであれば過ごしやすいでしょう。
パジャマ・部屋着 前開きできるタイプだと、診察の時にスムーズに着脱できるのでおすすめです。
カーディガン 秋・冬などパジャマだけでは寒いときは、羽織れるものを用意しましょう。
靴下 締め付けのないものを持っておくと、身体の負担にならないのでおすすめ。
洗面用具の持ち物 詳細
歯ブラシセット 歯ブラシと歯磨き粉がセットになっていると使用時にすぐ使えて便利です。
コップ うがい用のコップを用意しておきましょう。
洗顔フォーム、スキンケア用品 病院で用意されていない場合があるので、持参しておくと安心です。
くし、ブラシ 病院では貸し出ししていないこともあるので、普段使っているものを持っていきましょう。
コンタクトケア用品 コンタクトを使用している人は持っていきましょう。
入れ歯ケア用品 入れ歯を使用している人は持っていきましょう。
風呂用品の持ち物 詳細
お風呂用具 洗面器やスポンジ・ナイロンタオルなど普段使っているものを持っていきましょう。
シャンプー、リンス 病院で用意されていることが多いですが、好みのものがあれば持っていくと良い。
ボディソープ 病院で用意されていることが多いですが、好みのものがあれば持っていくと良い。
ドライヤー 病院で用意されていない場合は持っていきましょう。
食事用品の持ち物 詳細
箸、スプーン 病院で用意されていることが多いですが、自分で用意が必要な場合もあります。
コップ 飲食用のコップも、洗面用具用とは別に用意しておきましょう。
水筒 コップの代わりに水筒を持って行っても良いでしょう。
その他の持ち物 詳細
マスク コロナ対策に使い捨てマスクは必要枚数より余分に持っておきましょう。
踵のある室内履き クロックスなど踵のない靴は、病院によってはNGの場合があります。
転倒や事故を防ぐためにも、踵があって歩きやすいものが最適です。
ティッシュ 病室に用意されていない場合があるので、箱ティッシュを用意しておくと安心です。
病室に鏡がないこともあります。
用意しておくといざという時に役立つでしょう。
携帯電話 家族への連絡や暇つぶしに使えます。
病院によっては、病室内での通話が禁止されていることもあります。
充電器 携帯電話など、必要なものの充電器は持っていきましょう。
ビニール袋 ゴミや日用品・衣類を入れるのに便利です。
複数枚持っていくと安心できます。
服用中の薬 普段から服用している薬があれば、忘れずに持っていきましょう。
お薬手帳 服薬中の薬とあわせて持っていきましょう。
小銭・千円札 自販機や売店で買い物できるように小銭を持っておきましょう。
千円札以外のお札は使えない可能性があるので、千円札で用意しておくと良いです。

次は、男女別に必要になる持ち物を見ていきましょう。

(3)入院時に男性が必要なもの

男性が入院時に必要なものは「髭剃り・電気シェーバー」です。短期間の入院で、髭を剃る必要がなければ持っていかなくても大丈夫です。

長期間入院する際や、常に清潔にしておきたい人は持参しておきましょう。その他、日常的に使っているものを持ち込みたいときには事前に許可を取っておきましょう。

(4)入院時に女性が必要なもの

続いて、女性が入院時に必要なものを紹介します。

女性が持っていくと良いものは次の通りです。

女性の持ち物 詳細
生理用品 日にちが重なるようであれば日数分用意しておきましょう。
怪我で入院した場合、トイレに頻繁に行けないこともあるため、吸収量の多いものやタンポンを人も多いです。
メイク落とし お化粧をする場合はメイク落としも忘れずに用意しましょう。
化粧品 退院時や外に出る際にお化粧をしたい人は持っていきましょう。
ヘアゴム 髪の長い人は診察時などで邪魔にならないよう、用意しておきましょう。

