シニアライフを充実させるために、自宅で気軽に映画を観たいと考えている人は多いのではないでしょうか。
この記事ではご年配の方におすすめの映画や映画の選び方などをご紹介します。
この記事を参考に、是非自分が観たい映画を見つけてください。
シニアの方におすすめの映画の選び方
映画の本数は数多く、また新作も頻繁に公開されるため、どの映画を観ればよいか決められないという人も少なくないでしょう。
シニアの方の映画選びは、次の3点を基準に探していくのがおすすめです。
- ジャンルで選ぶ
- 人気の俳優・女優で選ぶ
- ヒット映画から選ぶ
それぞれの基準について詳しく紹介していきますので、自分に合う映画を選ぶ際の参考にしてください。
ジャンルで選ぶ
映画にはさまざまなジャンルがあり、人それぞれ好みも異なります。まずはジャンルを基準に映画を選ぶとよいでしょう。
- 恋愛
- アクション
- サスペンス
- コメディ
- 特撮
- ヒーロー
基本的には自分が好みとするジャンルの映画を選ぶのがおすすめです。ただし、たくさんの映画を観る時間があるときや、気分転換をしたいときなどは、あえて普段はあまり観ない新しいジャンルの映画に挑戦するのもよいでしょう。
人気の俳優・女優で選ぶ
人気の俳優・女優を基準に映画を選ぶのもおすすめです。
たとえば、自分が20〜30代の若い頃に全盛期だった、あるいは一時期ファンだった俳優や女優が主演していた映画を観るのがよいでしょう。
当時の思い出が蘇り、懐かしい気持ちに浸れる可能性があります。
ヒット映画から選ぶ
かつてのヒット映画から選ぶのもよいでしょう。
ヒットしたということは、その作品を多くの人が楽しんだという証拠でもあり、面白い可能性が高いです
ヒット作にはシリーズ化されているケースも珍しくありません。時間があるときは、シリーズを順番に観ていくのもおすすめです。
シニアにおすすめの映画10選
ここではシニアの人が楽しめるおすすめの映画を10本紹介します。
往年のヒット作や懐かしの映画のほか、近年公開された映画の中で60〜70代に人気の作品を紹介するので、観る映画に悩んだら、このなかから選んでみるのもよいでしょう。
1.男はつらいよ(寅次郎ハイビスカスの花)
男はつらいよは、主人公の相性から「寅さんシリーズ」とも称される人気シリーズです。
なかでも人気が高いのが、1980年に公開された「寅次郎ハイビスカスの花」です。60〜70代の人が20〜30代の頃に公開された作品であり、観たことがある人も多いのではないでしょうか。
寅さんを中心としたドタバタ劇が描かれており、気軽に楽しむことができる作品です。
2.ハドソン川の奇跡
「ハドソン川の奇跡」は、160万人が住むマンハッタン上空850メートルで突如起こった航空機事故の裏側を描いたストーリーとなっています。
往年の名優であるクリント・イーストウッド、トム・ハンクスがタッグを組んだ作品としても話題を集めており、若いころに2人のファンだった人は当時を思い出しながら観てみるのもよいでしょう。歳を重ねても格好いいトム・ハンクスの魅力にあらためて惹かれるかもしれません。
3.未知との遭遇
「未知との遭遇」は、1977年のスティーブン・スピルバーグが監督したSF作品です。主人公のロイが目撃した信じられないような出来事の真実を探求するストーリーとなっています。
SFではありながら宇宙人が侵略してきたり、身体を乗っ取ったりといったような刺激的なシーンはないので、ご年配の方でも落ち着いて観ることができます。
4.シン・ゴジラ
「シン・ゴジラ」は、日本の特撮映画の代表作品の1つであるゴジラのリメイク版です。
ゴジラシリーズは、男性を中心に若い頃に当時のゴジラ作品を観た人も多いのはないでしょうか。当時を思い出したり、現代の映像の進化を感じ取りながら観るのがおすすめです。
5.ミッション:インポッシブル/フォールアウト
トム・クルーズの代表シリーズ「ミッション・インポッシブル」の作品のなかでも人気が高いのが「ミッション・インポッシブル/フォールアウト」です。
