「どうすれば健康に長生きできるんだろう」

年齢を重ねるにつれて、健康が気になってくるものの、何をすべきか把握している人は多くありません。

この記事では、少しでも健康に長生きするための秘訣についてご紹介します。

そもそも長生きとは何歳から?

一般的に「長生き」とは、80歳以上が目安になります。

実際、平成26年に厚生労働省が行った健康意識に関する調査によると、日本人の平均寿命は80歳前後と言われています。その後、実施された長生きに関する平成28年度の調査結果によると「長生きといえば、80歳以上」と回答した人が最も多い結果になりました。

そのため、80歳くらいまで生きられたら長生きできたと言えるのではないでしょうか。

一方で、長生きしたくないと感じている人も少なくありません。

長生きしたくない理由

人によって長生きしたくない理由は違います。ですが、次のような悩みを感じている人は少なくありません。

1.介護で迷惑をかけたくない

高齢になると認知症や骨折などリスクが高まるため、要介護状態に陥る可能性もあります。

家族に負担をかけてまで長生きしたくない、と考えてしまう人も多くいます。

2.老後資金が足りていない

老後の生活は年金収入とは別に約2,000万円の貯蓄が必要だという調査結果もあります。

その一方で、約8割の人が老後の資金に不安を抱えているという調査結果も。

老後資金が不十分であれば、貧しい暮らしに苦しむと想像できますし、長生きしたくないのもうなずけます。

3.生きがいや楽しみがない

現在の日本では、老後の人生に生きがいを感じられないと思っている方も少なくありません。

身体が自由に動かなくなることで、楽しみが奪われてくと感じてしまうこともあるようです。

しかし、健康な状態を維持できれば、楽しく充実した老後生活を送ることも可能です。

大切なのは健康寿命を延ばすこと

長生きについて考える上で、人生をより充実させるには「健康寿命」という考え方が大切です。

健康寿命とは、「元気に活動できる期間」のこと。

引退後の老後生活は「第二の人生」です。元気に活動できる期間を延ばすことができれば、老後生活を充実させることもできます。

もし、あなたが少しでも充実した人生を長く味わいたいのであれば、健康寿命を延ばすことを意識しましょう。

長生きするための秘訣

長生きするための秘訣は、日常生活で取り入れられる簡単なものばかりです。

さっそく実践してみてください。

その1.主食・主菜・副菜がそろった食事を取る

1つ目の秘訣は、バランスのとれた食事を取ることです。そのためには、主食・主菜・副菜がそろった食事を心がけましょう。

主食 米、パン、麺類など
主菜 魚介類、肉、卵などの料理
副菜 野菜を中心とする料理(きのこ、いも、海藻類を含む)

主食に加えて、メインの料理と野菜と付け加えるだけで、バランスがとれます。

その2.週7時間のウォーキング

米国がん研究所によると、運動をしている人はしていない人よりも死亡リスクが31〜39%も低下すると報告されています。

また、認知症や骨折などのリスクを和らげる効果も期待できます。

目安は1日1時間。無理のない範囲で生活に組み込んでみてください。

まとめ

今回は長生きするための秘訣についてお伝えしてきました。

引退後、第二の人生とも言える老後生活を十二分に楽しむためには、健康で長生きすることが必要です。

その際に考えておくべきなのは「健康寿命」。

バランスの良い食事、適度な運動で少しでも健康寿命を延ばしてください。