「化粧をするたび、ほうれい線が気になる…」
「線がどんどん深くなっている…」

こんな悩みをお持ちではないですか?

この記事では、年齢を重ねるごとに目立ってくる、ほうれい線についてお話しします。

法令線、豊齢線、豊麗線、どれが正しい漢字表記?

ほうれい線を国語辞典で引くと以下の表記が記されており、どれも正しい表記です。

  1. 法令線
  2. 豊齢線
  3. 豊麗線

一般的によく使われのは1の表記。
2、3の表記は中国の面相学で用いられています。

また、俗称としてゴルゴラインと呼ばれることもあります。これは漫画ゴルゴ13の主人公にくっきりとほうれい線が描かれていることに由来します。

シワとほうれい線の違い

長寿のしるしであるほうれい線ですが、じつは赤ちゃんのときから存在しています。しかし赤ちゃんの肌にはハリ・ツヤがあるので、ほうれい線が気になりません。それが年齢を重ねることでくっきり浮かび上がってくるのです。

ちなみに、よくある勘違いとして、ほうれい線とシワを同じものとして理解されている場合がありますが、ほうれい線とシワは全くの別物。シワは生まれつき存在するものではなく、加齢による多種多様な原因によって引き起こされるものです。

どうして目立つ?ほうれい線の原因

ほうれい線が目立つ原因は主に次の2つ。

  1. 加齢による肌の衰え
  2. 骨の形状

原因の1つ目は、加齢によって起こる肌の衰えです。加齢によって肌の筋肉(表情筋)が衰え、肌のハリ・ツヤが失われることでほうれい線が目立ちはじめます。

2つ目の原因は、骨の形状。人間の顔は複数の骨で形作られており、顔の中央部分にある骨が低いと、肌を支える力が弱くなりほうれい線が目立ちやすい傾向に。

骨が低い原因は、遺伝によるものと加齢によるものがあります。

加齢に伴い骨密度が低下することで骨が萎縮して低くなり、肌がたるみ、ほうれい線が目立つようになるのです。

ほうれい線予防の基礎対策

ほうれい選予防の基礎対策を紹介します。

さっそく実践してみましょう。

その1「姿勢」

ほうれい線には、姿勢が大きく関係しています。

姿勢が悪いことでリンパの流れが悪くなり老廃物を溜め込みやすくなり、肌のたるみを引き起こします。

現代社会では、スマートフォンやパソコンを使う時に猫背になりやすいので要注意。

その2「笑顔」

笑顔には表情筋を鍛える効果があります。

表情筋は顔の皮膚から皮膚に繋がる筋肉で、鍛えることで肌のハリを保つことができます。

笑顔の多い人が若々しいのは表情筋が鍛えられているからなんです。反対に無表情で生活していると表情筋がどんどん衰え、ほうれい線の目立つ顔になってしまうので注意しましょう。

その3「咀嚼」

表情筋は食べ物を噛むことでも鍛えられます

口を閉じて、口角を上げたまま奥歯でよく噛んで食べることで表情筋の一つである咬筋(こうきん)が鍛えられます。

食事は一生続くお口の運動です。日頃からよく噛んで食べることを心がけましょう。

その4「栄養」

若々しい肌を保つには栄養が必要不可欠です。

例えば、以下のような食べ物は肌によいと言われてます。

肌の水分を保つ
コラーゲンが豊富
手羽先、鮭、牛すじ肉など
コラーゲンを補助する
ビタミンCが豊富
果物(いちご・みかん・バナナなど)
緑黄色野菜(かぼちゃ・じゃがいも・ブロッコリーなど)
肌(角質層)を作る
タンパク質が豊富
たまご、チーズ、ヨーグルトなど

その5「紫外線対策」

肌の老化には、加齢による老化と、紫外線による光老化があります。

光老化は紫外線を浴びた時間と強さに比例して進行し、ほうれい線を深くする要因の一つとなります。

外出する時は帽子や日傘を使ったり、日焼け止めを塗るなどの対策を行うことが大切です。

その6「美容皮膚科」

お金はかかりますが、民間の美容皮膚科でほうれい線を目立たないように施術することが可能です。

美容皮膚科で行うほうれい線対策は、ヒアルロン酸注射、PRP注射、幹細胞治療、HIFUなど様々な種類があり、それぞれ長所と短所があります。施術を受ける、受けないの判断は医師の話をよく聞いてからにしましょう。

まとめ

ほうれい線は、赤ちゃんの頃からあります。しかし、年齢や骨の形状、紫外線などの影響によって、次第に目立つようになってしまうのです。

笑顔で過ごし、栄養や睡眠など、日頃の習慣によってほうれい線を予防することが可能となります。

ほうれい線対策を意識した生活習慣は、健康にも良い影響を与えてくれるはずです。笑う門には福来る!という気持ちで毎日を過ごしましょう。