Contents
「老後の趣味にベランダガーデニングはどうだろうか?」
「マンションのベランダでもガーデニングってできるの?」
ガーデニングをするには広い庭がないとできないと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
この記事では、ベランダガーデニングのおすすめポイントや、始めるための準備について紹介します。
シニアに人気?ベランダガーデニングとは
ベランダガーデニングとは、マンションのベランダやバルコニーで行うガーデニングのことです。
ガーデニングを行う場所としては庭を思い浮かべるかもしれませんが、最近ではベランダを利用する人も増えています。
ベランダは日当たりや風当たりが良好なので、ガーデニングをする場所としてぴったりです。大きな庭がなくても、ベランダのあるマンションやアパートならガーデニングを楽しむことができます。
人気だけではない!ガーデニングの3つのメリット
シニアに人気のガーデニングですが、実は楽しいだけではありません。
ガーデニングを趣味にすることは、心や体の健康にメリットがあるといわれているのです。
1.心のメリット
ガーデニングには心や脳を刺激する癒し効果があるため、精神面に良い影響を与えるといわれています。
認知症予防にも効果があるとされており、老後の趣味にはうってつけといえるでしょう。
2.体のメリット
ガーデニングを行う際には頻繁に体を動かすため、自ずと運動不足が解消されるのです。
運動をするのが億劫な人は、ガーデニングを楽しむことで運動を取り入れると良いでしょう。
3.環境のメリット
ガーデニングで得られるのが、日光を浴びられる環境です。
日光には骨を強くする効果があり、骨折の危険を下げます。また、幸せホルモン「セロトニン」の分泌を促し、幸福感をもたらします。
ベランダガーデニングは誰でも始められる?環境チェック
ベランダガーデニングを始めるにあたって、環境を整えるのは失敗を防ぐためにも大切な要素です。
以下6つのチェック項目に従って、自分のベランダでガーデニングを問題なく始められるのか確認してください。
排水溝 | 隣のベランダとの境界付近にある場合は注意。排水溝がない・位置が悪い場合は、プランターの数やサイズ、位置の調整が必要。 |
---|---|
耐荷重制限 | 1平米あたり180kgの重量制限(注3)。超過しているとヒビが入るなどの不具合が出る可能性も。プランターや資材などを密集させないように注意。 |
避難経路 | 避難経路周辺に物を置かない。避難経路の有無を確認し、プランターを置ける場所があるかチェック。ベランダ内を整理して、避難経路の確保が必要。 |
室外機 | 室外機からの風や熱で葉が乾燥してしまい、植物に悪い影響が及ぶ。最悪の場合、枯れてしまうことも。室外機の前には植物を置かないように注意。 |
日当たり | 植物にとって日光は大事なエネルギー。ベランダ全面でなくても、一部でも日光の入る箇所にガーデニングスペースを作るようにする。 |
洗濯物 | 洗濯物の位置に注意。プランターを置きすぎて洗濯物が干せなくなることも。洗濯物を干すスペースを作った上で、ガーデニングの場所を検討。 |
ベランダガーデニングを始めるための3つの準備
ベランダガーデニングを始めるには、次の3つが必要になります。
その1.資材の準備
ベランダガーデニングに必要な資材を一覧にまとめました。
プランター |
|
---|---|
じょうろ |
|
スコップ |
|
鉢底石 |
|
その2.土の準備
プロの手で作られた培養土を用意すれば、初心者でもすぐにガーデニングを始められます。
培養土 |
|
---|
土が良くないと植物が水や栄養を上手く吸収できず、外気温の影響も受けやすくなってしまうので注意が必要です。
その3.植物の準備
ベランダガーデニングでは、虫がつきにくい植物や、水やりが少なくて済む植物がおすすめです。
虫がつきにくい植物 |
|
---|---|
水やりが少ない植物 |
|
環境に強い植物 |
|
虫が苦手な人には、虫よけ効果のあるペパーミントがおすすめです。
ベランダガーデニングで気をつけること
植物を元気よく育てるためには気をつけるべきことがあります。
ベランダガーデニングを始める際は、以下の2点を確認して事前に対策をしておきましょう。
1.虫対策
虫は植物の葉を食い荒らしてしまうので、植物を守るためにしっかり虫対策をしましょう。
虫は日当たりや風当たりの悪い場所、湿度が高い場所を好みます。
- プランターを日当たりの良い場所に移す
- 植物同士の間隔を空けて風通しを良くする
- 市販の虫除けスプレーなどを使う
ただし、虫除けスプレーが飛ぶと近隣に迷惑をかけるので、風のない日を選んで使用するようにしてください。
2.風対策
風が強いとプランターが倒れる恐れがあるため、強風の際にどう対応するかを事前に決めておきましょう。
- プランターを1箇所にまとめる
- プランターを室内に入れる
- 風よけアイテムを利用する
プランターを室内に入れる際は、新聞紙やレジャーシートなどを敷いて部屋が汚れないように対策しましょう。
また、軽量のプランターやキャスター付きのプランターなら、すぐに移動させられるので負担が減ります。
まとめ
限られたスペースでもできるのが、ベランダガーデニングの魅力です。
植物を育てることは人の心に癒しを与え、運動不足も解消してくれます。
ベランダガーデニングを通して、生活に新たな彩りを取り入れてみてはいかがでしょうか?