Contents
「新しく始める趣味に健康麻雀はどうかな?」とお悩みではありませんか。
健康麻雀とは、賭けない・飲まない・吸わないを大原則に交流を目的とした麻雀のことです。認知症予防効果が期待されることから、ご年配の方に人気があります。
今回は、健康麻雀の基本的なルールやマナーを分かりやすく解説。メリットや始め方についてもご説明します。
健康麻雀の楽しみ方や効果を知って、コミュニケーションの輪を広げましょう。
健康麻雀とは?基本なマナーを学ぼう
健康麻雀とは、賭けない・飲まない・吸わないをルールに遊ぶクリーンな麻雀です。
麻雀と聞くと、お酒を飲み、たばこを吸いながら楽しむ賭け事というイメージがあります。そのため、麻雀に対して悪い印象を抱く人も多いのではないでしょうか。
しかし、麻雀は戦略を立てなければ勝つことができない頭脳を使うゲームです。
麻雀を囲碁や将棋のような知的競技として扱う動きも出てきています。2007年からは厚生労働省や各都道府県が運用に携わる全国健康福祉祭(ねんりんぴっく)に正式種目として採用されました。
賭けない・飲まない・吸わないの3つの「ナイ」を徹底すれば、健全に多くの人が楽しめるゲームであることから、健康麻雀は生まれたのです。
健康麻雀は、定年後の趣味としてご年配の方を中心に広まっています。しかし、たばこやお酒、賭け事が苦手だけど麻雀を純粋に楽しみたい若い人にも人気があります。
健康麻雀のマナー
健康麻雀をする目的は人それぞれです。しかし、自分の目的を達成するだけでなく、参加者全員がゲームを楽しむことを意識しましょう。参加者全員が心地よく麻雀を楽しむために、マナーを守る必要があります。
教室やサークルによって少しずつマナーは異なりますが、健康麻雀の大会である健康麻将全国オープン戦では全国で同じマナーが採用されています。
日本健康麻将協会で決められているため、健康麻雀マナー十カ条を確認しましょう。
- 「自分に厳しく人に優しく」を心がけましょう 。
- ゲームを始める前には「よろしくおねがいします」ゲームが終わったら「ありがとうございました」と挨拶しましょう 。
- 牌がセットされたら、対局相手がツモり易いように、牌山を右斜め前に出し、配牌が始まったらドラをめくる前にリンシャン牌が崩れないように下段に下ろしましょう 。
- 「ポン」「チー」「カン」「リーチ」「ツモ」「ロン」の発声は明確に行いましょう 。
- 「先ヅモ」をしたり、「牌」を強く叩きつけることは厳に慎み、捨て牌は六枚切りにしましょう 。
- 対局していないときの立ち見、座り見などは慎みましょう 。
- 対局中の「口三味線」(自分が有利になるように、相手を誘導する虚言)や対局相手への批判など言動には細心の注意を払いましょう。又、局終了後の「解説」も慎みましょう 。
- 手牌は伏せないようにしましょう 。
- アガったときは、牌を見易く並べてから倒すようにしましょう 。
- 点棒の受け渡しが終わるまでは手牌と牌山を崩さないように、又、「点棒の受け渡し」は、静かに丁寧にしましょう 。
マナーを守ることで、参加者全員がゲームを楽しめます。相手への気遣いを忘れないようにしましょう。
健康麻雀の始め方を知っておこう
健康麻雀は雀荘で行われていますが、「そもそも麻雀のルールを知らない」「いきなり雀荘に行く勇気はない」という人もいるでしょう。
そこで、健康麻雀初心者におすすめの始め方をご紹介します。
- 健康麻雀の教室やサークルに通う
- 麻雀のルールを家族や友人に教えてもらう
- 麻雀入門書を読む
- 麻雀ゲームでルールを学ぶ
自分に合う方法で健康麻雀を始めましょう。
始め方1.健康麻雀の教室やサークルに通う
地域で開催されている健康麻雀の教室やサークルへ通うと、講師にルールを教えてもらえるため理解が進みやすいです。
インターネットで「健康麻雀 地域名(駅名)」と調べたり、地域のチラシを確認したりすると、家から近い場所にある教室を見つけられます。
