終活はいつから始めても大丈夫!老後の不安を解消し充実した生活を送ろう

「終活で何から始めたら良いのかわからない」

「終活をする理由から知りたい」

この記事では、終活とは何のためにするのか、具体的なやり方を含めてご紹介します。

実は、終活は死に向けた準備をすることだけではなく、最期まで自分らしく生きることこそが終活の目的です。

終活の意味とは?

はじめに、終活の意味をあらためて確認しましょう。

終活とは、自分の死と向き合い、充実した人生を送るための生前準備のことを言います。

「人生の終わりについて考える活動」

の略語で、2012年の新語・流行語大賞にノミネートされたことをきっかけに、一般に広く知られるようになりました。

大規模なネットショップの調査だと、今では定年を迎えた人だけでなく、20代でも終活を考える人がいるほどです。

死に関する話は敬遠されがちですが、終活はポジティブな活動と考えてみましょう。

終活を行う3つのメリット

終活をしておくのは、以下3つメリットが得られるからです。

  1. 老後生活への不安を解消する
  2. 自分の意思を周囲へ伝える
  3. 生活を充実させる

順番に見ていきましょう。

1.老後生活への不安を解消する

1つ目のメリットは、老後生活への不安を解消することです。

例えば、自分の健康や動けなくなったときの介護、死後の遺産にお墓のことなど、不安はたくさん出てくることかと思います。

終活ではこうした不安に対してどのように対応するか決めていきます。

  • 介護施設で手厚い介護を受けたいな
  • 遺産を誰にどのように配分しようかな

事前に必要なことを決めておけば、いざというときに慌てずに済むはずです。

つまり、準備をしておけば慌てることなく対応でき、不安の解消にもつながると言えるのです。

2.自分の意思を周囲へ伝える

2つ目のメリットは、自分の意思を周囲へ伝えるきっかけになるからです。

終活を行うと、介護や葬儀、遺品の扱いなどを考えていくことになります。

葬儀に関する調査を見ると、約6割以上の人が親と終活について話せていません。

多くの家族は、故人の意思がわからないまま葬儀や遺品整理を行っているのがわかりますね。なので、自分の意思を事前に伝えて、死後に家族がスムーズに手続きできるようにしておきましょう。

3.生活を充実させる

メリットの3つ目は、生活を充実させられるというものです。

終活は死に向けた準備であると同時に、老後をいかに過ごすかを考えることもできます。なぜなら、自分に残された時間を意識し、どのように使うかをあなたが決めるからです。

「これまで仕事が忙しく、行きたいところに行けなかった」

「家族との時間がとれず、心残りがある」

そう考えたなら、自分のやりたかったことや心残りを明確にし、そこに残された時間を使いましょう。

最期まで自分らしく生きるために何に時間を使うか、それを決めるのもあなたです。

終活はいつから始めるべき?

あなたの人生を決められるのは、本人であるあなただけなので、終活は思い立ったときに始められます

例えば、以下のようなことを考えたことはないでしょうか?

  • 家や車など残されたものはどうしよう
  • 預貯金や手にある資産は誰に引き継がせよう
  • 自分が認知症になったら誰が見てくれるだろう など

少しでも不安を感じたときには、そのタイミングで始めましょう。

もし、あなたが迷っているのなら遅くても60代には始めてみてください

ネットショップが行った調査によると、30代から終活の意向を示しているとされています(※参考)。

さらに、実際にスタートするのは60代からという結果も出ています。このことを考えると、遅くても60代頃には終活を始めておくべきと言えます。

終活をスタートする理由は?

※参考:終活に関する調査

ネットショップが行った調査では、終活をスタートする理由は家族に迷惑をかけたくないという結果が7割でした。

将来のことを考えて、今から備えておきたい気持ちが伝わってきますね。

  • 病気や怪我に備えたい
  • 自分の最後は自分で決めたい
  • 葬儀などの希望を家族に伝えたい など

ここに挙げたのは、ほんの一例です。理由は人それぞれなので、あなたが必要と思ったら始められます。思い立った今から、スタートできることはないかやり方を見ていきましょう。

5.誰でもかんたん!終活の具体的なやり方

終活は、決まったルールや規則はありません。なので、誰でもすぐにスタートできます。

例えば、以下の4つを試してみるというのも良いでしょう。

  1. エンディングノートの作成
  2. 遺言書の書き方
  3. 身の回りの整理
  4. 葬儀やお墓の準備

1つずつ見ていきましょう。

(1)エンディングノートの作成

終活は何から始めるか分からない人は、エンディングノートを作成してはいかがでしょうか?

滋賀県の近江八幡市では、いざというときの備えにエンディングノートの雛形を配布しています。

書き方にルールや決まりはなく、任意で好きなことを書いておけます

<記入例>

  • 自分のプロフィール
  • 財産状況
  • 交友関係
  • 遺品の取り扱い
  • お墓・葬儀関連
  • 自分史
  • 残りの人生でやりたいこと

終活をするうえで、エンディングノートは必ず書かなければいけないものではありません。

ですが、終活を進めるにあたって、書いておくととても役立ちます。例えば、自分の死に向けてどんな準備が必要か、残りの人生で何をやりたいかを書くことで、これからの行動が明確になるなど。

エンディングノートを終活における指針とし、老後の不安を解消していきましょう。

書き方の例

何もない状態で書くのが難しい、という人のために簡単な例を用意しました。

具体的な書く内容として、以下の項目を書いておきましょう。

資産状況や重要書類の保管場所、お墓・葬儀のことなど、細かく書いてください。

項目 内容
自分の情報 本籍・生年月日・健康保険証や預金通帳など重要書類の保管場所
交友関係 入院時や葬儀に連絡してほしい親戚や友人
遺品の扱い 処分する物・残してほしい物など、遺品の取り扱い
財産状況 預貯金・不動産・お金の貸し借りの有無など
葬儀やお墓 喪主をお願いしたい人・葬儀業者・戒名・埋葬方法・希望墓地・予算など