日数ごとに入院時の持ち物を確認しよう

前章で、入院する際に必要なものを紹介しました。

入院時の持ち物は、期間によって数や量は変わってくるものです。

「一週間の時はタオルを何枚くらい持っていけばいいんだろう?」

「長期間の場合の荷物量の目安は?」

こんな風に思っている人もいるはずです。日数ごとに持ち物の数・量を確認しましょう。

その1.一週間入院する場合の持ち物

病院に一週間滞在する場合は「1.一人暮らしの入院準備で必要なものは?」で紹介したものを持っていきましょう。

必要なものの数は、それぞれ次の通りです。

  • タオル:3枚
  • バスタオル:2枚
  • 下着:3枚
  • パジャマ・部屋着:3組
  • 靴下:3足
  • ティッシュ:1箱

タオルや下着は数が多くなるとかさばってしまうので注意が必要です。

そのため、上記の最低限の枚数を用意して持っていきましょう。

ティッシュは目安として1箱としていますが、花粉症など多く消費することが予想できる場合は、数を増やしてくださいね。

その2.二週間入院する場合の持ち物

二週間ほど入院する場合は、一週間分の荷物×2で考えれば問題ありません。

ただし、病院や近場で洗濯できる環境があれば、一週間分の荷物量でも大丈夫です。

洗濯機が使えないと仮定した場合の量は、次の通りです。

  • タオル:6枚
  • バスタオル:4枚
  • 下着:6枚
  • パジャマ・部屋着:6組
  • 靴下:6足
  • ティッシュ:2箱

また、入院期間が半月と少し長いため、暇つぶしができるようなアイテムがあるとさらに良いでしょう。

その3.一ヶ月入院する場合の持ち物

一ヶ月入院するのであれば、病院や近場で洗濯できる場合が多いです。

そのため、一週間分の荷物を持っていけば問題ないでしょう。

  • タオル:3枚
  • バスタオル:2枚
  • 下着:3枚
  • パジャマ・部屋着:3組
  • 靴下:3足
  • ティッシュ:1箱

また、入院期間が長くなると、普段通りの生活ができないことからストレスを感じやすくなります。

ストレスを少しでも解消するためにも、気持ちをリフレッシュできるようなアイテムがあると良いです。

  • ドリップコーヒー、ティーバッグ
  • お気に入りのお菓子
  • ゲーム

あなたが普段から使っている、気分転換できるアイテムを用意しておきましょう。

入院時にあると嬉しい便利な持ち物は?

ここではインターネットの独自調査でわかった、入院中にあると嬉しい便利アイテムを紹介します。

日用品の便利アイテム 詳細
ストロー 首をあまり動かせない状態の場合などにあると便利です。
ウェットティッシュ 汚れを落とす際にあると便利です。
除菌タイプのものであれば、衛生面も守られるのでなお良いでしょう。
爪切り 衛生面や怪我防止の観点であると良いアイテムです。
耳かき・綿棒 爪切り同様、衛生面で気になる場合は持っておくと良いでしょう。
耳栓 人の声やいびきなど睡眠時に気になって眠れない場合は、持っておくと便利。
S字フック ベッドサイドに取り付けてゴミ袋を設置し、手回り品を入れておくとすぐに取り出しできて便利です。また、ゴミ箱の代わりにもなります。
マジックハンド 寝たきり状態でなかなか動けない時に、近くのものを取るのに便利なアイテム。
小物入れ 薬や小物の整理する際に便利です。ビニール袋で代用しても良いでしょう。
延長コード 多くの病院ではコンセントを1つしか使えないので、用意しておくと重宝します。
粘着カーペットクリーナー シーツについた抜け毛やホコリなどをサッと掃除できます。
懐中電灯 消灯後に何かを探す場合や非常時に役立ちます。
小さな物干しスタンド タオルや下着が干せるサイズがあると、ちょっとしたものを干せて便利です。
クーラーボックス 夏場など病院内で買ったものを冷やしたい時に使える便利アイテムです。
スマホスタンド 動画を見る時など、スマホをずっと持つのがしんどい時に便利でしょう。
小型の置き時計 部屋によっては時計がない場合もあるので、あると重宝します。

必要に応じて病院に持っていくかどうか検討しましょう。

入院って暇…みんなは暇つぶしどうしてる?

病状が回復してくると入院生活は暇になりやすいもの。

何もせずにじっとしていると、「時間がもったいない」と感じる人は多いです。

入院中に時間を持て余しそうな場合は、ぜひ以下のものを試してみてください。

  • 散歩
  • 読書・漫画
  • ゲーム
  • 映画鑑賞・音楽鑑賞
  • 塗り絵・折り紙
  • パズル
  • クロスワード
  • 新聞
  • 資格勉強

特に、散歩は用意するものがなく、いつでも取り組める暇つぶしです。

ベッドから動けない状態の場合は、読書や映画鑑賞がおすすめできます。

また、暇な時間を有効活用して、資格勉強を始めてみるのも良いでしょう。

持ち込みNGなものは事前に知っておこう!

病院によっては持ち込みNGのものがあります。

例えば、以下のようなものが持ち込みNGになりやすいです。

  • 危険物(ナイフ、カッターなど)
  • ガラス製・陶器製のもの
  • 食品
  • 加湿器
  • ドライヤー
  • 盗難のおそれがあるもの(パソコンやブランド品)

また、入院理由によっても持ち込みが禁止されるものがあります。持参してはいけないものがあるか、事前に確認しておきましょう。

まとめ

入院中に必要なものは意外に多いことが分かったと思います。

体調の心配から入院準備に手が回らず、忘れ物をしてしまうことも少なくありません。

入院生活を少しでも快適に過ごすために必要なものはしっかり準備しましょう。また、持ち物には名前を書いておくことも大切です。

もし、入院の準備を忘れてしまったり、間に合わなかったりした場合でも、大きな病院であれば院内にコンビニエンスストアが用意されている場合もあります。そのため、必要以上に焦る必要はありません。

病院や病状によっては、持ち込みに制限がかかることもあるため、余裕を持って確認するようにしましょう。