なかには、一般の雀荘が検索表示されることもあるので、「禁煙・禁酒・ノートレード」の3つが記載されていることをよく確認しましょう。
始め方2.麻雀のルールを家族や友人に教えてもらう
家族や友人に麻雀をする人がいる場合は、その人からルールを教えてもらいましょう。気心の知れた人であれば、心置きなく分からないことを繰り返し聞けるため、麻雀のやり方を早く習得できるでしょう。
はじめから麻雀仲間を作っていれば、雀荘デビューも怖くありませんよ。
始め方3.麻雀入門書を読む
1人でじっくり麻雀のルールを学びたい人には、麻雀入門書がおすすめです。ルールやマナーを学ぶための初心者向けの書籍がたくさん販売されているので、読みやすい一冊を選んでください。
基礎知識を学んでからは、雀荘に行ったり、友達と麻雀を楽しんだりしましょう。
日本健康麻将協会が監修している「今日からはじめる 健康マージャン入門」がおすすめです。
始め方4.麻雀ゲームでルールを学ぶ
麻雀は、オンラインゲームでルールを学ぶこともできます。無料ゲームもあるので、スマホ・タブレットのアプリやパソコンを使って、気軽に楽しみながら麻雀を学びましょう。
ただし、オンラインの対戦しかできないゲームを選んでしまうとルールを学ぶ機会がありません。
挫折をしないよう、ルール説明を丁寧してくれるゲームを選びましょう。
おすすめは、セガが運営するオンラインゲーム「セガNET麻雀 MJ」です。1つのIDで、パソコン・iPhone・Androidから利用できます。
以下よりダウンロード可能です。
さっそくダウンロードして、遊びながらルールを学びましょう。
健康麻雀を始める4つのメリット
健康麻雀を始めるか悩んでいるなら、ぜひ始めてみてください。
なぜなら、健康麻雀には以下のような4つのメリットがあるからです。
- 参加者同士の交流がはかれる
- 頭を使うことから脳トレになる
- 指先を動かして認知症予防になる
- 1ゲーム数百円で楽しめる
誰でも気軽に始められるうえに、たくさんのメリットが享受できる点は健康麻雀の魅力です。
それぞれについて、詳しく確認していきましょう。
その1.参加者同士の交流がはかれる
和気あいあいとした雰囲気で、客同士仲良くゲームを楽しんでいる雀荘が多いです。麻雀の話だけでなく、日常会話をする人も多いためコミュニケーションを活発に取れるでしょう。
定年退職後に共通の趣味を持つ友達を作りたい人や、外で交流の場所を作りたい人に健康麻雀はおすすめです。
その2.頭を使うことから脳トレになる
麻雀は頭をよく使うため、脳のトレーニングになります。麻雀にはテンポよくゲームを進めていくというルールがあるため、即座に計算を行い、他の参加者の手牌を推測しなければなりません。
日常生活とは違うことをすることで、脳に刺激を与え、物忘れ防止や発想力の向上が期待できると言われています。
その3.指先を動かして認知症予防になる
麻雀で指先を動かすことは認知症予防につながります。指先の細かな動きによって末梢神経が刺激されると同時に脳細胞も刺激されるためです。これが脳の活性化につながります。
指先は、日常生活では衰えがちな部位の1つです。健康麻雀で楽しみながら認知症予防をしましょう。
その4.1ゲーム数百円で楽しめる
雀荘で健康麻雀をプレーするために必要な金額は、1ゲームあたり200円〜500円程度です。雀荘によっては半日パックやフリータイムのコースが用意されていることもありますが、1時間あたり300円〜500円が相場となっています。
一般的な雀荘ではお金をかけるため、1日で数万円なくなることもありますが、健康麻雀では安い価格でたっぷりゲームを楽しめるでしょう。
まとめ
健康麻雀は、賭けない・飲まない・吸わないを大原則とした健全でクリーンな麻雀のことです。
純粋にゲームを楽しめる工夫がされており、ご年配の方だけでなく若い人にも人気があります。
認知症予防や交流を目的に健康麻雀を始める人も多く、ご年配の方には特に人気のある趣味です。
ぜひ、この記事を参考に健康麻雀で快適なシニアライフを送ってくださいね。