この作品は過去のテレビドラマ「スパイ大作戦」「新スパイ大作戦」の続編の位置づけでもあります。そのため、若い人だけでなく、当時テレビドラマシリーズが好きだった人にもおすすめの作品です。
ストーリーとあわせて、迫力あるアクションシーンを存分に楽しみましょう。
6.エレキの若大将
「エレキの若大将」は、往年の大スター加山雄三の人気シリーズの1つです。
ベンチャーズやビートルズなど空前のロックバンドブームだったタイミングで制作されたこともあり、作中では懐かしの洋楽を楽しむことができます。洋楽好きな人は、音楽とともに思い出を振り返りながら、観てみるのもよいでしょう。
7.サウンド・オブ・ミュージック
「サウンド・オブ・ミュージック」は、ミュージカル発の作品と合ってドレミの歌やエーデルワイスなど誰でも知っている歌が多数作中に出てきます。
爽快感があり、観れば元気になれる映画であるため、ご年配の方にもおすすめです。3時間近い上映時間があるので、時間があるときにじっくり観てみましょう。
8.君の名は
「君の名は」は、2016年に公開されたアニメ作品です。日本では史上稀に観る興行収入を記録しました。
予想外の展開が巻き起こるストーリーとなっており、大人も楽しめる作品なため、これまでアニメ作品をあまり観てこなかったご年配の方も、試しに観てみてはいかがでしょうか。
9.ボヘミアン・ラプソディBohemian Rhapsody
「ボヘミアン・ラプソディBohemian Rhapsody」は、伝説のバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーの一生を描いた作品です。
作中ではクイーンの名曲が流れてくるため、若い頃にロックが好きだった人は、当時を振り返りながら観ることができます。ラストは感動と共に涙する人も少なくありません。
10.Fukushima50
「Fukushima 50」は、2011年3月11日に発生した東日本大震災で爆発事故を起こした福島第一原子力発電所を舞台としたヒューマンドラマです。未曾有の事態を防ぐために現場で奮闘し続けた人々の姿が描かれています。
忘れるべきではない悲劇を見つめなおし、後世に伝えたいとの思いもあり、ご年配の方には人気作品の1つとなっています。
映画鑑賞でシニアに期待できる効果
映画鑑賞を趣味にすると、次のような効果が期待できます。
- 自律神経が安定する
- 新たな趣味になり、外出のきっかけにもなる
- 当時の記憶が蘇る
それぞれ詳細を確認しましょう。
自律神経が安定する
人間の体は、外から刺激を受けると交感神経が活発になり、副腎髄質系や、視床下部・下垂体・副腎皮質系などの神経が反応します。これはすなわち「映画を見て、ドキドキハラハラしている」状況です。
自律神経は、交感神経・副交感神経の両方がバランスよく保たれている状態が理想ですが、ご年配の方は、普段活動量も少ないことから副交感神経(リラックス・非活動的)が優位になりがちです。
映画を観ることで交感神経が活発化して副交感神経とのバランスを調整し、心身を安定させられるでしょう。
新たな趣味になり、外出のきっかけにもなる
映画が趣味になれば、映画館に足を運ぶ機会も増えると予想され、外出のきっかけになります。
外出をすれば、気分のリフレッシュができ、日々の生活にメリハリがつくでしょう。映画館によってはシニア向けの割引もあり、お得に映画を観ることもできるので、ぜひ活用してください。
当時の記憶が蘇る
かつての映画を観ることで、当時の記憶がよみがえってきます。
同年代の人と一緒に観れば、昔話で盛り上がる可能性があります。また、家族と観た場合も、家族間で会話を膨らませることで、家族に関連したライフイベントの記憶がよみがえるきっかけになるでしょう。
まとめ
シニアライフを充実させるうえで、映画観賞は手ごろに楽しめる娯楽としておすすめです。今回の記事で紹介した作品も参考にしながら、自分に合う映画を選んでみてください。
映画を新たな趣味にして、シニアライフを充実させましょう。