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若いころとは違うシニア世代ならではの旅行を楽しみたい人もいるのではないでしょうか。
シニア世代が旅行を楽しむためのポイントは、ゆとりのある旅行計画を立てることです。
本記事では、シニア世代が旅行を楽しむための具体的な方法と、知っておきたい注意点について解説しています。
内容を参考にし、年齢を気にせず、いくつになっても旅行を楽しみましょう。
シニア世代のおすすめ旅行方法
シニア世代の旅行は、ゆとりのある旅行を心がけることが重要です。
具体的には、次の2点に留意して旅行計画を立ててみるとよいでしょう。
- 近場旅行から始める
- シニア世代向けのツアーに参加する
おすすめの旅行方法について、詳しく解説していきます。
旅行方法1.近場旅行から始める
久しぶりの旅行であれば、まずは、近場での旅行から始めましょう。
近場旅行のメリットは、移動距離の短さにあります。
長時間座りっぱなしということがないため、体に負担がかかりにくく、移動時間が短縮された分、時間を有意義に使えるようになります。
また、遠出旅行のように「せっかく遠くから来たのだから」と予定を詰め込みすぎる恐れもありません。
近頃では、マイクロツーリズムと呼ばれる近場で過ごす旅行が注目をされています。
マイクロツーリズムとは、自宅から車で30分~1時間ほどにある、これまであまり行ったことのない場所へ行く旅行のことです。
地元の魅力を再発見できるほか、ホテルでの宿泊や食事など非日常体験を味わえると、選択する人が増えています。
旅行方法2.シニア世代向けのツアーに参加する
いまは、シニア世代向けのツアーが増えています。
シニア世代向けツアーの特徴は「65歳以上」「70歳以上」のように年齢制限があることです。
同年代の参加者ばかりなので、若い人のペースについていけないという不安がありません。
ほかにも、ゆったりとした行程が組まれていたり、介護付きであったりとシニア世代の人が安心して参加できるツアーになっています。
旅行会社では、さまざまなシニア世代向けのツアーを用意しているので、自身の体調と体力にあわせたものを選んでみましょう。
シニア世代におすすめの旅行先5選
ここでは、シニア世代におすすめの旅行先5選を紹介します。
- 京都府
- 石川県
- 静岡県
- 北海道
- 青森県
どの旅行先も観光名所は多いけれど、ゆっくりと過ごしやすい場所を基本に選びました。
気になる場所があれば、久しぶりの旅行先候補にしてみてくださいね。
おすすめ1.京都府
歴史的建築物が多くある京都は、国内外の観光客から人気の場所です。
伝統的な雰囲気を味わえ、存分に旅行気分を満喫できるでしょう。
観光シーズンは、どの観光名所も混雑するので、観光客の少ない季節に行くことをおすすめします。観光客が少ないのは、2月と8月です。
また、京都の各名所は、砂利道や階段が多く歩行に不安のある人にとって厳しい場所もあるでしょう。
そのようなときは、観光場所の中まで行かず少し離れた場所からの観賞や、人力車や観光タクシーを利用するなど、足腰の負担を考えた対策もできるので安心してください。
おすすめ2.石川県
北陸新幹線の開通により利便性が増した石川県では、金沢がシニア世代におすすめです。
加賀藩祖前田利家公と正室お松のほうをまつる尾山神社や長町武家屋敷跡界隈など、歴史的建造物が多く残っています。
また、献上加賀棒茶やきんつばなどの和菓子も人気があります。
金沢はコンパクトな街ながら、周遊バスが15分間隔で走っており移動に困らない点もシニア世代におすすめの理由です。
おすすめ3.静岡県
静岡県は、富士山をはじめ、多くの自然美や歴史的建造物に触れられる人気観光地の1つです。