遺品の扱いや葬儀に誰を呼ぶかなどは、残された家族は迷うところです。エンディングノートで希望を明確にしておけば、家族の手配が楽になります

(2)遺言書の作成

遺言書は、自分の財産を誰にどれくらい相続させるかを明示することを目的としています。

財産の相続には、家族間のトラブルがつきものです。司法統計情報の平成30年度遺産分割事件数を見ると、全国で約13,000件も遺産に関するトラブルが発生しています。

残された家族が仲良く過ごせるためにできる限り遺言書は作成しておくと良いと考えられるでしょう。

ちなみに、遺言書には以下3種類が代表的です。わかりやすく表にまとめてみました。

種類 特徴 メリット デメリット
自筆証書遺言
  • 全文を自筆で書く遺言書。
  • 作成年月日・氏名も書いた上で押印。
  • 費用はかからない。
  • 作成に費用がかからない。
  • 自分が書くだけなので、他の遺言書と比べて手続きに時間もかからない。
  • 有効と認められる要件が厳しい。
  • 他人の代筆・PCで作成・日付の未記入などがあると無効となる。
公正証書遺言
  • 公証役場で、公証人よって作成される遺言書。
  • 費用は公正証書作成費用+公証役場の手数料で、おおよそ15万円前後。

自筆のような厳格な要件はなく、まず無効にはならない確実な遺言書。

  • 公証人に報酬・手数料を払う必要があり、手続きにも時間がかかる。
  • また、自分の財産状況を第三者である公証人に明かさなくてはいけない。
秘密証書遺言
  • 自分で遺言書を作成し、公証役場で証明してもらう遺言書。
  • 費用は手数料令第二十八条により、11.000円と定められている。
  • 公証人に遺言書の存在を証明してもらえる。
  • 作成自体は自分で行うため、公証人など第三者に自分の財産状況を知られない。
  • 公証人による内容チェックがないため、開示した際に内容不備があると無効の可能性がある。
  • 遺言の保管自体は自分で行うため、紛失のリスクがある。

参考:スタートライン行政書士事務所司法書士かとう法務事務所

遺産相続トラブルを避けるためにも、書遺言を残しておくことも考えてみて下さい。

エンディングノートと遺言書の違い

法務事務所によると、法的効力があるか・ないかという点に違いがあります。

例えば、エンディングノートは、終活に関することを自由に書くものです。そして、エンディングノートには法的効力がありません。対して、遺言書は財産相続に焦点を当てた書類となっています。

この遺言書には、法的効力があります。

つまり、遺言書の内容は法律によって無効とならない限りは適用されるわけです。エンディングノートは、あくまでも希望を伝えるメモに近いイメージですね。

そのため、何をするか思うままに書きたい・家族にお墓や葬儀の要望を細かく伝えたい人は、エンディングノートを書きましょう。

一方で資産を多く持っており、相続についてしっかり書きたい人は遺言書の作成がおすすめです。

公正証書遺言などで正しく遺言書を作成すれば、自分の望む通りに財産相続できるでしょう。

(3)身の回りの整理

終活のやり方3つ目は、身の回りの整理です。

残された家族が処分に苦労しないよう、できる限り物を減らしておきましょう

残す物は自分の死後、取り扱い方を明確にしてあげてください。

例えば、通帳や印鑑なら息子、服やアクセサリーは娘といったように、誰かに引き継いでもらいたいのか、処分して良いのかをはっきりさせましょう。自分が亡くなった後、家族の手続き負担を減らせるように、ある程度決めておくと良いでしょう。

デジタル終活

身の回りの整理と合わせて、デジタル終活も行っておきましょう。

デジタル終活とは、デジタル機器に保存されたデータを整理することをいいます。

実は、『令和2年版高齢社会白書』によると、60代でインターネットを利用している男性は76.6%、女性であれば64.4%です。今はシニア世代の人も、多くがPCやスマートフォンなどのデジタル機器を持つ時代とも言えますね。

終活では、デジタル機器に保存された個人情報の整理も行っておきましょう。残してほしいデータは家族に伝え、見られたくないデータがあれば削除するのも試してみて下さい。

(4)葬儀やお墓の準備

希望する葬儀業者・埋葬方法・希望墓地などがある場合は、事前に家族に伝えておきましょう。

自分が亡くなった後、残された家族の負担を少しでも軽減できる可能性が高いです。

例えば、どこに依頼すべきなのか、どんな埋葬方法が良いのかなど色々悩む所ってありますよね。

葬儀は生前予約も可能ですから、希望があればあなた自身で選べるはずです。自分の葬儀について、自ら内容・費用・支払い方法などを葬儀社に事前相談しておきましょう。

葬儀の生前予約は、自分の希望を正確に伝えられるだけでなく、支払いをしておけば費用を家族に負わせずに済むメリットも。葬儀やお墓の準備は、思ったよりも手間がかかるケースもあるので検討してみてください。

まとめ

ここまで終活についてお話しました。

終活の目的は最期まで充実した人生を送ることにあります。

決して後ろ向きな活動ではありません。

終活によって老後の不安を解消し充実した人生を送りましょう。

あなたも、今から終活について考えみてはいかがでしょうか。

編集部おすすめPR CONTENTS

新着記事NEWS