見どころが多く「歴史に触れる」「景色を楽しむ」「お茶を味わう」など、自身の興味にあわせた旅行の楽しみ方ができるでしょう。
静岡県観光協会の静岡県エリアガイドによると、静岡県は4つのエリアに分けられており、エリアごとに違った体験が可能です。
どのエリアも魅力的ですが、予定を詰め込み過ぎないためにも、1つのエリアに絞って旅行の計画を立てるとよいでしょう。
おすすめ4.北海道
食と大自然を楽しみたいなら北海道がよいでしょう。
とくに、小樽や函館は小さな街のなかに観光スポットが数多くあるので、移動しやすくおすすめです。
一方、北海道は広大なので、観光地間の移動は多くの時間を要します。
とくに、公共機関を利用した広範囲への移動は、時間的にも体力的にも負担が大きくなってしまう恐れがあります。
複数の観光地を訪れたいのであれば、シニア世代向けの観光ツアーを利用することで移動が楽になるでしょう。
おすすめ5.青森県
青森県は自然が魅力的です。
とくにおすすめなのは、青森県と秋田県にまたがる「十和田湖」となっており、開運のご利益があると言われる十和田神社や、高村幸太郎作の乙女の像があります。
また、十和田湖畔と十和田神社を結ぶ「開運の小径」は、木の香りを吸い込みながら気持ちよく散歩ができるでしょう。
そのほか、十和田湖ブランドである「十和田湖ひめます」が食べられたり、遊覧船に乗ったりと食や遊びが楽しめます。
シニア世代が旅行で注意するべきこと
旅行期間を楽しんで過ごすために、注意するべきことをまとめました。
- 旅行の目的を絞る
- 余裕のあるスケジュールをたてる
- 場合によってはバリアフリーの宿を選ぶ
- 常備薬と健康保険証を忘れないようにする
注意点を留意しておくことで、シニア世代の旅行に対する不安や悩みを軽減できるかもしれません。
各注意点について詳しく解説していきます。
注意点1.旅行の目的を絞る
行きたい場所や、やりたいことがたくさん出てきてしまうのが旅行です。しかし、シニア世代は、旅行の目的を1つか2つほどに絞りましょう。
慌ただしいスケジュールの旅行は疲れてしまい、体調を崩してしまう可能性があります。
メインの目的を決めたあとは予定を詰め込まず、ホテルでの食事を楽しむ、温泉で疲れをいやすなどのんびりと過すのがおすすめです。
注意点2.余裕のあるスケジュールを立てる
移動時間や滞在先でのスケジュールは、余裕をもって設定しましょう。
移動にかかる時間や観光地での滞在先を長めに設定しておくことで、慌てることなくゆっくりと行動することができます。
トイレや休憩時間も多めに確保しておくことで、体調に負担をかけずに楽しめるでしょう。
注意点3.場合によってはバリアフリーの宿を選ぶ
足腰に不安のある人は、バリアフリーの宿を選びましょう。
客室の段差がなかったり、お風呂や廊下に手すりがついていたりすることで、転倒のリスクを軽減し、快適に過ごすことができます。
バリアフリーの度合いは宿によって異なります。宿選びの際には、バリアフリーの有無と、どの程度までバリアフリー化されているのかを確認しましょう。
注意点4.常備薬と健康保険証を忘れないようにする
もしもの体調不良や怪我に備えて、健康保険証を忘れないようにしましょう。
健康保険証を忘れてしまうと、その場では医療費を全額負担する必要があります。
後日、自己負担以外の医療費の払い戻しを申請することはできますが、手間がかかるので注意してください。
また、お薬手帳も一緒に携行しておくと安心です。
持病がある人は、常備薬を荷物の中に入れておくことも忘れないでくださいね。
まとめ
心に刺激や豊かさを与えてくれる旅行は、シニア世代におすすめの趣味の1つです。
旅行を楽しむためには、ゆとりのある旅行計画を立てるようにしましょう。
また、旅行中は無理をせず、こまめに休憩することを忘れないでくださいね。
いくつになっても全力で旅行を楽しみましょう。